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mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

ランの館をどうする?・ランの館活用検討委員会初会議

2012年08月04日 | ランの館

 名古屋市の有料都市公園施設「ランの館」。愛知県がランの生産高日本一を背景に1998年に開館したこの施設、ここ数年の入館者数が伸び悩み、一方で一般会計からの繰り入れが年間で1億円を超える状況で、昨年の名古屋市行政評価外部評価(事業仕分け)で、市民判定員からは廃止との判定が出されてしまいました。

 名古屋市ではこの判定を尊重するとしており、そもそも市総務局の意見として“廃止ありき”な文言が並び、名古屋市としてランの館の運営を止める事は既定方針になっており、今年5月には民間に貸すなり渡すなりし、市としては2014年3月末をもって廃止・閉館する方針であることが明らかになりました。

 そこで問題となるのが、民間に貸すなり渡すなりしても、どのような施設とするのか、その方向性を定めるのに、今回発足した「ランの館・活用検討委員会」なのだそうで、その初会議が昨日、ランの館にも程近い中土木事務所の会議室で開かれ、会議を傍聴して参りました。

 

 委員の方は総7名。このブログではお名前は控えます。学識経験者4名、地元代表2名、行政1名の陣容。最初に委員長を選出し、事務局からの報告に対し、委員からの意見を出すという、よくある会議。今回は初会議で、事務局からの現状報告が主なものでした。

 その中で配布資料に記されていない数字で気になるものが幾つかありました。今、夏になるとランの館ではビアガーデンを開いています。その数が毎年、7~8000人ほどだそうです。ただこの人数が入館者に含まれるのかどうかは分かりません。

 またランの館は毎週水曜日が休館日で、水曜日を選んだのは、近くの松坂屋百貨店が当時、水曜日休みでそれにあわせたものだそうです。ランの館来館者の主な層と考えられるご婦人方が、松坂屋とペアでお越しになられるのが多いだろうとのことだそうです。

 

 全体の印象としては、委員の意見は、花の「ラン」にこだわりすぎですね。確かにランの館と名乗ってはいますが、その実、ランばかりではないのは行けば分かることです。会議終了後、視察に行きました。私がランの館の年間観覧券を購入している大きな理由は、このランの館が寛ぎ空間だからです。ランを中心に暮らしの中にお花をどう活かすかそのモデル展示、更にそれらを含めたハイセンスな雰囲気(で読書ができる・・・マイ書斎・・・)、都会のオアシス。そんなところからなのです。

 それをランの花だけだったら、東山植物園と差別が計られないかとか、昨年の事業仕分けで出てきた意見等と同じものでした。ただ今回は、存在そのものを否定するものはありませんでしたね。ある委員は名古屋市の自信作としてこの施設を活かしたいとも発言されました。

 事務局側から貸与でも売却するにも、次のような制約があるとのことでした。

  • 都市公園法の主旨があり、法の目的とする施設しか出来ない
  • 都市公園の廃止は出来ないので、土地の売却は行わない
  • ランの館は地下に堀留下水処理場があるので、影響を与える建物は出来ない・・・地盤厚さ2m。今回知りました。
  • 結果、建蔽率もあり、事実上新たな建物は設置できない

 そうしてこの会議、全4回を予定し、次回に市場調査の結果を踏まえ、施設の方向性を検討。3回目に具体的な管理運営の検討及び公募の方法。4回目に公募内容及び条件の整理。となっています。

 今回は初回として会議発足の理由と、現状把握、課題抽出で傍聴に行ってみました。でも多分2回目以降は私は傍聴には行かないと思います。

 私からもランの館の常連客として幾つか問題点を持っていますが、それはまたいずれかの機会に。(案外近い頃に書いたりするかもしれません)

***8月4日追加
 案外どころか翌日、早速書きました。私が感ずる問題点です。
 http://blog.goo.ne.jp/mitake3067/d/20120804


「ランの館」2013年度末閉館は至極残念

2012年05月12日 | ランの館

 4日前の5月8日、出かける前に新聞を一目見て、大きなショックを受けて急遽ブログ記事に書きました。「ランの館・2013年度末廃止」。8日は時間がなくて書けなかった私の存念です。
2012年5月8日投稿:ランの館2013年度末廃止へ・集客見込み薄く・名古屋市方針(新聞記事スキャナ画像あり)

