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mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

京都市営地下鉄と市バス、保護者同伴の幼児は完全に無料へ・6月から

2015年05月28日 | 京都
 京都市交通局の地下鉄とバスは、幼児の運賃(局では「料金」と案内)について、6月1日からは同伴者(保護者)一人に対して、全ての幼児を無料にするとのことです。

 毎日新聞web版記事:京都市:市営地下鉄と市バス 保護者同伴で幼児みな無料に

 現在は同伴者(保護者)一人について、幼児二人までが無料を人数の制限を撤廃しようというもの。三人目からは小児運賃です。

 子育て世代の費用負担を抑えるのが目的とのこと。

 京都市交通局でも同じく案内がでております:http://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000182945.html

 これによれば、従来の解釈であれば、同伴者一人に対して幼児二人までが無料、ということですが、この交通局の案内では「保護者」に連れられて、とあり、その保護者とは父母など親権者だとのこと。
 なので、祖父母や、近所のおじさん・おばさんんに連れられて幼児が何人か乗る、というのはダメなのですね。こういう場合は、従来通り同伴者一人で幼児二人までが無料とのこと。

 無料なのは、あくまで保護者同伴とされているので、幼児の単独乗車は小児運賃になります。これは現行規則でもあります。

 この制度は子育て世帯の費用逓減とのことですが、京都市営の地下鉄とバスだけで、同じく京都市内の民間鉄道とバスは適用されませんし、幼児の小児運賃扱いについて、事業者によって違うので、その辺りを少なくとも地域ごとに統一されたいものです。

京都市・四条通の渋滞深刻

2015年05月03日 | 京都
 京都市では、「歩く街京都」を目指して、市中心部の目抜き通りである四条通の歩道が大変狭いので、車道を往復一車線分減らし、その分を歩道拡幅し、車道は路線バス優先通行とする工事が行われています。(だそうです)
 まぁ、これは予想できたことですが、「予想以上に渋滞が深刻」として、市民、特にバス利用者などから苦情が多いとのことです。

 Yahooのニュースから毎日新聞記事です。5月1日記事 京都・四条通:「まいった」予想外れ大渋滞 「GWは…」

 この四条通一車線化は、市中心部であることから、往復四車線のうち、歩道側一車線が、慢性的な違法駐車で占められ、一方で歩道が狭く、ゆったり歩くのもままならないことから、車道一車線(往復で二車線)を減らし、歩道を拡幅、ところどころに沿道の商店への配送車荷捌きスペースを設けるもので、バス停留所も集約させます。

 車線を減らすことから、単位時間の通行量は減りますので前後の区間で大渋滞が起きることは目に見えていました。
ところが京都市の計画では、自動車流入量を抑制することで、深刻な渋滞は起きないと試算していたそうです。
机上の計算ですね。

 大型連休の前半、遠方からの観光の自動車が多く流入して、激しい渋滞となったそうです。まぁあり得ることですね。

 遠方からの自動車流入が多い理由が、カーナビゲーションシステムにおいてルート検索で、四条通をルートに示すのが多いとのこと。そのため、京都市長が、カーナビメーカー各社に四条通をルートに出さない検索とするよう、プログラミングを変えてほしいと、要請を出しています。しかしながら、その四条通を検索結果に出さない新システムのカーナビが発売されるのが、今年秋ということで、それでも機器が全て置き換わるわけではないので、当分は、カーナビで四条通を示す製品が数多く走り回ることになります。

 youtubeに京都市バス、11系統で、四条西洞院停留所から四条河原町停留所まで東へ向かう系統の前面動画がありました。
工事区間よりも工事区間に入る手前で深刻な渋滞であるのがわかります。

