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mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

稲沢市コミュニティバス・一部経路変更

2008年12月19日 | 稲沢市コミュニティバス

 昨12月18日、稲沢市地域公共交通会議が開かれ、傍聴に行って参りました。前回の会議では「コミュニティバスを走らせようの会」と称する方々など何人かきていましたが、今回の傍聴は私一人。内容は、稲沢市コミュニティバス利用者アンケートの集計結果と利用状況についてと、運行事業計画の変更についてです。

 先に事業計画変更について書きますけど、この事業計画というものは「路線(運行ルート)」「停留所」「折返し位置」「運輸拠点となる事業所」を定めて運輸局の認可を得るものです。今回は稲沢市コミュニティバスが運行する上で運輸上起こり得る不都合な箇所を避ける為に経路を変更するもので、一箇所の停留所の移設を除き停留所の新増設はありません。つまり走る道筋を変えるだけなのですが、地域公共交通会議に諮り賛同を得て認可申請に至るという少々面倒な手続きとなっています。

 この経路変更は来年の3月2日より施行。全部で10箇所で経路変更と田代団地北停留所の位置変更です。運行距離の増減は殆ど無く、時刻の変更は行われないとの事ですが、私の考えは、一部の経路変更箇所では区間所要時分が増大することも考えられ、その周辺の停留所では1分程度の変更があってしかるべきと考えます。

 田代団地北停留所は街路灯が無い農道にあり、日没後は周辺が暗く、利用者の交通安全や犯罪を考えての移設ということです。

 次に(会議では先に)利用者アンケートの結果と利用状況が報告されました。詳細はこちらに記載されている、11月27日開催第10回地域公共交通会議幹事会の資料通りなので省きますが(いずれ12月18日の資料もアップされましょうが、内容が殆ど同じでした)、私が気になった点は祖父江地区コミュニティタクシーの惨憺たる結果でした。

 祖父江地区コミュニティタクシーの利用者人数報告があり、7月11件25人(無料期間)、8月1件1人、9月4件4人、10月7件8人、11月5件5人。このコミュニティタクシーは東西幹線に接続させ祖父江地区の末端輸送を行う趣旨で設けられ、利用の前日までの予約が必要です。しかし利用する立場から考えると「前日までの予約」が極めて使い辛いものですが、逆に言えばこの5ヶ月間で28件の面倒なことをして乗られた方がいるのですね。

 資料には往路と復路の乗車区間が記載されていますが、基本的に泊りがけでは無い限り往復利用が考えられますがそれが一致せず、復路(祖父江の森→祖父江各地区)の利用がとても少ないことから、往路はコミュニティタクシーに乗られても復路は別に確保して帰られているのでしょうか。

 12箇所ある祖父江地区の乗り場のうち、山崎、ナビタウン、野田北の三箇所は利用が0人、中牧、富士美ヶ丘、西鵜之本、長岡の四箇所はこれまでに利用が1人づつでした。このコミュニティタクシーの予約制度は一刻も早く止めるべきで、ルートと時刻をある程度定め、乗車の10分前程度までに連絡を入れる「デマンド」方式が良いのではないかと思います。出来れば祖父江地区にも定期運行バスを走らせたいところですが…。

 
関連エントリ
祖父江地区コミュニティタクシーの利用者数、2009年1月までの数をこちらに纏めました。
2009年3月3日投稿:「祖父江地区コミュニティタクシーのテコ入れ

2009年6月17日投稿:「祖父江地区コミュニティタクシーはどうすればいいのか
2009年8月1日投稿:「祖父江地区コミュニティタクシー・予約時間変更か


稲沢市コミュニティバス・ダイヤ改正

2008年07月25日 | 稲沢市コミュニティバス

 7月1日から運行が始まった稲沢市コミュニティバス、弊ブログで12日に紹介いたしました。
 
 運行を開始し、実際にお客さんを乗せての場面で起こる様々な要因で、東西幹線15~20分、南北幹線約30分の遅れがみられていたそうで、8月1日に早速ダイヤ改正をすることになりました。
 
