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一燈照隅

日本が好きな日本人です

女系天皇容認白紙

2007年01月03日 | 皇室典範
安倍首相、女系天皇容認白紙へ 典範改正視野に議論

 安倍晋三首相は、政府の「皇室典範に関する有識者会議」(座長・吉川弘之元東大総長)が平成17年にまとめた、象徴天皇制の維持を目的に女系皇族にも皇位継承権を認めるとの内容の報告書を白紙に戻す方針を決めた。秋篠宮家に悠仁(ひさひと)さまが皇室の約40年ぶりの男子として誕生され、報告書の前提条件が変わったと判断した。ただ、皇位の安定的継承は依然、課題として残っており、男系による皇位継承維持の方策について、皇室典範改正や特別措置法制定を視野に、政府部内で議論を始める。

 男系継承は、125代の現天皇陛下まで一度の例外もなく続いており、現行の皇室典範も、1条で「皇位は男系の男子が継承する」と定めている。しかし、平成17年11月に、首相の私的諮問機関である有識者会議が父方ではなく母方の系統に天皇をもつ女系天皇をも容認する報告書をまとめた。これをもとに、政府は皇室典範改正案を国会に提出する方針だったが、昨年2月の秋篠宮妃紀子さまのご懐妊により国会提出が見送られた経緯がある。

 これに関連、安倍首相は官房長官時代の昨年9月、フジテレビの番組で有識者会議の報告書について、「ずっと男系で来た伝統をすぐ変えるかどうか、慎重になるのは当然ではないか」と発言していた。男系維持の方法としては、昭和22年に連合国軍総司令部(GHQ)の意向で皇籍離脱した旧宮家の皇籍復帰や、現在の宮家の継承などを挙げていた。

 ただ、皇室典範では、旧皇族の皇籍復帰や、皇族が養子をとることは認めていない。皇太子さま、秋篠宮さまに次ぐ皇位継承権3位の悠仁さまのご誕生で、現行法下でも当面の皇室存続のめどはついたものの、将来にわたって安定的な皇位継承が確保されたわけではなく、何らかの法改正が求められていた。

 このため、首相は、昨年9月の官房長官としての記者会見では、「皇位の安定的な継承のためには、皇室典範の見直しを含めた検討が必要だと考えている」と指摘。また、下村博文官房副長官も9月に、悠仁さまのご誕生を祝う集会で、政府として「新たな法律改正をどう考えていくのか、大切な時期だ」と表明していた。

 ただ、女系継承容認を打ち出した有識者会議は現在、形式的にまだ存続している。このため、首相は有識者会議のメンバー入れ替えや改廃についても検討する考えだ。

(2007/01/03 06:38)産経新聞


昨年の参議院「教育基本法に関する特別委員会」で、自民党鴻池祥肇氏の質問で「有識者会議はまだ存在するのか」に対して、官房長官はしどろもどろ、安倍総理は「存在する」と答弁していたので“なんでや!”と思っていたのです。

○鴻池祥肇君 心強い文部科学大臣の御答弁でありました。
 歴史、文化、伝統を大事にしようと、これも本当に織り込まれているということはすばらしいことだと思います。
 そこで、官房長官、皇室典範の話が、総理も官房長官のときにも、私はここで男子一系とか女系、女性天皇と、こういう議論をするつもりは全くありません、時間もありませんし、また内閣委員会でやらしていただきますけれども。これ、秋篠宮家に悠仁親王殿下、九月六日に若様はお生まれになった、この辺りから突然消えてしまったんですね、この話。消えた方が私、いいんですけどね。
 これ、何というんですか、有識者というか無識者という、有識者だ、皇室典範に関する有識者会議というのはまだこれ生きとるんですか、官房長官、日本語でひとつ。
 そんな相談せないかぬことなの。

○国務大臣(塩崎恭久君) もちろん存在はしております。

○鴻池祥肇君 存在はしているって、これは小泉総理の諮問機関でしょう、この有識者会議というのは。それ、安倍内閣になって、まだそのままあるんですか。どうですか、官房長官、どうして後ろを向くの、自分の担当でしょうに。

○国務大臣(塩崎恭久君) それは、総理大臣の諮問機関として存在をしているというふうに理解しております。

○鴻池祥肇君 そのまま安倍総理の諮問機関として存在をしているというふうに、総理も御認識ですか。

○内閣総理大臣(安倍晋三君) この有識者会議以外にも幾つか小泉内閣時代のものがございますが、それは幾つかはそのまま、廃止ということ、また新しいメンバーということにしない限り、存続はしているということでございます。

○鴻池祥肇君 せっかく安倍内閣になっておりますから、これ変えてほしいと思いますね。私の個人的な意見だけではありません。この有識者会議の結論というのは何か偏っているような感じがいたしますので、もう一度考え直していただきたいということだけ申し上げたいと思います。
 終わります。ありがとうございました。


今日の産経新聞を見て安心しました。ようするに、河野談話、村山談話にも見られるように、前の内閣が決めたことを内閣が変わったからと言う理由だけでは出来ないと言うことなんでしょう。支那のような歴史の國では当たり前のことですが。
旧宮家の復帰のことを是非早く取り上げて貰いたい。

■典範会議・岩男氏、寛仁さま発言批判 「時代錯誤」
【海外向け英字誌に寄稿】





男系維持派の議員連盟発足

2006年10月17日 | 皇室典範
男系維持派の議員連盟発足 皇室典範改正案策定へ

 男系による伝統的かつ安定的な皇位継承を目指す超党派の議員連盟「皇室の伝統を守る国会議員の会」が17日、発足した。会長には自民党の島村宜伸元農水相が就任。旧皇族の皇籍復帰などを念頭に皇室典範改正案の策定などを目指す方針。

 議連の呼びかけ人は、無所属の平沼赳夫元経済産業相、民主党の渡部恒三前国対委員長、国民新党の綿貫民輔代表ら34人、メンバーには青木幹雄参院議員会長ら201人が名を連ねた。