【京都市】四条西洞院から四条河原町まで27分!?(京都市バスより)【FHD】

下鴨神社でもマンション計画

2015年03月03日 | 京都
 本日の中日新聞朝刊記事からです。京都市の下鴨神社(正式名:賀茂御祖神社)境内にマンションを建てるとの発表があったとのこと。

 記事スキャン画像です。


 この分譲マンション建設は、下鴨神社が今年式年遷宮で、その費用を捻出し、さらに次回の式年遷宮にも充てたいとのこと。
 場所は糺の森(ただすのもり)と呼ばれている区域の南側、研修道場や駐車場がある一角の9700平米。
東京の不動産会社に貸出し、今年11月にも着工し、2017年春に完成予定。
建物は三階建ての瓦屋根風となり、景観に配慮とのこと。

 式年遷宮には30億円の費用が必要とのこと。その費用には22億円を目標に寄付を募っているが目標には大きくちどいていないとのこと。そこで将来の神社運営のために安定した収入源が必要という。

 他のネット上での情報をまとめると、マンション敷地は借地で、年間8000万円が神社収入になるとのこと。50年の期限後はマンションを解体し、更地にして返却という。

 場所を確かめてみました。下鴨神社の敷地ですが、糺の森の南を通る御蔭通のさらに南で、あまり神社境内の雰囲気は無いところです。
この場所は写真に撮っていないので、グーグルSVの映像から借用しました。


 この場所は、戦後の一時期、ゴルフ場だったこともあるそうで、その後は駐車場になっています。

 神社境内のマンションというと、御所のすぐ東の梨木神社で現在施工中ですが、こちらは鳥居の内側、モロ神域で、こんなところにマンション造ってと反発を覚えたものです。
 今回の下鴨神社のマンションは、鳥居の内側ではないけど、すぐ北には地下水が育てたの糺の森があり、マンション建設で水の流れが変わりこの糺の森に影響がありやしないか、心配です。

梨木神社境内にマンション建設

2015年02月07日 | 京都
 京都市上京区の御所の東に「梨木神社」というお宮さんがあります。
 太古の昔から、のお宮さんではなく、明治維新後に建てられた神社で、明治維新に貢献したとされる三条実万と三条実美を祭神としたもので、境内の井戸からは京の三名水ともされる「染井」が湧いています。
 染井の他に、ここはハギの名所だとも聞いております。

 御所のすぐ東で、寺町通と御所に挟まれた細長い敷地、何となく御所続きのような感じのところですが、なんとこの境内にマンションが工事中です。
 本日、ツイッターでまさしく鳥居の内側で工事が行われている様子を見て、びっくり。

 マンション計画があることは以前から存じていました。
 具体的な動きがあったのが、2013年の秋だったそうで、当時の京都新聞にも掲載されたそうです。
 その頃は、私は退院直後、あまり京都新聞のwebをよく見られなかった頃です。

 要するに、梨木神社の社務所や本殿改修費用が出せないので、敷地(神社境内)を定期借地権付きで貸与し、その費用で神社本殿や社務所の改修を行う、ということです。
 この計画を神社の上部組織である、神社本庁に具申したら、反対の立場をとられ(そりゃぁそうです)、神社本庁から脱退してまで、マンション計画推進に動いた、ということだそうです。

 一度だけ、この梨木神社に行きました。
 ここを目的としたものではなく、東側にある蘆山寺が東北院跡だということで、旧跡を訪ねて。
 その際に、こんもりした森を見つけ、御所の一部かと思い、中へ入ってみたら、お宮さんだったというものです。
 そこに染井の井戸があり、以前読んだ麻生圭子さんのエッセイに出てきた、京の三名水の一つ、「染井の水」で、ここがその梨木神社だったと知った次第です。

 染井の井戸と鳥居以外はあまり写しませんでしたが、この鳥居の奥でマンション工事が行われています。

参道の突当りが本殿。

ここ、今日のツイッター画像で。


 まさしく参道上に造られています。
 この鳥居の奥は、全て森ではなく、一部が駐車場になっており、その空間に目を付けたのだと思います。

 しかし、鳥居の内側です。
 鳥居の内側は、神聖にして侵すべからず、の世界だとおもうんです。
 神社としても、先立つものが…というところでしょうが、なんとかならんものでしょうかねぇ。

