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mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

御朱印の転売があるらしい

2017年02月27日 | 思索と考え
 日が経っていますが、少し以前にテレビで見たことですが、昨今の御朱印ブームで、御朱印が転売され、さらにその一部が高額で取引される例があり、一部の社寺では御朱印の受付を停止するところもあるそうです。
 ちょっと信じられない一方、さもありなん、な感想です。
 御朱印ブーム、主に若い女性の間ではやっているそうで、「御朱印ガール」ともいう言葉があるそうです。
 どういうきっかけで御朱印がブームになったのかは分かりませんが、御朱印は、立派な堂々とした文字にその社寺の朱印を押して、参詣の証しとするものです。
 あくまで参拝の証しであって、御朱印だけが単独で存在するものではありません。

 しかしコレクションのジャンルとして御朱印となると、よくある御朱印や、珍しい御朱印というのが出てきます。
 コレクションの世界は、必然と需要と供給の世界、御朱印集めで自身で集めきれないものは市場(オークション)で入手することとなり、書体が立派なものや珍しいものには高値が付くことになります。

 御朱印を単なる「物」(特に有価物)としか見られない人は何でもないことでしょうが、御朱印は参詣の証しとして、神仏とご縁を結んだ証しでもあります。
 そのようなお品を、オークションに出品するのは無礼千万です。
 社寺の方がお怒りになるのは、当然です。一筆一筆に心を込めてお記しになられるのに、オークションで換金する、もってのほかの行為。
 なんでもオークション出品用で、一人が何枚も何枚もお願いすることがあるそうです。


 私が御朱印というものを最初に知ったのは、古い名鉄の資料からです。
 名鉄線の乗客誘致の意味もあり、沿線社寺に参拝に名鉄電車を利用して出かけてもらおう、ということで、参拝の印として御朱印を頂き、沿線社寺の御朱印帖に全ての御朱印を頂けた(満願)ら記念品を授与するというもの。
 5500形が、クリームと茶色の二色塗りの時代だった頃の資料です。
 その名鉄沿線社寺御朱印巡りの実施要項の資料で、「御朱印」というものを知りました。

 御朱印は、授かった人と神仏との間で結ばれるものです。
 代理で授けられる場合もありますが、あくまで本人の参詣です。
 御朱印は、見た目は図形でありますが、神仏との結びつきの証しとなります。
 ご縁を大切にしたいものです。

三位なのに銅メダルが貰えない・スポーツの世界のおかしなおかしな決まり

2017年02月23日 | 思索と考え
 今朝のCBCラジオ多田成男の朝からPONでの話題にありましたが、現在、札幌市で開かれている冬季アジア大会の女子スピードスケート1500mで、日本人選手が一位二位三位で、表彰式は日本人選手三人が上るのかと思いきや、三位の台には五位となった中国の選手だったそうです。
 文字の情報を検索したら、朝日新聞記事が見つかりました。
記事:3位なのに銅メダルもらえず 冬季アジア大会スケート

 これ、冬季アジア大会だけの規定で、表彰式には一国だけで独占させない、という不思議な規定があるそうです。
 この女子1500mでは、一位から四位までが日本人選手で、そこで五位となった中国人選手が表彰式三位の台に上り、そのまま銅メダルを頂いたそうです。

 この話題を聞き、釈然としないものが残ります。
 日本人選手の三位まで表彰式独占は、1972年の札幌オリンピック、ジャンプ競技でありましたが、アジア大会では、一国の選手で独占させることを避ける規定があるんだそうです。
 そんなもの、頑張った個人を表彰すべきところに国の概念を持ちこんでいる運営者の感覚があまりにも異常です。

 この女子1500mでは、五位の中国人選手が銅メダルを授与されましたが、記録の上では、一位から四位までが日本人選手、五位に銅メダルの中国人選手であるとのこと。
 こんな規定、選手のモチベーションに影響を与えやしないか。
 とかくスポーツ競技団体におかしな(理不尽な)決まりがあるものですが、まさにこれに極めり、です。

