2008/02/28-13:00 夏見、日本勢初の表彰台=女子スプリントで3位-W杯距離
ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)距離は27日、ストックホルムで女子スプリント(1キロクラシカル)を行い、夏見円(29)=JR北海道=が自己最高の3位に食い込み、男女を通じて日本選手として史上初めて距離種目の表彰台に上がった。W杯ではこれまで、昨年3月に男子の恩田祐一(アインズ)が4位に入ったのが日本勢の最高だった。
夏見は2002年ソルトレークシティー、06年トリノ両五輪に出場。昨年、札幌市で行われた世界選手権の女子スプリントで、五輪と世界選手権を通じて日本選手史上最高位の5位に入賞した。
福田修子(岐阜日野自動車)は23位。ビルピ・クイトゥネン(フィンランド)が優勝した。 (時事)
2008/02/28-19:58 夏見、地道に力付け開花=80年の歴史で初メダル-スキー距離
ストックホルムで27日に行われたノルディックスキー・ワールドカップ(W杯)距離の女子スプリントで、夏見円(29)=JR北海道=が3位に入る健闘を見せた。日本が1928年に冬季五輪(スイス・サンモリッツ)に初出場してから80年目。日本の距離種目の歴史上、初めて世界の主要大会で表彰台に立った。スキーではアルペンに続いて競技人口が多いクロスカントリー。舞台は五輪ではなくW杯だが、3位という結果が快挙であることに違いはない。
全日本スキー連盟の佐藤昭距離部長は「すぐに結果が出る競技ではない。筋肉繊維の一つ一つを強くしていくには時間がかかる。夏見が花開くのに7、8年はかかった」と話す。ストックを使い、スキーを履いて雪をけるため、上半身を含めた全身のより強い筋力を要する。距離選手が、例えば一度マラソンに転向した場合は「筋肉が落ちてしまい、元に戻すのに3、4年はかかる」(同部長)といわれる。
そのパワーを夏見は徐々に養ってきた。年間練習時間は750時間程度。約1000時間とされる五輪や世界選手権のメダリストにはまだ及ばないが、環境に恵まれた欧州で夏の高所トレーニングを重ねて体をつくり、少しずつ時間を伸ばした。98年長野五輪前から日本の距離勢にアドバイスを送っている元日本のヘッドコーチ、ペッカ・バハソリンキ氏(フィンランド)も陰の功労者だ。
スプリントは「駆け引きや技術、身軽さも必要」(佐藤部長)な種目で、2010年バンクーバー五輪に向け日本が重点強化中。夏見は29歳だが、「距離の場合、年齢がいった選手に本物が多い」と同部長は期待する。(了)
夏見選手、W杯3位おめでとうございます。
日本のスキー距離種目で男女を通じて初めての表彰台。
久々に嬉しいニュースです。
おめでとうございます。
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