 国会内で開かれた設立総会には約60人が出席。皇室への敬愛をはぐくむ学校教育の充実や、不備の多い皇室経済法の改正を求める運動方針を採択した。

 島村氏は「万世一系の天皇がどういう形で守られるか英知を結集し、天皇制の維持、将来の展望を開くことがわれわれの責務だ」と述べた。

 皇室典範改正をめぐっては、安倍晋三首相が9月の就任会見で「国民に納得されるものでなくてはならない。慎重に議論を重ねる必要がある」と述べ、女系天皇を容認した皇室典範有識者会議の報告書にとらわれない考えを示している。

(10/17 11:28)sankei web


安倍総理になってまともな議論ができるようになってきたようです。

皇室典範改正

2006年09月01日 | 皇室典範
安倍官房長官、皇室典範改正は慎重に検討する考えを表明

 安倍晋三官房長官は31日午前の記者会見で、政府がさきの通常国会で改正案提出を断念した皇室典範について「皇位の継承は国家の基本にかかわる事柄だ。制度上、政府として安定的な継承は極めて重要だと認識している」と指摘した。また、そのうえで「慎重かつ冷静に国民各層の賛同が得られるよう取り組みたい」と述べ、慎重に検討を進める考えを示した。

 9月初旬に予定される秋篠宮妃紀子さまのご出産については「国民とともに、順調なご出産を心からお祈りしたい」と語った。

(08/31 11:48)


皇室典範はいずれ改正しなければならないだろう。
それには皇室のご意見を聞かなければなりません。見識も歴史観もない国会議員だけの考えで決めるようなことは断固反対です。
国民の賛同を得ると言うのも反対です。私も含めて国民のほとんどは、その時の感情によって左右されます。
なぜ男系男子なのかを何度でも説明すべきです。なぜ旧宮家復活なのか、またその為にはどうすればいいかを言わなければ成りません。
それを説明するのが安倍氏の努めだと思います。


皇室典範改定問題、自民内閣部会両論併記。

2006年06月14日 | 皇室典範
<皇室典範改正>「男系維持」配慮し両論併記…中間報告  

自民党内閣部会(木村勉部会長)は13日午前、皇室典範改正についての中間報告を示し、了承された。皇位継承について男系維持と女性・女系天皇容認の両論を併記、そのうえで女系容認については「できることなら男系継承が今後とも維持されることが望ましい」との文言を盛り込み、男系維持派に配慮した。  

現行の皇室典範については男系、女系のいずれの立場でも、安定的な皇位継承を維持するため「早急な見直しが必要」と結論付けている。中間報告が今後の党内議論のたたき台となるが最終報告の策定は予定されておらず、改正は次期首相の判断に委ねられる。また別紙を付け、(1)将来における男系維持の可能性(2)旧皇族復帰への国民の理解(3)皇位継承順位――など8分野で男系、女系両派の意見を並べた。  
この日の部会では、「男系維持が望ましい」との文言が盛り込まれたことについて評価する意見が出される一方、「やむを得なく女系を容認するというのは後ろ向きな内容だ」との疑問も出た。【野口武則】
(毎日新聞) - 6月13日11時40分更新


皇室典範改定問題について、自民党内閣部会な中間報告が出されました。
女系天皇容認が書かれている事は不満ですが、男系継承の維持が書かれていることは風向きが変わって来つつあるかなと思いますが、やはり男系継承維持、旧皇族復帰になるまでは何があるか分からないので安心できません。


皇室典範改定問題 自民党内閣部会、両論併記の中間整理案を了承 「男系継承維持が望ましい」部会の総意に
Date: 2006-06-13 (Tue)
 今日6月13日、皇室典範問題に関する自民党内閣部会の勉強会(第9回目)が開かれ、前回の勉強会で提出・批判された中間整理(素案)に修正を施した中間整理案(修正案)が提出された。修正案は男系維持派の意見を一部反映させて、男系継承維持と女系容認の両論を併記。男系維持派の議員からは、さらに修正意見が出されたが、木村勉部会長が微修正を約束し、中間整理案は了承された。以下、関係者への取材に基づいて、修正案のポイントと議論の概要を紹介するとともに、若干のコメントを付しておきたい。

 冒頭、木村部会長は、前回の勉強会後、男系容認派と女系容認派の議員各一名ずつと相談の上、前回提出した中間整理(素案)の修正案を作成したことを説明。主な修正点は次の通りである。

 ①素案は、「皇位継承制度の在り方については、大別すると2通りの考え方が明らかにされた」とした上で、男系継承の維持と女系容認の考え方を截然と二分して記しているが、修正案では女系容認の考え方の前提として、「できることなら、男系継承が今後とも維持されることが望ましいという思いを抱きつつも……」という一文を追加。それによって、「勉強会に招いた女系容認論者も、男系が維持できればそれが望ましいと明言した」との男系維持派の意見を反映させた。

 ②修正案では、新たに「この勉強会は、皇位継承問題についての認識を深めるためのものであり、一定の結論を取りまとめるためのものではないことから、……議論の方向性を示すのではなく、それぞれの考え方の違いをわかりやすく整理するという観点から、中立的に整理した」との一文を付け加えることによって、勉強会と中間整理の「中立的」な性格を明確にした。
 
 ③素案では、「いずれの立場に立つとしても、大方の意見は、今後、安定的な皇位継承を維持していくためには、現在の皇室典範に定める皇位継承制度の見直しが必要であると認めており」としていたが、修正案では「早急な見直しが必要」であるとした。

 この修正案に対して、男系維持派の議員からは、「『現在の皇室典範に定める皇位継承制度の見直しが必要』との記述では、男系維持の見直しと誤解される恐れがあるので、『及び皇族の範囲についての見直し』を付け加えるべきだ。また『早急な』という記述には疑問を感ずる」「なぜ中間整理が両論併記になったのか、誤解を与える恐れがある。そもそも有識者会議の正当性に対する疑念から勉強会が始まり、同会議報告書はあくまで一資料として議論が為されたこと、また男系維持派と女系容認派の識者2名ずつから意見を聞いたことを注記すべきだ」といった批判や修正意見が出された。