 こうした本殿や社務所の改修などの費用は氏子区域の各家に寄進が求められます。
 京都市のど真ん中ですし、昔の様に大店の旦那様も少なくなり、寄進が求めにくくなった、早い話が昔と社会的環境が変わってしまったというのもあります。

 またマンションに住まう側から考えても、定期借地権ということは、いずれはここを解体しなければなりませんし、借地権満了の節はマンションを解体し、元の境内の森にするそうです。
 ということは、孫子の代までマンション、というわけにはいかないものです。
 そんなの購入して大丈夫なのかなぁ。

 神社敷地を少しずつ切り売りしてきた話はいくつかあり、その結果が現在の町の姿でもありますが、なんだかなぁと思います。絶対反対!と唱えても、既に工事は行われいますし、「じゃあ本殿・社務所の改修費用はどうするの?」という現実問題があり、いろいろ検索したら、「仕方がない」というしぶしぶ肯定派が幾分多く見つかりました。

 こうして、多く検索したものですから、グーグルアドセントに認識されてしまい、あちこちのwebページにこの梨木神社に建つマンション広告が表示されるようになってしまいました。サブのブログにも現れ、大迷惑ですし不愉快です。

境内の染井の水。



この水脈もマンションが建って、大丈夫だろうか。

 尤も、近くには、府立医科大学図書館や講堂などの建物が建っており、水が変化なく枯れていないところをみると、大丈夫だと思いますが。

***2月9日画像追加***
 京都御苑の中から見た大文字さん。

画像左に見えるのは府立医大の講堂だろうか。
この方向で、府立医大の講堂の手前に造られています。
マンションは、この林より高くはならないそうなので、御所(京都御苑)の中から大文字さんは見られるようです。

琵琶湖疏水を行くクルーズ試験運航が3月にもあるらしい

2015年01月27日 | 京都
 昨日1月26日付、京都新聞web版からです。琵琶湖の水を京都盆地に導く「琵琶湖疏水」の水路をクルーズ船で行く事業の試験運航を3月から始めるそうです。

 記事はこちら。http://kyoto-np.jp/sightseeing/article/20150126000158

 琵琶湖疏水というのは、明治維新で天皇の東京移転などで経済的にも沈滞が大きかった京都の経済を立て直すべく、琵琶湖から水路を導き、その水路で殖産興業など経済に寄与すべく、1890年(明治23年)に完成させた水路です。
 その逸話は何度も読み、その壮大さから、いつかはブログで書きたい思いつつ、壮大過ぎてなかなか文章になりませんでした。
 ただ琵琶湖の水を京都盆地に導くだけではなく、この水路を用いて、通船を行い、物資の運搬にも用いられました。
 物資だけではなく、当初は旅客(船なのか便乗なのかは?)も乗れたそうで、今年は第一疏水が完成して125年にあたり、先人が作り上げた歴史遺産を多くの人に知ってもらいたい、とのことだそうです。

 この琵琶湖疏水は現在は京都市水道局が管理しており、水道施設管理区域なので、人は容易に近づけません。
 水道施設なので、水道局の保守用の船が日常的に行き来しており、その船に乗船する形だそうです。

 試験運航は3月28日から5月6日までの土曜日祝日。一回で6人が乗船。
 コースは、第1疏水の大津から蹴上(7.8km約1時間)、大津から山科(4.2km約30分)、山科から蹴上(3.6km約30分)の3コースで、大津から京都方向のみで実施とのこと。
 乗船場は、大津は第1トンネル入口付近、山科は安朱橋東詰、蹴上は旧九条山浄水場ポンプ室前。

 参加人員は一日当たり72名、費用はコースにより、1000~2000円。

 この琵琶湖疏水は、水路沿いに桜の木が多く植えられており、3月から4月上旬にかけての運航では、桜満開の下を船で行くことになりましょうか。

琵琶湖疏水、蹴上の第3トンネル京都側出口。


この辺りに乗船(下船)場が作られるのでしょうか。


京都盆地と蹴上の琵琶湖疏水は高低差がありますので、船はこれに載せて上り下りしていました。