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mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

白川沿いの抜け道対策で東山三条交差点右折規制解除・期間限定・京都東山

2016年02月16日 | 京都
 京都新聞web版からです。京情緒あふれる東山区の白川沿いの道路が、抜け道になっていることから、その一因となっている東大路から三条通蹴上方面へ向かう自動車が、東山三条交差点の右折禁止を解除したとのこと。
記事:京都・東山三条の右折解禁 抜け道解消策に渋滞懸念も

 あの白川沿いですね。柳の木が並んで、水嵩の低い白川が流れます。
 しかし道が狭い割には、なにやら自動車が多い、という印象で、ここ訪れたのは、何かの徘徊で行った一回だけです。
 自動車の走行速度からして、明らかに抜け道だとみました。
 はっきり言って、とても迷惑です。
 たまに訪れる私でこうですので、地元の方は本当に迷惑でしょうね。私の自宅前も抜け道になっていますので迷惑しています。

 こんな白川西筋を通るのは、東大路通を祇園方面から蹴上方面へ行く場合、東大路通から三条通へ行くには、東山三条交差点が南から東への右折が出来ず、結果、知恩院前から右へ入り白川沿いの情緒ある道を抜けて、三条通へ出ます。
地図です。Mapionから


 そこで、東山三条交差点の右折について規制解除をするものだそうです。直接的には東大路通に架かる橋の架け替え工事で車線数が減ることによるもので、工事終了の8月中頃まで右折禁止が解除されることになるとのこと。
グーグルストリートビューから、東山三条交差点手前で、東大路通を北へ向いて。


 今後はどうなるのか記述は無いですが、仮に右折規制が常時解除されても、白川西筋の通過交通はさほど減らないと思います。
 こんなこと申すのはナンですが、運転者の心理として、途中の状況よりも1秒でも早く、1mでも近い道を通りたくなるそうです。
 知恩院前から斜め北東方向に向かえば、明らかに距離が近くなりますし、東山三条交差点が右折可能になっても、交差点ですので、対向の直進車待ちで、早いうちに右折しておいて、白川西筋を抜けようとする心理がはたらくと思います。

 歩く街京都を目指すなら、白川沿いの狭い道は、通過交通は認めず、通行可能な車両も速度を歩行者に合わせる必要があると考えます。

京都市長選挙では四条通歩道拡幅は争点になり得なかった

2016年02月11日 | 京都
 2月9日の京都新聞web版からです。7日の京都市長選挙は、盛り上がりに欠け低投票率で現職が当選しましたが、候補者の中には、四条通の歩道拡幅工事の中止、元通りに復元する公約を出した方がいたそうです。
 そこで四条通の歩道拡幅についての賛否をも反映するものとみられていましたが、出口調査の結果では、歩道拡幅についての賛否は並んでいたそうです。

記事:四条通歩道拡幅は賛否並ぶ 京都市長選投票分析

 京都市役所のwebページによれば、四条通の歩道拡幅工事は昨秋でほぼ完成とのことですが、工事が始まった昨年春は大渋滞が起きたそうです。
 ラジオでも出演者の中には「止めてくれ」「なんであんあことするのだ」という発言もあり、自動車に乗られてる方からは歩道拡幅-車道減少は大きな不満としてあるようです。

 京都市の進める、歩いて行ける街づくりの一環としての歩道拡幅でなのですが、四条通の地元となる下京区の一部投票所で、反対が賛成を少し上回ったという程度とのこと。

 四条通は中京区と下京区の区境ですが、京都市独特の町割りから、四条通自体に区境というものではなく、通りを挟んだ両側町が基本の京都市、四条通の町が下京区になり、一応下京区が地元なのですが、中京区にも隣接して各町内はあります。
 この道路渋滞で困るのは、地元なのか、通過交通となる、他地域なのかどちらなのだろう。
 それぞれ渋滞で困る理由はありそうです。

 ただ言えるのは、四条通の件は、全市的な争点にはなり難い事柄でしょうか。

 選挙が終わったので、なんぼでも言えますが、市長選候補者の中には、「京都市を日本の首都に」という方がいてはりました。
 聞くところによれば、有名な候補者だそうで、毎度このような主張をなされているそうです。
 考えてみればわが国日本は、明確に首都を定める法律は無く、この候補者のお考えは、天皇に京都にお戻りいただき、官庁街も京都で復活させたいのだそうです。
 かつての京都繁栄の再興ですね。

敬老パスが争点の一つらしい・京都市長選挙

2016年02月05日 | 京都
 京都新聞web版記事からです。7日の投票となる京都市長選挙の争点に敬老パスを今後どうするのか、があるそうです。
記事:敬老乗車証どうする? 京都市長選で論争

 敬老乗車証は営業施策ではないので、どのような条件で、どのように使う(使え)、のかがなかなかわかりませんが、その費用を一般会計から拠出していますので、財政的にも負担は大きいものです。
 名古屋市の敬老乗車証は地元のことでもあり、細かいことが分かりますが、何年か前の名古屋市版事業仕分けで、仕分け対象になり、事業の見直しという判定が出ました。