 一方、女系容認派の議員からは、「女性・女系天皇を認めても、皇室二千年の智慧で最終的に男系が守られる」とか「『男系継承が今後とも維持されることが望ましい』という適切な修正が加わり、気持ちが軽くなった」との意見が出された。

 これらの意見は図らずも、皇室伝統に背くことへの女系容認派の心中の不安、言葉を換えていえば、「確たる信念」もなく時流に迎合して女系容認を唱えているだけという、彼らのお寒い実態を露呈しているように思えてならない(そもそも、「女系天皇」を一度でも認めてしまえば、その時点で男系は断絶するのであり、「男系が守られる」はずもない)。

 最終的に、「中間整理」は両論併記ということで了承された。とはいえ、両論併記の前提として「男系継承が今後とも維持されることが望ましい」という認識が、内閣部会の総意として承認されたことは、今後の党内論議において重要な意義を持ち得る。自民党はここを基点として、「如何にすれば万世一系の伝統を守ることができるのか」ということを今度こそ真剣に考えてもらいたい。「皇室典範に関する有識者会議」や政府官僚の線に沿った議論への「揺り戻し」は、あってはならない。



自民内閣部会、女性・女系天皇容認と男系維持の両論併記

2006年06月02日 | 皇室典範
女性・女系天皇容認と男系維持の両論併記で議論開始
2006年 6月 2日 (金) 19:57YOMIURI ONLINE


 自民党内閣部会(木村勉部会長)は、皇位継承制度について、女性・女系天皇容認と男系維持の両論を併記した中間報告案をまとめ、2日の会合で議論を始めた。

 今国会中に中間報告をまとめ、中川政調会長に提出する予定だ。

 中間報告案は、皇室典範に関して2月に始めた勉強会の議論をまとめたものだ。「安定的な皇位継承を維持するには制度見直しが必要だ」とする声が大勢を占めたことを受け、党内で検討が必要だと明記した。ただ、継承の範囲については、<1>女性や女系の皇族にも拡大する<2>旧皇族の皇籍復帰で男系男子を維持する――とする案を併記し、「国家観や歴史観をめぐる考え方などの相違を背景としている。合意形成は必ずしも容易ではない」とした。


自民党内閣部会における、皇室典範改正の勉強会の中間報告案が出されました。
詳しい内容は分かりませんが、私は何度も言っているように、安易に時代に即した方法など考えるべきでなく今までの伝統をしっかりと守っていかなければなりません。
旧皇族の復帰をどのようにすれば良いか考えるべきです。
女性・女系天皇に絶対反対です。



皇室典範、自民党内閣部会第7回勉強会

2006年05月30日 | 皇室典範
日本政策研究センターのニュースによれば、皇室典範に関する自民党内閣部会の7回目の勉強会が5月26日に行われました。
今回は、所功氏が意見を述べています。
所氏は男系継承は中国の慣習を取り入れたものとし、女系天皇を容認する発言をしています。
男系継承は何も中国の慣習を取り入れたのではなく、血筋の正統性を護るために努力してきたものです。
125代も続いてきた男系継承を、中国の慣習を取り入れたでは説明にならないだろう。
しかし、皇室典範改正をする場合、皇族の意見を無視するやり方には反対しています。
当然ながら、皇室のことに関わる事のに皇室の意見を聞かないと言うのは何様のつもりかと思う。このような発言は皇室を見下しているとしか思えない。
国民ももっと皇室に関心を持つべきです。

■ 皇室典範改定問題 男系継承を「中国流」と言うおかしなレトリック 自民党内閣部会・第7回勉強会
Date: 2006-05-30 (Tue)  

去る5月26日、皇室典範問題に関する自民党内閣部会の勉強会(第7回目)が開かれ、女系容認の立場から、所功京都産業大学教授が意見を述べた。所氏は、男系継承の伝統は中国流「父系絶対」の規範化であるとの見解を示す一方、古来の日本には「母性尊重の遺風」があるなどとして、女系天皇を容認すべきだと主張。他方、皇室典範改正の手続論として、皇族の意見を充分聞くためにも、「皇室会議」の機能を明確に位置付けるべきことを提案し、皇族の考えを無視した形での改正法案の提出には、事実上反対の姿勢を示した。以下、関係者への取材に基づいて所氏の主張を紹介しつつ、簡単に反論を加えておきたい。  

まず所氏は、「できれば男子の継承が望ましいが、男子の継承者がいなくなった場合、女性も皇位を継承できるようにしておくことが必要」と述べた上で、女系天皇容認の論拠として、主に次のような指摘を行った。  

「男系継承の伝統は、父系重視の中国の慣習が規範化されたものと考えられるが、しかし日本には古来、母性尊重の遺風があった」「明治時代に『国憲按』『皇室制規』などが試作されたが、その段階では男帝・男系を原則としながらも、女帝・女系も容認していた」「昭和29年に自民党の前身である自由党が憲法調査委員会でまとめた『日本国憲法改正案要綱案』には、女子の天皇を認めるとする皇室典範改正案が盛り込まれていた」  

しかし、こうした指摘は、国民を煙に巻くためのレトリックと言うほかない。まず、男系継承の伝統をあたかも中国の慣習の模倣であったかのように説くけれども、中国からの文物の摂取において、わが国は主体的に取捨選択し、独自のアレンジを施してきたことは周知の通りである。所氏の主張は男系継承の皇室伝統を「相対化」するための詭弁としか思えない。また、明治になって、女系天皇容認の考えが一時期浮上したのは確かだとしても、重要なのは、むしろ最終的にそれが否定されたという事実である。そこには当然、わが国の歴史・伝統を踏まえた先人の叡智・判断があったのである。所氏の主張は、そうした先人の判断を軽視し、本末転倒の議論を展開していると言うべきだろう。さらに、かつての自由党の女帝容認の典範改正案は、果たして女系天皇までをも容認するものと言えるのかどうか疑問である。  