 ランの館は、愛知県が国内での洋ラン生産一を誇っており、いつでもランを楽しめるように、そして行楽だけでなく勤め帰りにも気軽に寄ってランを愉しんで頂けるようにとの趣旨で、1998年5月に開館したものです。構想自体はかなり以前からあったらしく、瀟洒な外観は、バブルの残り香を芳せます。

 中は大温室、中庭、モデル展示棟に分れ、大温室にはランの花の他、熱帯で育つ花などが生育されています。中庭はその名の通り中の庭で、周りはビルの屋上看板が見えるものの、池あり芝生ありで、心地いいオアシス。モデル展示棟は部屋が四つに分れ、ランだけでなく、暮らしの中にどうお花をアレンジするのか、そんなモデルを展示しています。

 私はお花も好きですが、このモデル展示棟のとある一部屋がすっかり気に入り、本を持ち込んではここで読書。平たく言えば私の書斎にしています。

 実はこのモデル展示棟を書斎にしてしまうほど入館者が少ないのが実情なのですが、そもそもこうした施設は人が多くて賑わいすぎては、本来の価値が見い出せませんね。賑わっていればそれはそれで嬉しいものですが、でも「あそこにランの館がある、いつか行こう」と思えるだけでも十分存在価値があると思うんです。

 昨年の事業仕分けで、仕分け人と所管局の間で意思の乖離が見られました。「なぜそこまでランが必要なのか?」という仕分け人の疑問に、「緑化政策として情報発信もある」と所管する緑政土木局。どちらも無理がありますわ。ランの館は「ラン」と名乗っていますが決してランだけでなく、暮らしとお花を組み合わせた在り方を示していますけど、それは情報発信とは違います。

 要するに本当の意味で必要な理由は、表面には現われないんです。どうしても「然々な理由で・・・」とその理由を明確化にし、かつ費用対効果がみられなければ事業推進は行いにくいです。こんな意見もあります。

  • こうした一部の愛好家のために公費をつぎ込むのは、如何なものであろうか。必要性ありと判断されるなら、それは民間で運営して行くべき性質のもの

至極尤もですね。何もかも「お役所に運営させておけばよい」という時代は過ぎています。本来なら心の余裕を創出する社会でありたいものですけど、それは許さない時代なのでしょう。決して廃止に賛成できないものの、こんな時代では運営するのが困難なのも分ります。

 少し画像を。エントランスから小展示室を抜け、大温室(アトリウム)で最初に目に入ります。

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 青い色を出すのに成功したそうで、今はこんなランも展示されています。

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 モデル展示棟の一室。今はステンドグラスの作品展示を行っています。

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 サンルーム。この部屋は人気があります。

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 そして図書室。私の指定席から。本来ならこのテーブルにお花が活けてあるはずですが、この日はありませんでした。

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***関連記事
 2011年9月11日:「ランの館も名古屋市の「事業仕分け」へ
 2011年10月24日:「ランの館は「廃止」の判定・名古屋市の事業仕分け」(評価資料のリンクがあります)

 さて、さしあたっての私個人的な気になる点。閉館は2014年3月末になるでしょう。私の年間観覧券(年パス)期限が12月下旬になっています。今年もその頃に次の年間観覧券を買うでしょう。するとさらにその次、2013年12月下旬から有効のもの、どうすべきか。実質、三か月分しか使えません。三か月のために年パスを買うべきか。それとも日割りで払い戻してくれるとか。

画像撮影:2012年5月10日


ランの館2013年度末廃止へ・集客見込み薄く・名古屋市方針

2012年05月08日 | ランの館

20120508ran  本日の中日新聞朝刊一面記事からです。名古屋市中区のランの館。これを2013年度末で廃止する事を決めたそうです。2013年度末、つまり2014年3月末日ですね。(→記事クリックで拡大)

 開館当初の人気が定着せず、近年は年間14万人前後に。昨年度は名古屋市からの事業費が1億1000万円が支出されていますけど、その費用対効果が疑問で、昨年の事業仕分けでは仕分け対象とされ、廃止と判定されました。