いつまで続く小池旋風

2017年02月08日 | 思索と考え
 ちょっと政治向きの話です。さほど得意ではないですが、気になる出来事でもありますので。
 東京都千代田区長選挙が、小池東京都知事と、千代田区選出の都議会有力議員との代理選挙だとマスコミで騒がれ、結果、大差で小池都知事が押す候補者が当選しました。
 この勢いで、今年夏の都議会議員選挙では、小池派とされる都民ファーストの会から、議席の過半数を遥かにしのぐほどに候補者を立てる、という報道がありました。

 まさに小池旋風ですね。

 小池支持者の方には申し訳ないですが、私は小池さん、好きではありません。
 マスコミのインタビューの際に、何か鼻にかけた受け答えをして、正面構えて回答する、というのが見られず、昨夏の知事選挙でもさして、支持する気にはなりませんでした。
 しかし、いざ当選すると、都政の闇の部分に光を当てるような、幾つかの出来事。
 これだけは、認めざるを得ません。

 そして都政の闇の結果となった、中央卸売市場の豊洲市場移転問題。
 豊洲市場問題は、マスコミで多く報道されていますので、ここでは詳細には触れませんが、少しずつどんな事情なのかが分かってきました。
 過日CBCテレビの番組に、豊洲問題のキーマンとされる方が出ておられ、お話されていましたが、恐らくはその通りなのでしょう。ウソはついていないと思います。

 そのキーマンの方のお話では、石原元知事は、数多ある都政の案件のうち、市場の移転の件は、さして重要視しておらず、担当の職員から報告があっても機械的に返事をしたりハンコを押していた乗田だったのだろう、ということだそうです。

 その話を視聴し、一度弊ブログでもどこかで書いた記憶がありますが、石原さんの自発的意思で土地購入に至ったのではなく、既定路線をそのままなぞり、最終的な決定を下したのが石原さんなのですが、その石原さん自身がよく覚えていないだろう・・・。
 まさにそんな感じだそうです。
 今日の報道では、委員会聴取に応じる、ということだそうですが、どこまで覚えておられるか。


 そして小池旋風ですが、小池さんというかたは対照的な位置となる敵を作り、自らの政治と言うか立場を確立していく方法だそうで、なので、小池さんにとって豊洲問題は、真実の追求より、政局に用いているフシがあるそうで、さもありなんお話です。
 小池旋風で、都議会選挙の候補者擁立ですが、この〇〇旋風で、候補者が多数立候補され、その多くが当選じたものの、その後dエコケてしまった例が、国政でも地方議会でも、幾つか例を見てきました。
 小池さんは今は勢いで動いていますが、豊洲問題というか広く中央卸売市場問題で、行方が見通せないまま時間が経てば、やがて期待が薄れてしまいます。
 その期待感が薄れた時、小池旋風がどうなるか、ですね。
 期待が大きかった分、何も見いだせなくなった場合、一つのポイントです。
 豊洲埠頭に移転するのか、築地を再整備するのか、どちらも大きなカケですし、小池旋風の分かれ目のような気がします。


宅配荷物を放り投げる・蹴るの行為の陰で

2016年12月30日 | 思索と考え
 先般、ツイッターでもリツイートされ、テレビワイド番組でも話題になっておりましたが、某宅配の配達員が、配達先不在によりいらついていたのか、荷送用の台車を投げ捨て、さらに持ち帰り荷物と思われる物品を投げ、さらに蹴とばす様子を捉えた動画が公開され、問題行動として話題にしておりました。
 この宅配運送事業者に問い合わせたところ、社の正社員とのことで、配達先が不在で、さらに何かとイライラが重なり、このような行動に至ったとのこと。
 配達員の行動も問題ですが、番組で言及するには宅配の環境の悪化もあるのでは、と。
 その中に配達を受ける先のお宅にも問題。

 不在票を入れるも、なかなか反応が無かったり、再配達依頼の指定時刻に不在となったり、さらには、宅配需要の増大も。
 宅配需要は、通販の急激な増加で、宅配扱い量が兎に角急増。
 生鮮食料品以外は殆ど通販ばかりで購入しているという人もいるそうで、通販での購入を行わない私にとっては、とても異次元の世界。
 おそらく、通販で宅配を利用している人は、年間どころか、月間で何度も利用しているのでしょうね。
 私には信じられません。パソコンどころかスマホの普及で、自宅のそれこそ何でもない部屋の一室で「あれ欲しい」と発注をかけて、品物を買い寄せる行為。
 便利だけの一点で、通販利用。
 その陰で宅配運送事業者は大変な思いをしているわけです。