いずれにしても、所氏が挙げた論拠は、125代にわたり例外なく貫かれてきた男系継承という皇室伝統の「革命的変革」を正当化するものとは到底言えない。  

なお、今回の勉強会で所氏は、皇室典範には改正規定がないことを指摘し、皇族の意見を聞くためにも、「この典範を改正するには皇室会議の議を経る」との一項を付け加えるべきことを提案した。皇族の意見を無視した形で女系容認の典範改正が進められようとしていたことに対して、女系容認論者の中からも反対意見が出たことは注目される。  

ところで、自民党内閣部会は次回、勉強会の「中間整理」を出す予定だという。しかし、これまで7回の勉強会を振り返ってみると、皇室典範に関する有識者会議や政府官僚の線に沿った議論が多かったことは、これまで報道してきた通りである。要注意!
※自民党内閣部会・勉強会(第1回~第6回)の詳細は、こちらでお読み下さい→http://www.seisaku-center.net/archives/koushitsu/koushitsu-arc.htm

皇室典範問題に関する自民党内閣部会の勉強会(第6回目)

2006年05月14日 | 皇室典範
皇室典範問題にかんする自民党内閣部会・第6回勉強会が行われました。

旧宮家の復帰に反対する理由は「多くの国民の支持も得られない」しかないように思えます。しかしそれなら国民の支持が得られるように説明するのが議員の責任でないだろうか。
未だに「敬宮内親王殿下はかわいいのに天皇になれないのはおかしい」。と言う人もいます。
皇室典範や皇統について国民の多くはまだまだ知らない人が多くいます。
自民党内にも、萬世一系と萬世直系を混同している議員がいるようです。
「(皇位継承は)今の天皇家の血筋を守るということではない、という事実に目を開かされた」
戦後占領軍によって解体された皇室を元に戻す事を考えるべきです。
皇室典範改定問題 今、着手すべきは「皇位継承基盤の充実」 自民党内閣部会・第6回勉強会
Date: 2006-05-13 (Sat)
 昨日5月12日、皇室典範問題に関する自民党内閣部会の勉強会(第6回目)が開かれた。今回は八木秀次・高崎経済大学教授が、「皇室典範に関する有識者会議」が出した報告書について厳しく批判するとともに、男系継承維持の方策として旧宮家の皇籍復帰案の概要を説明した。以下、関係者への取材に基づき、勉強会の概要を紹介する。

 八木氏はまず、「有識者会議」報告書の問題点として、①皇位継承の「安定性」や「国民の理解と支持」のために皇位の「正統性」を犠牲にしていること、②旧宮家の皇籍復帰を「異例」として退けながら、歴史上一例もない女系天皇に道を開こうとしている矛盾などを指摘。報告書の女系容認論は、皇位の正統性基盤である男系継承による徹底した血統原理を壊し、歴史・伝統から切り離された新たな「リベラル天皇制」を構想するものであり、同時に「天皇制廃絶論者の歓迎するものだ」と厳しく批判した。

 また八木氏は、男系継承の一つの在り方である傍系継承について説明し、「第一の安全装置」たる庶系継承(側室制度)はなくなったが、「第二の安全装置」として傍系継承は重要であることを強調した。その上で、現在の皇室の系統(閑院宮家)とは別に、伏見宮家の系統(旧宮家)が存在するという事実、また現在の皇室も傍系からのものであることにふれ、「皇位は歴代天皇からの預かりもの、公のものであって、その時々のロイヤルファミリーの私有物ではない」と説いた。

 さらに、現在の皇室の祖先である閑院宮家の創設によって、皇位継承の危機が救われた歴史を紹介し、「現状では、仮に秋篠宮家に親王殿下がお生まれになっても男系継承の基盤が脆弱である現実に変化はない。今、着手すべきは将来の皇位継承基盤の充実である」と訴えた。そして、そのための方策として、「皇族」概念を旧宮家の男系男子にまで拡大し、「皇室会議」の議を経て、元皇族に個別に皇族身分を取得していただくという具体案の概要を示した。

 この意見陳述を受け、出席した議員からは、「旧宮家の皇籍復帰を図るという考えに賛成だ」「(皇位継承は)今の天皇家の血筋を守るということではない、という事実に目を開かされた」等々、賛同の声が挙がった。一方、質疑応答では「旧宮家の復帰は至難の業だ。復帰に同意する宮家は一つか二つくらいしかないのではないか」「多くの国民の支持も得られない」等々、従来の勉強会でも出ていた質問が今回も出されたが、これに対して八木氏は「数宮家が復帰できればそれで十分だと思う」と答えるとともに、「皇籍復帰に対する国民の理解は深まっているし、もっと深めることは可能だと思う。しかし、そもそも世論の支持は二次三次の問題で、第一に据えるべき問題ではない」と的確に反論した。

 「元皇族の皇籍復帰」案に対してこれまで女系容認派が唱えてきた否定論・消極論が、根拠のない「想像の産物」に過ぎないことが改めて浮き彫りとなった。


皇室改革とはいい加減にしろ!

