
映画『エリザベスタウン』を借りてきて、観てビックラしました。
冒頭、雰囲気タップリに流れてくる曲は、ジュディ・シルの"Jesus Was a Cross Maker"ではないですか!しかもホリーズ・ヴァージョン!!
この映画、前半1/3くらいはどうしようもなくキャメロン・クロウ監督の独りよがり的展開に思えてしまって苦痛だったのですが、途中で止めなくて良かった。後半2/3は奇跡でした。主人公と女性が携帯で一晩中話す辺りから。このシチュエーションに大変弱いということもありますが(笑)
いや、でもホント素晴らしかった。こういう「人生」に対してロマンチックな映画、大好きです。
(しかし前半と後半の落差は何だったのだろう。観られた方はどう思われました?)
トム・ペティとライアン・アダムスと、愛しのリンジー・バッキンガムの唄声に誘われながら、大切なことを色々教えてもらった気がします。
この春、新しい環境に身を置かれる方に激オススメな映画です。
でね、映画観る前から、ホリーズを最近よく聴き直してたんです、偶然。必然?
ホリーズはEMIがオリジナル・アルバムをデジパックでダダーンって出した時に、60年代のアルバムは全部気合い入れて集めました。あ、『Hollies Sing Dylan』以外です(だってホント苦手だったんです、ボブたん)。
その中でも、今日はこれをチョイス。ホリーズの64年の2nd!
1曲目から"Nitty Gritty" - Something´s Got A Hold On Me" という曲が持つ、米国的(というより黒人的)ねちっこさと、それを演る人たちの英国的な線の細さとが、イイ具合に共存したカバー・メドレーでスッとこちらの耳を掴んでくれる。ライブでもきっとこういったカンジでイカしたメドレー形式で演奏していたのでしょうね。シビレるなぁ。
とか言ってる間に、ランスフォード作(アラン・クラーク、トニー・ヒックス、グラハム・ナッシュの共同名義、つまりホリーズの主要メンバーのオリジナル作)の、M-2 ”Don't You Know” の超ポップ、かなりイカしたブリティッシュビート・ポップナンバーに早くもノックアウト!ビートルズの“Hold Me Tight“ や "Tell Me Why” の幸福ないとこみたいな、この曲が個人的ベスト!マジで最高です。この曲。1964年のポップ・ソングの完璧な姿がここに。ホレるなぁ。
ということで、最初の2曲にやられちゃうんですよね~。
アルバムの内訳は、カバー曲は、私のフェイバリット・ソングであるベティ・エヴェレットのヴァージョンが一番売れた、M-4 "It's in Her Kiss" 。
M-6 "What Kind of Boy"、ビッグ・ディー・アーウィン作。これがまたイイ曲。
どこかかわいらしくなってしまったチャック・ベリーのM-7 "Too Much Monkey Buisiness" はご愛嬌。
M-8 ”I Thought of You Last Night”、フリード作。
それと最初に書いた1曲目で、合わせて5曲のカバー曲。
あとは先程書いた、ランスフォード名義であるオリジナルが7曲。
1stでは1曲のみがオリジナルだったことを考えると一気にオリジナルが増えましたね。でもそのことで売り上げが落ちたと考えられて、次の3rdではまたカバー曲を多く演らされるんですよね。なに、ビートルズとこの扱いの違い。あ、売り上げの違いか(哀)
ホリーズの魅力って、その曲の良さ、際立ったポップさ。シングル曲なんかに顕著だと思いますが、この突き抜けたポップさ。実力、魅力、共に決して同時代のビートルズと比較したって負けてません。『ラバー・ソウル』までの話ですけど。『ラバー・ソウル』以降はビートルズが凄すぎるので。
あと個人的には、どこかソフトで可愛らしいとこにやっぱり惹かれます。優男風情と言いますか、紳士的なイメージと言いますか。そう、この2ndのおぼっちゃまジャケが表すように。
でも去年読んだストーンズの伝記本なんかにチロッと出てくるアラン・クラークとナッシュなんかは結構ヤンチャで、なんだかそういうのは、ちょっと安心(?)したりしました。勝手ながら(笑)
メンバー的には、ホリーズ時代におけるナッシュの高音ハーモニーや作曲能力もすごいんだろうと思うのですが、ヴォーカリストのアラン・クラーク、やっぱりこの人の、この声が好きです。顔はちょい暗めなんだけど、声がめちゃめちゃポップなんですよね。だからナッシュやヒックスが抜けた後のアルバムを聴いても、ホリーズを聴いているという気持ちになるのは、やっぱりこの人がホリーズの要なんだからだと思います。ホリーズの中だとこの人がとっても好きなのです。お顔は断然トニー・ヒックスがタレ目で可愛らしいですが。
という訳で、ホリーズ初期のオリジナル曲いっぱいで勝負した、渾身の力作。
特にアルバム冒頭の魅力には抗えず、何度でもリピート再生してしまいます。
ホリーズはシングル曲があまりに強力過ぎて、シングルを集めたベストをどうしても聴きがちですが、最近アルバムを丁寧にきちんと聴くのが自分内で流行っています(笑)
この後にも名作が揃っていますしね。
冒頭、雰囲気タップリに流れてくる曲は、ジュディ・シルの"Jesus Was a Cross Maker"ではないですか!しかもホリーズ・ヴァージョン!!
