このブログで何度か書いています、稲沢市のコミュニティバスに接続し祖父江地区を運行する「祖父江地区コミュニティタクシー」、8月1日のエントリ記事の通り、利用の際は前日午後10時までの予約が必要であったものを、利用する2時間前までの予約が必要に変更になります。
しかし何処の誰が・・・こんなこと申してはなんですが・・・、たかが稲沢市内の移動だけで、前日までの予約が必要、つまり前日までに時間単位の行動を要請する発想をしたのだろうか。まさに机上の発想、ことわざの「士族の商法」、或いは落語の「ぜんざい公社」を連想させるに充分です。
余りにも惨憺たる利用状況に、ようやく市としても改善を図り、前日までの予約を2時間前までとすることになりました。2時間前前であれば、まぁなんとか使える交通機関になるでしょう。他のデマンド方式(予約・呼びだし式のバスなど)でも1時間程度の余裕をみるところも多く、予約から配車指令を行うのに必要な時間を考えると、2時間前はちと長いようではありますが、妥当な線ともいえます。
予約変更は9月1日から。具体的にどうなるか。稲沢市コミュニティバス東西幹線の祖父江の森停留所での発車又は到着時間から2時間前までの予約です。
つまり祖父江の森停留所を11:30発稲沢駅西口行きのバスに乗る場合・・・
9:30までに予約を行い、指定された時刻に最寄停留所へ行く。
稲沢駅西口停留所15:10発のバスからコミュニティタクシーに乗り継ぐ場合・・・
祖父江の森着が16:10ですので14:10までに予約を行う。
この復路(稲沢→祖父江地区)の場合は、出来れば東西幹線に乗った際に運転士に、コミュニティタクシーに乗る旨を申し出る方法も考えられますが、運転士の業務量や配車までの時間を考えると難しいかな。祖父江地区には森上駅前に2台か3台の車両が常駐しているのみですので、ある程度の時間が必要なようです。
ともかく9月からは、祖父江地区コミュニティタクシーの問題点であった一つが少しは緩和されることになりました。この結果で利用者数がどう推移するのか。次回12月に稲沢市公共交通会議がありますので、その際の数字に期待することとしよう。ただあの停留所の少なさではあまり成果は期待できないかもしれませんが。
稲沢市コミュニティバス公式ページ
http://www.city.inazawa.aichi.jp/ka_annai/anzen/com_bus/top.html
当ブログ関連エントリ
2009年3月3日投稿:「祖父江地区コミュニティタクシーのテコ入れ」
2009年6月17日投稿:「祖父江地区コミュニティタクシーはどうすればいいのか」
2009年8月1日投稿:「祖父江地区コミュニティタクシー・予約時間変更か」