2006年04月27日 | 皇室典範
皇室典範の勉強会の内容は新聞が書かない。インターネットで知る以外ほとんどの人は知ることが出来ません。
自民党は皇室を破壊したいのだろうか。
皇室改革など共産主義者の言う言葉そのものです。
自民党なら改革でなく伝統の継承と言うべきです。
無知な小泉総理のような馬鹿げたことを言うものではない。
皇室典範改悪は着々と進行しているようです。


■ 女系天皇容認は「皇室改革の入り口」――皇室伝統の断絶を目論む女系容認論者の「本音」  
自民党内閣部会・第5回勉強会
Date: 2006-04-27 (Thu) 日本政策研究センター  

去る4月25日、皇室典範改正問題に関する自民党内閣部会の勉強会(第5回目)が開かれ、女系容認論の立場から笠原英彦慶応大学教授が意見を述べた。関係者によると、笠原教授は、「男系継承を維持することは非常に困難であり、有識者会議の結論の方向での改正は避けられない」と述べる一方、女系容認の典範改正は「皇室改革の入り口」との見解を明らかにし、皇室を「より開かれた、より国民に近いものとすることが必要」などと主張した。以下、勉強会の概要を紹介するとともに、若干のコメントを付けておきたい。  

笠原教授はまず、「男系継承は重い伝統ではあるが、側室制度が認められない現状では、皇室典範は構造的欠陥を抱えており、改正は急務」とした上で、「7割近い賛成を得ている女系天皇を容認すべきだ」と訴えた。また、旧皇族の皇籍復帰について、「現皇室の系統と分かれて600年の歳月が流れ、皇籍離脱から60年近く経過しており、非現実的。国民の理解も得にくいし、この方策を強行すると国民の皇室離れという別の危機を招来しかねない」と断じ、「戦前回帰のアナクロニズムを感ずる」とも述べた。さらに、「皇婿」の選定について、「本人の意思が最大限尊重されるべきであり、旧皇族の子孫から選定するのは余りにも政略的」とする一方、「皇婿選びも、お后選び同様難航が予想される」として、その意味でも「より開かれた、より国民に近い皇室にすること」の必要性を指摘。典範改正は「皇室改革の入り口」だと結論付けた。  

一方、出席した議員からは「旧皇族の皇籍復帰を考えている議員に、戦前回帰を考えている者はいない。認識を改めてほしい。また皇室が国民と同じになれば、存在の必要がなくなってしまう」「600年経とうが、(皇位継承者の備えとしての)宮家の存在意義は変わらない。なぜ皇籍復帰を追求せず、女系容認に走るのか理解できない」「まず男系維持の方法を考えるべきだ」といった批判や疑問が続出。これに対して笠原教授は、「実は自分も男系維持を期待はしているが、女系を容認しないと皇位継承が危ういという危機感がある」とか「戦前回帰という言葉は適切ではなかった」などと弁明じみた回答をした。  

ところが、今回も内閣部会を仕切る立場の甘利政調会長代理が、「皇統をつなげることが一番大切。元皇族の復帰をしても男系継承はいずれ困難になる」との持論を述べ、「『つなげる』ための方法をどんどん提案して欲しい」とまとめ、勉強会は終わった。  

さて、今回の勉強会で改めて明らかになったのは、いわゆる女系天皇容認論者が何を目論んでいるかということだ。笠原教授は皇室典範改正は「皇室改革の入り口」だと位置づけている。つまり、女系天皇の容認は「入り口」に過ぎず、さらにその先があるということだ。それが何かということはこの勉強会では触れられていないけれども、「世論」や「憲法」を基本線としてさらに「皇室改革」を推し進めるということであることは間違いない。そこには皇室を皇室たらしめている伝統などは出て来ない。これではいずれ天皇制度は解体してしまうと言える。  

甘利政調会長代理は「『つなげる』ための方法をどんどん提案して欲しい」と言ったが、本気でそう考えているのなら、「天皇制度解体」につながる女系容認論の勉強会など、もういい加減に止めるべきだ。責任ある与党に求められるのは、「如何にすれば万世一系の伝統を守ることができるのか」を前提とした議論以外の何物でもない。


旧皇族の復帰に対して「現皇室の系統と分かれて600年の歳月が流れ、皇籍離脱から60年近く経過しており、非現実的」と言っているが、完全に話が逆で、600年も守り通してきたものが今まで必要性がなかったが、ここに来て必要とされるようになったのです。
もし60年前に臣籍降下していなかったら、女系天皇論が出てくるでしょうか。

○安倍国務大臣 
皇位継承順位につきましては、有識者会議におきましてもいろいろな議論があったというふうに承知をしております。  
最終的には、親から子に、世代から世代へと伝わる直系継承が皇位継承のあり方としてはふさわしく、また出生順に順位が決まるという制度のわかりやすさや、国民の期待や、御養育の方針が早期に定まるという安定性を重視して、いわゆる長子優先が適当であると、この有識者会議においては判断されたものというふうに認識をしています。  
いずれにいたしましても、ただいま委員が御指摘されたような観点を踏まえまして、まず何といっても皇位の安定的な継承を図らなければならない、と同時にまた、皇室は他に比類なき長い伝統と、また文化をも体現しているわけでございまして、そうしたことを踏まえながら、そしてまた当然このたびの御慶事も念頭に置き、また踏まえながら、ただいま与党におきまして御議論をいただいているところでありますが、慎重にかつ冷静に、国民各層の賛同が得られるように取り組んでいきたい、こう思っております。

平成18年4月14日 衆議院内閣委員会

皇室典範改悪支持議員が増えているのだろうか。

2006年04月12日 | 皇室典範
典範勉強会で小堀氏が旧皇族復帰案 自民党内閣部会  

自民党内閣部会(木村勉部会長)は12日、皇室典範に関する勉強会を開き、小堀桂一郎東大名誉教授から男系を維持する方法について意見聴取した。  

小堀氏は、政府の「皇室典範に関する有識者会議」が報告書で示した女系容認論を批判した上で、男系の血統を継承している旧皇族男子の皇籍復帰を可能にするため、特別法を制定して皇族の範囲を拡大すべきだと主張した。  

これに対し、参加議員から「公明党や野党に賛成してもらうのは非常に厳しい」「国民と皇族の区別があいまいになるのではないか」といった慎重論が相次いだ。 (04/12 17:20)


皇室典範は普通の法律と違います。未だに一般の法律と同じようにしか理解できていない議員が居ることが嘆かわしく思います。
旧皇族が復帰して何故皇室との区別があいまいになるのか。元に戻るだけのこと。
逆に開かれた皇室と言って、国民と同じようにしているのはどのように考えているのか聞きたい。
不敬罪を復活させるべきでしょう。