 スマホの普及と同じく、宅配扱い量が急増しているそうで、通販を利用しない私としては、このユーザーの便利だけで通販。寒い中を届けてくださっているわけで、受け取り人の中には、配達される人にアゴで使うが如くの行動をされる方もいるそうで、そんなのが重なれば、配達員のイライラも重なるのかもしれません。
 少なくとも、配達された方には、労いの言葉の一つもかけたいと思います。
 それができる方が、通販を利用できる方だと思います。

カジノ法案は反対です

2016年12月17日 | 思索と考え
 既に各方面のマスコミで報道されていますので、ニュースソースは省略です。東山動物園の鳥インフルエンザ発生の中で、国では大きな動きがありました。
 IR法案、またの名をカジノ法案とでも言うそうで、これが国会で可決されたそうです。

 カジノ、早い話がバクチですね。私、博打だとか賭博だとかギャンブルには全く興味が無いどころか大嫌いなので、このカジノ法案は反対です。
 しかし政府が言うには、単に民間に博打場を認めるのではなく、IRとは「Integrated Resort」複合型集客施設だそうで、リゾート施設の一環らしいです。
 すなわち、例えばですが、11年前に愛知万博が開かれましたが、万博という期間限定ながら集客施設。その中でアミューズメント施設の一つとしてカジノ場を設けて、更なる集客を図り、地元経済効果を高める、というものらしいです。

 その部分だけを聞けば、尤もな感じはしますが、早い話がやっぱり博打容認です。

 二つの意味で反対です。
 一つは前述のとおり、博打自体が嫌いであること。単に博打だけではなく、射幸心を煽る風景などケバケバしいイメージがあるので、風紀的にも大嫌いです。
 二つ目は、カジノを行える場として、リゾート地。韓国の事例を出されていましたが、韓国のカジノはあそこ確か内国人(すなわち韓国の人)は入れなかったと思います。
 外国人旅行者を誘致し、中で遊んでもらい、お金を落とす、という趣旨だそうですが、日本国内に日本人は出入り禁止の施設ができることが、そもそも嫌です。

 このIR法案、維新が妙に力を入れているそうですね。
 維新、おおさか維新ですか。M知事がトップ。
 このMが激しい口調で、民進党を罵っていました。経済活動には無くてはならない、とか、反対する奴はアホだとか。
 このMは、警備の補助で沖縄に派遣された警察官が「土人」発言した際に、非難するどころか、「ご苦労」などと言った奴です。
 まぁ、立場上あのように言わざるをえなかったとは思いますが、あの発言で維新はほんの僅かですが、期待する面もありましたが、今や完全に維新大嫌いです。大阪都構想は、維新には反対であるものの、都構想だけは賛成な気持ちでいましたけど、これも今や怪しいものです。
 大阪としては、北港南地区、いわゆる夢州(ゆめしま)が2008年大阪オリンピックを当て込んで埋め立て造成したものの、オリンピックは開かれず、その後埋立地は殆ど利用されないまま、荒れ地として放置されています。
 そこで大阪万博計画が浮上し、会場をこの北港北地区の人口島にしたいという構想で、これにIR、統合型リゾートを開こう、という意思だそうです。


 私が嫌いな言葉の一つが、経済成長。
 もちろん経済は大切です。しかしこれは手段であって目的ではありません。
 経済とは「経世済民」の略語。世を治め、民を救うの意味で中国由来の言葉だそうです。
 あくまで、世の民のものであって、成長戦略だけではありません。
 人(民衆)の存在を忘れた経済は、経済ではなく、ただの金儲けです。
 カジノ、賭博って、誰かが負けてそのお金で買った人の懐に入るわけですね。
 その負けた人のお金で経済が潤う、というのは、事の本質が逆転しています。

 IR法案は通ってしまいましたが、私の中では今後もカジノは反対でいきます。

 グーグルマップの空中写真から、夢州(ゆめしま)。左の舞州とは、橋で、右の南港咲州とは海底トンネルで結ばれています。