 京都市でも財政事情は似たようなもので、この新聞記事でわかりましたが、敬老パス交付の際は所得に応じて数千円から一万五千円の負担があるそうです。
 この高い方の応分負担は、名古屋市よりも金額が大きいですね。名古屋市は最高額で5000円です。
 乗車の際はそのまま乗車でき、一部負担が無いのは名古屋市と同じです。

 ただ京都市の場合は、全域に市営交通があるわけではなく、民間バスしか通っていない地域があります。しかも山間部で、対キロ区間制の運賃区間。
 京都市の敬老パスは、全て同じ仕様(様式)で、対象者が誰でもどの区間(民間バスを含め)も利用できるのか、地域を限っての敬老パスだったのか、詳細は分かりません。

 選挙中なので、深く言及すると引っかかる恐れがありますのでこの辺にしますが、敬老乗車証をどうするのかは、どの地域でもいろいろ問題が現れてきます。
 財源はどうするのか、が一番大きい。
 しかし福祉対策は後退させたくない。そのせめぎあいです。

・・・ただ一宮市民からすれば、一宮市は敬老パスがありませんので、この種の論議を見聞きするたびに地域差を感じています。

現在の京都と平安京時代の京都のオーバーレイマップ公開

2016年01月07日 | 京都
 京都新聞web版からです。現在の京都市のある場所が、平安京の当時ではどこだったのかが分かるオーバーレイマップが公開されたとのことです。
記事:「平安京ウェブ版マップ公開 今の京都と比べてみて

 早速、使ってみました。面白いです。南区の九条通近くにある羅城門から北へまっすぐ伸びる朱雀大路、幅は大変広く雄に100mはあろうかという大路。名古屋の久屋大通が、公称100mの幅ですが、実際には中央の約70mは公園ですので、あの幅全てが「道」という正真正銘の大路。途中には、今の梅小路機関区の扇形庫がすっぽりと入り、今の二条駅から少し北の所で大極殿の朱雀門。

 こうした昔の京都の様子を示す、オーバーレイマップは、昭和7年ごろの地図を現代の地図と重ね合わせて見られるオーバーレイマップがあり、今の京都市に残る古い建造物が、昔は何だったのかがよく分かります。

 地図好き、歴史好きとして、こうしたオーバーレイマップはとても有力なツールです。

 平安京オーバーレイマップはこちら。平安京オーバーレイマップ
 昭和7年頃のオーバーレイマップはこちら。京都市明細図オーバーレイマップ

 試してみてください。面白いですよ。

京都市北部の山岳地帯・国定公園「京都丹波高原」指定へ

2015年11月11日 | 京都
 京都新聞web版記事からです。京都市北部の山間地域から奥丹波・由良川、桂川上中流地域の国定公園指定で、「京都丹波高原国定公園」としたということです。

記事:名称「京都丹波高原」に 由良川・桂川上中流域の国定公園
環境省の報道発表:http://www.env.go.jp/press/101505.html

 この地域は有名な北山杉の産地でもあり、愛宕信仰の松上げ行事や、美山町のかやぶきの里など、自然豊かな地に固有の文化、それに伴う景観、これらを一体的に保護・利用していこうというものだそうです。

 京都市は奥が深いです。
 都市部の旧市街地も文化が奥深いですが、市域としての京都市も、左京区の花背や広河原、右京区の旧京北町地域は、一種独特の雰囲気を持っています。
 実際に行ったことがありまして、「丹波」を強く感じた地域です。

 それらの地域が国定公園として一体的に保護されることに。
 左京区の一番奥まった広河原地区は、元をただせば、京北町の前身と同じく、北桑田郡黒田村。黒田村を含んだ6町村が合併し京北町として発足したものの、大字広河原だけが京都市左京区に編入されました。
 この広河原が京北町から分離したのは、山間地域を隔てて京北町の中心部との繋がりよりは、谷筋を経て、花背峠を越えるものの、京都市との方が交通便利により、京北町から京都市に編入された、と伺っています。
 国定公園「京都丹波高原」に指定されれば、国定公園の繋がりとして、元に戻る、ような感じがします。

 ちなみに、国立公園と国定公園の違いですが、風光明媚な自然公園のうち国が定めるもので、国の予算で保護管理します。
 対して、国定公園は風光明媚な自然公園で、国が指定するのは共通ですが、保護・管理する団体が都道府県です。

 京都丹波高原国定公園となる地域の一つ、京都市左京区広河原地区。画面中央を流れる川は、桂川です。


 京都市右京区、宕陰(とういん)地区。
 バスの最前面から。京都市内ですが、バスは市中心部へは行かず、山陰本線、南丹市の八木駅からの路線です。
 こんな道幅ですが、国道です。477号線。


 丹波地区は奥が深いです。