皇室典範改定、自民党内閣部会

2006年03月31日 | 皇室典範
皇室典範改定問題も最近は新聞の記事に載らなくなってきたので、日本政策研究所のHPで知ることになる。
だから、皇室典範の問題が自民党内でどのようになっているのかが分からない。

内閣府は有識者会議が報告したのを基にした、皇室典範改定案に意欲を見せているのがよく分かる。 左翼や無知でない限り、日本の歴史を無視した物を成立させる事に必死になるのかが理解できない。

柴田皇室典範改正準備室長の答弁を見ていると、天皇陛下を見下しているように見える。
このままだといずれは宮内庁職員が減ることになるので、その為の防止策として官僚が必死になって皇室典範改悪しようとしているように私には見える。


■ 皇室典範改定問題 危惧される関係官僚の皇室認識  自民党内閣部会・第3回勉強会
Date: 2006-03-30 (Thu)  

3月28日、皇室典範問題に関する自民党内閣部会の第3回目の勉強会が開かれた。関係者によると、前回の勉強会で出された疑問点について、内閣官房の柴田雅人・皇室典範改正準備室長が答弁し、討議が行われた。以下、勉強会の概要を紹介する。  

今回はまず、前回の勉強会で出された疑問や批判について柴田室長が逐次答弁していったが、内容は総じて「皇室典範に関する有識者会議」の結論を正当化付けるための官僚答弁でしかなかった。  

二、三の例を挙げれば、「天皇や皇族方のお考えを聞くなど、特別の配慮が必要ではないか」との疑問については、「天皇や皇族は国政に関する権能を有しない。また典範は通常の法律と同じであるから、手続きも同様に進める」と回答、事実上「特別の配慮は必要ない」との考えを示した。また、「女系容認は伝統軽視ではないか」との疑問に対しては、「(女系容認は)憲法に規定された世襲という伝統の維持のための方法であり、伝統軽視ではない」と述べ、「有識者会議が歴史観・国家観を議論しなかったのは大問題」との批判に関しては、「皇位継承の歴史は時間をかけて勉強した」と答弁した。  

このような木で鼻を括ったような官僚答弁に対して、出席した議員からは「天皇の御地位に関する重大問題を、通常の法律と同様に進めるという認識は間違っている。国論の分裂を引き起こさないような特別な配慮が必要だ」(岩屋毅議員)、「吉川座長は歴史観・国家観を議論しなかったと述べており、答えになっていない」(下村博文議員)といった批判が続出したが、柴田室長は自己弁明を繰り返すだけだった。  

しかし、柴田室長の答弁は、単なる「官僚答弁」として片付けてしまえる性格のものでないことも明らかになった。  

例えば、稲田朋美議員からは「女系天皇が誕生すれば、皇位の正統性をめぐる裁判が起こされる危険がある。それをどう考えているか」との、重大な懸念も表明された。それに対して柴田室長は、「法律に基づき女系天皇が即位されるのであれば、何も問題はない。裁判所が問題にするのは、その法律の違憲立法審査のみに過ぎない」と答弁。稲田議員がさらに「(法的効果ではなく)そうした裁判の事実上の効果を聞いている」と追及したところ、柴田室長は「仮に裁判が起こっても、(女系容認の)法律が国民の理解と支持を得ている限り、何も問題はない」と答えたのである。  

要するに、「皇位」というものを法的観点だけからしか考えていないのである。これは同時に、柴田室長はじめ関係官僚の皇室典範問題に対する理解が、いかに浅薄なものであるかということを端的に示していると言えよう。

《女系容認への反対・慎重意見を述べた主な議員》
下村博文、岩屋毅、太田誠一、稲田朋美、高鳥修一
《事実上の女系容認論を述べた議員》 船田元
※全国議員サイト
http://gikai.fc2web.com/

皇室典範改悪の準備

2006年03月16日 | 皇室典範
皇室典範改正準備室の権限に質問の声 自民党の内閣部会は15日、皇室典範に関する勉強会を開き、皇室典範改正準備室(内閣官房)の柴田雅人室長が出席。

政府の「皇室典範に関する有識者会議」が男系男子による皇位継承の継続が難しいと判断した理由については説明したが、出席者からは疑問の声が相次いだ。太田誠一元総務庁長官は「首相は天皇から任命される。任命される人が、任命する人(の皇位継承)をどうするか選ぶのはおかしい」と指摘。下村博文副幹事長は「首相が代わったら、新たに有識者会議を作ることはありうる」と述べ、準備室が皇室典範改正案の策定作業を続けていることを批判した。   産経新聞


最近、民主党の馬鹿げたメールへの対応のまずさから小泉総理が一息付けるようになってきた。皇室典範改悪反対をする者としては気の置けないことである。

まして、記事にあるように柴田室長は有識者会議の報告通り男系男子を維持する方策を認めようとしていない。その皇室典範改正準備室が改正案の策定作業をしているのだとすると法案の中身は女系・長子優先で、ほぼできているのではないかと思えます。

自民党議員の中には信念を持って女系天皇反対をしているのではない者もいます。このような議員はいつどのように変わるか分かりません。

皇室典範改悪については、次期総理が安部もしくは麻生以外だと成立する可能性が大です。


皇室典範改定問題 官僚サイド、男系維持「否定」の資料で議員の説得にかかる

「皇室の伝統を守る関西大会」

2006年03月12日 | 皇室典範
「皇室の伝統を守る関西大会」に行ってきました。
会場は満員で主催者発表で千人来られたそうです。 1月には年配の方が目に付いたのですが、今回大学生ぐらいの若い人や女性が案外多く来られていました。皇室に対する危機感が広まってきたからでしょうか。