 その後、市では慎重に存廃を検討したものの、結局は事業継続の見込みは難しいとのことです。5月中に民間シンクタンクを通じ、新たな事業展開に関する調査を開始し、民間事業者の参入する関心度を調べるとのこと。つまりこれは建物などの施設有効利用を考えているわけですね。事業仕分けでもそのような議論が出ておりました。

 すいません本日は遠方へ(上方~)出かけねばならず、取り急ぎの投稿です。詳しい内容や私の考えは、帰宅後に追記か別記事で書きます。

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***2012年5月9日午前1時追記
 先ほど戻りました。帰宅後、他の情報を検索したところ、毎日新聞の記事は「運営を見直し廃止も視野に」とあり、中日記事と若干ニュアンスに違いがあります。

 本記事の表題を少し変え、中日記事のスキャナ画像を大きくしました。このランの館廃止について私の存念は後日、別記事で書きます。


春はランのお雛様・ランの館で

2012年03月02日 | ランの館

 久しぶりにランの館でのブログ記事。毎年この時期、ランの館らしく「ラン」で着飾ったお雛様が展示されています。そして河津桜も。今週初めに見てまいりました。

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 顔の部分がランのお花ですね。

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 胴の部分は美しい和紙で仕上げられています。

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 使用したお花。

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 そして河津桜。ランの館で栽培されているものだそうで、鉢植えでこの時期しか外に出されないんです。

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 和傘と腰掛が置かれて、お花見の雰囲気です。

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 その後ろでは・・・。

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 この女官たちについては次回ですね。ランの館のおひな祭りは、3月6日まで。

撮影:2012年2月26日


ランの館・クリスマスイルミネーション2011

2011年11月22日 | ランの館

 今年もイルミネーションの季節になりました。春先の地震もあり、あまりその気分にはなれないですが、季節は季節、風物詩は風物詩。いつもの名古屋市のランの館では、11月19日からイルミネーションがはじまり、20日行ってみました。

 名古屋市の事業仕分けで、ランの館は廃止と判定され、事によっては今年が最後となるかも・・・との思いもある中でのイルミネーション。行ってみたら、あらら・・・。

 まず入口。門の所まで電球(LEDです)があり、気合が入っています。

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 そしてエントランスホールを通り、大温室へ入り、天井からの星降る雰囲気のイルミネーションは良いのですが・・・。

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 肝心のランで出来たツリー、例年と違って灯りの色が変わりません。どうした。

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 しかもこの大温室(ランの館では“アトリウム)”の中、この季節らしいディスプレイは天井からの星降る灯りとこのツリーだけ。雪だるまとかクリスマスらしい演出はなし。どうしちゃったの?ランの館。

 上の画像とはホワイトバランスを変えて写してみました。

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 一寸がっかり気分で中庭へ出てみると、芝生広場は綺麗に灯りで装飾されていました。

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 これ、目の悪い私がここで目線を動かすと、チカチカします。なにしろ毎秒120回のちらつきがありますからね。離れて見るには、綺麗な光景です。

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 変わったところ、池も変わりました。池から飛び出すサンタと、浮かんでいるフロートが無くなり、こんな水上イルミネーションになっています。これ、普段は真中のツリーだけが点っていますが、約5m離れた二つのスイッチを同時に押すと、こんな感じに光ります。

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 約5m離れたスイッチを同時に押す・・・、そうカップルの方を前提にしたオブジェ。一人で来た人は操作できません。

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 池の反対側から。モデル展示棟の屋上に小さなツリーがあり、中庭とあわせて、こうしてみると立体的ですね。

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 しかし、今年のランの館のイルミネーション。厳しい感想を申し上げると、例年の印象があるからなのか、ほのぼのとした雰囲気や、心の優しさが少なくなっていますね。雪だるまとかサンタクロースの人形が見かけなかったのがそれ。大温室も、天井とランで飾られたのクリスマスツリーだけがイルミネーションで、他はポインセチアが多く並べられている他はいつもの通り。逆に考えれば、お花とクリスマスツリーを楽しむ、というところなのかもしれません。

 でもね、明りだけのイルミネーションでしたら、街中の商店街で十分楽しめます。やっぱりランの館ならでは、というのを期待していたのですけどね。