 遅延の要因として、計画段階での時刻査定と道路の状況が一致していなかった他に、
 
1,ジャンボタクシーの車両のため、旅客が完全に着席しないと発車できない
2,満員の際には続行便の手配を行うため、それの連絡に時間を費やされ、さらに旅客にその旨の案内をしなければならない
 
このような状況で遅延が多く発生していたそうで、ダイヤ改正の運びとなったわけです。さらに、
 
3,時刻査定の段階では自動車(所謂マイカー)で制限速度通りに走った結果で時刻を盛った
4,その時刻も当初計画ではバス(小型or中型バス)を想定していたことで、ジャンボタクシーであるが故にの所要増は想定していなかったこと
 
ということであるそうです。
 
 8月からは一回200円の有料運行に移ります。あまりに遅れていたりすれば旅客は見向きされなくなる恐れがあり、中部運輸局からの指導もあって、軽微な変更(運行時刻の変更)とするに至ったとの説明が地域公共交通会議でありました。

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稲沢市コミュニティバス

2008年07月12日 | 稲沢市コミュニティバス

Img_0148_3    今月より、愛知県稲沢市で稲沢市コミュニティバス 運行を始めました。そこで親類がいる旧祖父江町へ向かうのに、若干回り道ではありましたが、調査がてら乗車してみました。
 
 稲沢市コミュニティバスは二つの系統と、旧祖父江町地区の数箇所から東西幹線の「祖父江の森」とを連絡するコミュニティタクシーがあります。東西幹線は一部が旧名鉄バス祖父江線(国府宮~片原一色)の廃止代替もあり、南北幹線は一部がかつて名鉄バスが走っていた経路を通りますが、大部分は新たに走る区間です。
 
 東西幹線と南北幹線は、 画像の通りジャンボタクシーの車両を用います。旅客定員9名で、これを上回る旅客がいたときは運転士が車両の手配をすることになっており、その場合には通常のタクシー車両が来ることになっているそうです。祖父江地区コミュニティタクシーは通常のタクシー車両です。
 
 さて私が乗りました東西幹線、 Img_0152_5 系統としては下津が始発ですが一部便のみの運行で、乗車当該の便は稲沢駅西口が始発でふれあいの郷行き。前記の通り定員を溢れたら何のために来たのか分からないので始発からの乗車です。しかし私の他に2名の乗車で意外と少なく、市立図書館、市民病院と停まって、国府宮駅前で定員に達しました。
 
 保健センター、市役所と道路を外れて構内に入るものの、乗降は無し。アピタ新稲沢店停留所で半分の方が降りて1名乗車で、車内は空席が目立ち、旧祖父江町に入って尾西病院前で乗車と降車1人ずつ。祖父江口、祖父江支所前と祖父江町の中心を通って、大部分の系統が終点となる祖父江の森へ。構内に入るかと思ったら乗車降車のいずれも無く道路を直進し、もう一度祖父江の中心を通るものの、バス停には停車扱いせず終点のふれあいの郷終点へ。4分遅れで稲沢駅から丁度1時間のコースでした。
 
 ここまでの往路は定員を超えることはありませんでしたが、ふれあいの郷でえらく沢山の方がバスを待っておられ、結局2人の方が乗れず続行便手配になりました。聞けばここは温泉など保養施設があって、祖父江町の祖父江地区…つまりごく近所の方が多数乗られたようです。私は本来の停留所である祖父江の森で降りました。
 
Img_0150_2  この稲沢市コミュニティバス、まだ一回の乗車で総括は出来ませんが、経路も停留所ももう少し配慮があったほうが良いかと思いました。また車両は旅客定員9名のジャンボタクシー、他所でジャンボタクシーを用いたバスに乗ったことはありますが、今後日常的に乗客が溢れるようなことがあれば、乗る側にしてはちょっと心細いかなというのが正直なところです。やはり稲沢市の東西を結ぶ系統には、小型であってもバスの方がいいのではと思います。
 
 それと祖父江地区コミュニティタクシーですけど、前日までの予約が必要というのがどの程度の利用があるのか、推移を見てみなければなりませんが、「気軽」には利用できないもののように感じます。
 
 次回は近いうちに南北線にも乗ってみようと思います。