国家斉唱で始まり、日本会議大阪運営委員長の主催社代表挨拶、来賓の国会議員を代表して鴻池祥肇・戸井田徹・北側イッセイの三氏が挨拶を述べられました。
豊中市議、北川悟司の意見表明に続いて、提言で京都大学教授中西輝政、高千穂神社宮司後藤俊彦が登壇されました。
中西氏は40分の予定が長くなり、憲法やヨーロッパ王室との違いを交えて1時間提言されました。
後藤氏は子供達に神話のを話したときのことなどおっしゃっていました。(トイレ退席したので途中聞いていません、申し訳ありませんでした)
その後、大会決議案を全会一致で採択し、最後聖寿万歳三唱し閉会しました。


式次第               
開会宣言
一、国歌斉唱
一、主催者代表挨拶          
  日本会議大阪運営委員長         柳澤忠麿
一、国会・地方議員紹介
一、意見表明                     
一、提言               
  京都大学教授                  中西輝政
  神道政治連盟副会長・高千穂神社宮司   後藪俊彦
一、日本会議本部からの報告      
  日本会議事務総局次長             野崎昭夫
一、大会決議案採択                                                                       相川国敏
一、聖寿万歳             
  日本会議兵庫県本部運営委員長       澤 弘隆
一、閉会の挨拶            
  大阪府会議員                   吉田利幸
  閉会宣言


●大会決議案
我が皇室は、百二十五代、二千年以上にわたって断絶することなく男系によって皇位を継承し、その淵源が神話にさかのぼる世界に比類なき存在である。しかるに今般、政府は、「皇室典範に関する有識者会議」の報告に基づき、女系天皇の導入及び長子優先主義の採用という、皇位継承の伝統に重大な変更をもたらす皇室典範改正を行なおうとしている。

幸いにも、本国会への皇室典範改正案の上程については、拙速な改定に反対する各界有識者および国会議員の声の高まりと秋篠宮家の御慶事を迎えたことにより、慎重な対応がなされるに至っている。

顧みれば百二十五代の間、幾度か男系による皇位継承の断絶の危機に直面したことがあったものの、先人は多くの叡智と努力を傾けて万世一系の伝統を守り抜き、天皇陛下を申心として国の発展が図られてきた。

しかし戦後六十年にわたり、皇室にかかわる様々な課題は不問に付されたまま今日に至っている。

今回の皇位継承問題を始め、宮家の存続や拡充、皇族方の教育、皇室に課せられる相続税を始めとする皇室経済の問題、皇室関係法規の不備など、解決すべき課題は山積している。これらの諸課題を抜本的に検討し、万世一系の皇室を磐石ならしめることこそ、いま我々国民に課せられた責務である。

我々は、本大会をもって、万世一系の皇室の御存在の意義を広く啓発し、男系による皇位継承の歴史と伝統を守る国民運動に強力に敢り組むものである。 右、決議する。

平成十八年三月十二日 日本会議近畿ブロック

















自民勉強会 有識者会議に批判集中

2006年02月24日 | 皇室典範
皇室典範、自民勉強会 有識者会議に批判集中 男系維持含め議論
2006年 2月24日 (金) 03:11 産経新聞  

皇室典範に関する自民党内閣部会(木村勉部会長)の勉強会が二十三日、スタートした。この日は、政府の「皇室典範に関する有識者会議」の女性・女系天皇容認を打ち出した報告書について、内閣官房の柴田雅人皇室典範改正準備室長が説明したが、出席議員からは有識者会議の人選や運営に対する批判が続出。勉強会では今後、男系維持の方策も含めて検討していくことになった。  

「有識者会議の人選はだれがどういう責任で選定したのか。皇族の方(の発言)を『どうということはない』と切って捨てるバカなやり方が、有識者のやることだろうか」(野田毅元自治相)  

勉強会では、報告書の内容よりも、十カ月で結論を出した有識者会議の拙速さや正当性に次々と批判が表明された。柴田室長は「有識者会議は法律に基づく機関ではない。人選は内閣官房が宮内庁と相談しながら決めた」と説明したが、議員側からは「あまりに軽々しい扱い」といった意見が相次いだ。  

また、報告書が具体的な根拠を示さずに旧皇族の皇籍復帰を「国民の理解と支持を得ることは困難」と断じていることにも疑問が集中。このため、甘利明政調会長代理が「中川秀直政調会長は『男系維持案についても検討してほしい』と言っている」と引き取った。  

勉強会では当面、報告書について議論し、「意見集約を行うかどうかは政府が法案を提出するかどうかによる」(木村部会長)という。


本来の男系男子継承のためにはどのようにすればいいか、その事を考えなければ有識者ではない。
所詮は将棋の終盤で負けてる人の形作りと同じでしかなかった。
柱はあくまでも男系男子維持の方法を考えること、それが女性皇族方にとっても一番良いことです。




有識者会議、政府側メンバーからも慎重論。

2006年02月04日 | 皇室典範
 杉浦正健法相は「(旧宮家から)養子をいただけば(男系の)血筋がつながる。検討すべき点は多々ある」


有識者会議の政府側メンバーであった杉浦正健氏が「(旧宮家から)養子をいただけば(男系の)血筋がつながる。検討すべき点は多々ある」と皇室典範改定に慎重論を発言しました。先日は同じ有識者会議のメンバーの一人であった細田前官房長官も慎重論を発言しています。

報告書が出た今頃、有識者会議で言わないで何を言っているのかと感じますが、有識者会議のメンバーであった人からも慎重論が出てきた意味は大きいと思います。 自ら有識者会議の決定は拙速だったことを認めたことになります。

また、有識者会議のメンバーも内容を詳しく知らなかったのだと思います。


皇室典範問題―自民党への法案提示前に反対論・慎重論が噴出  
ここ数日、皇室典範問題を巡る報道が新聞、テレビを賑わしています。そこで、この一週間の動きをまとめて、各種の情報を整理したいと思います。

