一燈照隅

日本が好きな日本人です

七日は七草粥の日。

2007年01月06日 | 今日は何の日
明日七日は、五節句の一つ「人日(じんじつ)の節句」です。七日正月とも言われます。七草粥を食べる日として広まっています。
六日を六日年越し、六日年取りと言って、七日を折目として年改まる日と考えました。

この日には七草粥を食べます。平安時代には七種類の穀物、米、粟、黍(きび)、稗(ひえ)、みの、胡麻、小豆でしたが、鎌倉時代に芹、薺、御形、蘩蔞、仏の座、菘、清白に変わりました。

芹“せり”(根白草):一つところにせりあって生えるので、その名がある。

薺“なずな”(ペンペン草、オオバキンチャク):撫で愛でる草の意で、美味なので江戸時代は日常の野菜として、撫で菜ともいわれた。果実の形が三角形で三味線のバチに似ているうえ、茎を口にくわえて引っ張って弾くとペンペンと音がするのでペンペン草の異名を持つ。

御形“ごぎょう”(母子草):茎の端に小さな頭花が球状に集まって咲くのを、子が母にまつわりつく様子にたとえた。

蘩蔞“はこべら”(はこべ):茎が長く連なってへらのようにはびこるのでその名がある。

仏の座“ほとけのざ”(田平子たびらこ、カワラナケ):地面にぴったりついた丸い葉が、仏様の座布団のような形をしている。また、田に平たく葉をつけているところから、田平子という。

菘“すずな”(蕪、アオナ):根が球の形をしているので、カブという。カブとは頭のことである。中国の三国時代の蜀の軍師・諸葛孔明が、長期にわたる戦場で蕪を作らせて食糧としたという故事から、諸葛菜ともいわれる。

清白“すずしろ”(大根、鏡草):太くて白いので鈴白である。野菜の王様で消化によく、食あたりしない。大根役者とは、当たらない役者のことである。
「千六本」というのは、大根を細長く刻んだものであるが、大根を中国では蘿蔔といい、これを唐宋音でローポと発音した。細長く刻んだ大根=繊羅萄(センローポ)が日本でセンロッポンと訛って千六本と書いた。
(「年中行事を科学する」永田久著より引用)



インスタントラーメンの百福さん死去。

2007年01月06日 | Weblog
「百福さんありがとう」 ラーメン記念館の見学者
5日死去した日清食品の創業者、安藤百福さんが設立した「インスタントラーメン発明記念館」(大阪府池田市)で6日、訪れた見学者らは、インスタントラーメンの思い出とともに「百福さんありがとう」と口にした。

 入り口のガラスドアに訃報(ふほう)を知らせる張り紙が。娘2人を連れた京都市右京区の男性公務員(35)は「米国留学したとき、田舎町のスーパーでカップヌードルをよく買い、食べるたびに日本を思い出してすごくうれしかった。亡くなられたのは残念だが、ありがとうと言いたい」。

 安藤さんと20年来の付き合いという近くの飲食店経営者(72)は「雲の上の人だったけど、気さくに声を掛けてくれ、地元の誇りだった。100歳まで現役でいてくれると思っていたので、びっくりした」と話した。

 同館は平成11年11月にオープン。安藤さんが昭和33年、世界初の即席めん「チキンラーメン」を発明した自宅庭の小屋を再現。即席ラーメンの手作り体験ができる工房などが人気を集め昨年7月、入場者が100万人を超えた。

(2007/01/06 13:16)産経新聞


子供の頃食べたチキンラーメン、おいしかった。
どんぶり鉢に麺を入れ、お湯を注ぎ、鍋の蓋を載せて三分待てば、ちりちり麺のラーメンが出来上がり。
ラーメンが出来るまで三分待たなければならないので、ウルトラマンは食べることが出来ないなどのなぞなぞもありました。
麺自体に味が付いていたので、そのままかじったりもしました。

カップヌードルが発売された時もすぐ食べました。発売当初は箸でなく、プラスチックのフォークで食べるスタイルだった。
どんぶり鉢が要らなくて、お湯をカップに注ぐだけで良かったのが、ものすごく便利でした。
浅間山荘事件で機動隊員が食べていたのが写真に出て一遍に広まりました。

今世間には数え切れない種類のインスタントラーメンが出ています。中にはラーメンの有名店も出しています。
これも最初にチキンラーメンがあったからこそです。

「即席めんで世界の災害、飢え救済 日清食品・安藤百福さん」
■大阪ラーメンサミットに情熱
 インスタントラーメン(即席めん)の生みの親で、5日亡くなった日清食品創業者会長、安藤百福さんが晩年に意欲を燃やしていたのは、平成20年に大阪で「世界ラーメンサミット」を開くことだった。「世界では今も飢えに苦しんでいる人は多い。インスタントラーメンで貢献したい」。即席めん誕生の地の大阪でサミットを開くねらいを、こう語り、被災地などに非常食を送る「災害援助ラーメン基金」の創設を目指していた。



台湾新幹線開業。

2007年01月06日 | Weblog
台湾で新幹線が開業 台湾の南北を最短90分で結ぶ
01/05 10:40 産経新聞

 【板橋(台北県)=長谷川周人】台湾の南北を最短90分で結び、西部全域を「1日生活圏」とする台湾高速鉄道(台湾高速)が5日、営業運転を開始した。当面の起点となる板橋駅(台北県)では午前7時(日本時間同8時)、関係者が見守る中、1番列車が南端の左営駅(高雄市)に向けて滑るように発車した。

 日本人として“乗客第1号”となった愛知県知立市から来た中学校教員、竹口史恭さん(四三)はこの日、高雄への日帰り旅行を楽しむため、家族3人と高速鉄道に乗り込んだ。詰めかけた日台の報道陣に感想を聞かれると、「偶然にも一番列車に乗れた」と嬉しそう。一番列車の運転を担当したフランス人運転士も、台湾に貢献ができたと胸を張った。

 台北-高雄間(345キロ)の大動脈を結ぶ高速鉄道は、日本の新幹線技術が海外で初めて採用され、三井物産など7社の日本企業連合が基幹部分を請け負った。車両は東海道・山陽新幹線の「700系」のぞみをベースにした12両編成(定員989人)で、最高時速300キロが生み出す距離感覚は域内移動の常識を一変し、地域にもたらす経済効果が期待される。

 日欧の技術が混在する高速鉄道の安全性を危ぶむ声もあるが、陳水扁総統は元旦の初試乗で事実上の開業を宣言。この中で「日本初の新幹線輸出は成功です」と述べ、安全性を強調するとともに、プロジェクトを日台経済の絆と位置付け、今後の関係強化に期待感を示していた。

台湾新幹線 トラブル続出 波乱含みの開業(産経新聞)


台湾新幹線が開業しました。
昨年から開業予定日が何度も延期になりやっとこの日になりました。
信号などの電気系統が日本一国のシステムでなく、欧州連合との技術の混在になっているので事故が起きなければと思います。
新幹線は車両だけでなく、電気系統などすべて一式が揃って始めて安全運行が保たれます。ロケットの打ち上げに近いと言えるでしょう。


台湾新幹線