■反対の動きが活発に  
一昨日(2月1日)、超党派の保守系議員でつくる「日本会議国会議員懇談会」(会長・平沼赳夫元経産相)と、日本会議(三好達会長)、皇室典範を考える会(渡部昇一代表)が、憲政記念館で集会を開き、約1200人が参加。国会議員も自民、民主、国民新党などから44人が参加し、慎重審議を求める国会議員の署名が173人(自民135人、民主23人、国民新党5人、無所属10人)に上ったと発表しました(2月3日現在では178人)。また、この集会では、女性・女系天皇容認の皇室典範改正に反対する決議を採択、今日(3日)午後に官房長官に提出されています。  

民主党でも「皇室典範改正を慎重に考える会」が発足。今日3日に開かれた設立総会には国会議員45人が参加しました。  

自民党内の新人議員で作られている「皇室典範に関する有志勉強会」も、昨日(2日)勉強会を開き、25人の新人議員が今国会での改正案提出に踏み切らないように首相に求める方針を確認しました。

■閣内に慎重審議論も  
こうした動きを受けて、自民党内さらには小泉内閣の閣僚のなかからも、慎重審議を求める声が高まっています。  

まず、党内では久間総務会長が、1月13日、自民党本部で記者団に対し、皇室典範改正案の通常国会提出について「党内で相当、議論しなければいけないだろうし、(改正案提出まで)党内が盛り上がってくるかどうか。そういう急な話にはならないのではないか」と、改正案提出先送りに言及。また、細田国対委員長、青木参院議員会長、片山参院幹事長も慎重審議を求める趣旨の発言をしています。  

さらに、今日(3日)の閣議後の記者会見では、麻生外相が「通常国会でがむしゃらにやらなければならない法案だろうか」と述べ、杉浦法相、中馬行革担当相も「時間をかけて議論を」と発言しています。これまで「女系天皇を決断すべき」と発言したことのある谷垣財務相も「じっくり議論して、すんなり決まるのが望ましい」と前言を修正したようです。  

むろん、こうした慎重論には、小泉首相に対する牽制という意味を含んだ慎重論もあり、決して反対論というわけではありません。

■小泉首相は強硬  
一方、小泉首相の方はというと、「今国会での提出・成立の方針」を繰り返しています。閣僚のなかにある慎重論についても「最後はまとまります」と、相変わらず、方針変更の様子は見せていません。むしろ、反対論が盛り上がり、慎重論が閣内に出始めたことに対して、今国会で成立させるという強硬姿勢を強めているとも観測されています。  

とはいえ、首相の発言が増えるたびに、この皇室典範改定問題についての首相自身の理解度が疑われ始めています。これまでも「女系と男系の違いが分かっていないのではないか」と言われてきましたが、産経新聞(1月29日)は「仮に愛子さまが天皇になられたときに、そのお子さまが男子でも(皇位継承を)認めないということになる。それを分かって反対しているのか」という発言を紹介し、「そんなこと初めから分かっている」(若手議員)、第一子が女性なら長子優先というのが有識者会議の報告書なのだから、首相は報告書の内容もよく分かっていないのではないかと、「戸惑いと困惑が広がっている」と報じています。

■自民党党内論議が山場  
政府内の「改正」案は3月初旬にも完成し、自民党に提示される予定です。

自民党では内閣部会、政策審議会、総務会という党内での審議手続きを踏むことになると予想されますが、まずは、最初の内閣部会での論議で、どれだけ反対派ががんばれるかが、皇室典範問題の山場となると見られています。


「立ち上がれ!日本」メールマガジンより転載
http://www.tachiagare-nippon.org/


有識者会議メンバー
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kousitu/dai1/1gijiyousi.html
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kousitu/dai17/17gijiyousi.html

小泉総理は女系天皇・女性天皇の違いを知らない。

2006年01月31日 | 皇室典範
小泉首相、女系天皇反対に反論  

小泉純一郎首相は27日夕、女系天皇を容認する皇室典範改正案への反対論について「女系天皇を認めないということは、仮に愛子さまが天皇になられた場合、そのお子さまが男でも認めないということだ。それを分かって反対しているのか」と反論した。  

首相は「よく議論していけば、この改正は必要だと分かってもらえる」と、今国会で改正案成立を図る方針に変わりがないことを強調した。  

反対派議員を"抵抗勢力"と位置付けるかについては「いや、それは議員個人個人の意見でしょう」と述べた。官邸で記者団の質問に答えた。  

安倍晋三官房長官は同日午後の記者会見で、自民党の青木幹雄参院議員会長らが改正案の国会提出に慎重対応を求めたことに「改正案作成後、自民党の部会や総務会、公明党でも議論してもらうことになる。了承が得られれば提出したい」と述べ、与党の了承を得た上で提出する方針を示した。
(共同) (01/28 00:00)


先日の新聞に載っていた記事です。
小泉総理の発言で小泉総理は女系天皇・女性天皇の違いを自ら知らないことを世間に知らしめました。

この小泉総理の発言には二点の問題点があります。まず敬宮様が天皇になると決めていること。男系の女性天皇なら確かに問題がないようですが、天皇にとって一番大事な皇室祭祀はどうなるのでしょうか。今までは天皇陛下が行われないときは皇太子殿下が代わりに行ってきています。皇太子殿下が即位された時は秋篠宮様でなく敬宮様が行うのでしょうか。また敬宮様がもし即位されたら代わりは誰が行うのでしょうか。敬宮様が独身だったら誰が行うのでしょうか。私も余り詳しくはないのですが、女性が皇室祭祀を出来るのでしょうか。まして肝心の大嘗祭はどう?この点も不明です。

また仮に即位されたとして、お子様が生まれても第一子が女子で第二子が男子だったら、長子優先のため男子は皇位に就けないと有識者会議は報告しています。

小泉総理は有識者会議における政府側のメンバーです。それがこの程度の発言しか出来ないほどの知識しか持っていないのに成立させようとしています。

何遍も同じ事を言いますが小泉総理は自民党の次は国を潰そうとしています。