この映画、前半1/3くらいはどうしようもなくキャメロン・クロウ監督の独りよがり的展開に思えてしまって苦痛だったのですが、途中で止めなくて良かった。後半2/3は奇跡でした。主人公と女性が携帯で一晩中話す辺りから。このシチュエーションに大変弱いということもありますが(笑)
いや、でもホント素晴らしかった。こういう「人生」に対してロマンチックな映画、大好きです。
(しかし前半と後半の落差は何だったのだろう。観られた方はどう思われました?)
トム・ペティとライアン・アダムスと、愛しのリンジー・バッキンガムの唄声に誘われながら、大切なことを色々教えてもらった気がします。
この春、新しい環境に身を置かれる方に激オススメな映画です。
でね、映画観る前から、ホリーズを最近よく聴き直してたんです、偶然。必然?
ホリーズはEMIがオリジナル・アルバムをデジパックでダダーンって出した時に、60年代のアルバムは全部気合い入れて集めました。あ、『Hollies Sing Dylan』以外です(だってホント苦手だったんです、ボブたん)。
その中でも、今日はこれをチョイス。ホリーズの64年の2nd!
1曲目から"Nitty Gritty" - Something´s Got A Hold On Me" という曲が持つ、米国的(というより黒人的)ねちっこさと、それを演る人たちの英国的な線の細さとが、イイ具合に共存したカバー・メドレーでスッとこちらの耳を掴んでくれる。ライブでもきっとこういったカンジでイカしたメドレー形式で演奏していたのでしょうね。シビレるなぁ。
とか言ってる間に、ランスフォード作(アラン・クラーク、トニー・ヒックス、グラハム・ナッシュの共同名義、つまりホリーズの主要メンバーのオリジナル作)の、M-2 ”Don't You Know” の超ポップ、かなりイカしたブリティッシュビート・ポップナンバーに早くもノックアウト!ビートルズの“Hold Me Tight“ や "Tell Me Why” の幸福ないとこみたいな、この曲が個人的ベスト!マジで最高です。この曲。1964年のポップ・ソングの完璧な姿がここに。ホレるなぁ。
ということで、最初の2曲にやられちゃうんですよね~。
アルバムの内訳は、カバー曲は、私のフェイバリット・ソングであるベティ・エヴェレットのヴァージョンが一番売れた、M-4 "It's in Her Kiss" 。
M-6 "What Kind of Boy"、ビッグ・ディー・アーウィン作。これがまたイイ曲。
どこかかわいらしくなってしまったチャック・ベリーのM-7 "Too Much Monkey Buisiness" はご愛嬌。
M-8 ”I Thought of You Last Night”、フリード作。
それと最初に書いた1曲目で、合わせて5曲のカバー曲。
あとは先程書いた、ランスフォード名義であるオリジナルが7曲。
1stでは1曲のみがオリジナルだったことを考えると一気にオリジナルが増えましたね。でもそのことで売り上げが落ちたと考えられて、次の3rdではまたカバー曲を多く演らされるんですよね。なに、ビートルズとこの扱いの違い。あ、売り上げの違いか(哀)
ホリーズの魅力って、その曲の良さ、際立ったポップさ。シングル曲なんかに顕著だと思いますが、この突き抜けたポップさ。実力、魅力、共に決して同時代のビートルズと比較したって負けてません。『ラバー・ソウル』までの話ですけど。『ラバー・ソウル』以降はビートルズが凄すぎるので。
あと個人的には、どこかソフトで可愛らしいとこにやっぱり惹かれます。優男風情と言いますか、紳士的なイメージと言いますか。そう、この2ndのおぼっちゃまジャケが表すように。
でも去年読んだストーンズの伝記本なんかにチロッと出てくるアラン・クラークとナッシュなんかは結構ヤンチャで、なんだかそういうのは、ちょっと安心(?)したりしました。勝手ながら(笑)
メンバー的には、ホリーズ時代におけるナッシュの高音ハーモニーや作曲能力もすごいんだろうと思うのですが、ヴォーカリストのアラン・クラーク、やっぱりこの人の、この声が好きです。顔はちょい暗めなんだけど、声がめちゃめちゃポップなんですよね。だからナッシュやヒックスが抜けた後のアルバムを聴いても、ホリーズを聴いているという気持ちになるのは、やっぱりこの人がホリーズの要なんだからだと思います。ホリーズの中だとこの人がとっても好きなのです。お顔は断然トニー・ヒックスがタレ目で可愛らしいですが。
という訳で、ホリーズ初期のオリジナル曲いっぱいで勝負した、渾身の力作。
特にアルバム冒頭の魅力には抗えず、何度でもリピート再生してしまいます。
ホリーズはシングル曲があまりに強力過ぎて、シングルを集めたベストをどうしても聴きがちですが、最近アルバムを丁寧にきちんと聴くのが自分内で流行っています(笑)
この後にも名作が揃っていますしね。
このアルバムを聴いたのは紙ジャケで復刻されてからとすごく遅かったのですが、高2の時にアナログで買ったSee For Milesの『Not The Hits Again』という編集盤でこのアルバムの収録曲(「It's In Her Kiss」「You'll Be Mine」「Please Don't Feel Too Bad」「A-Nitty Gritty/B-Somethings Got A Hold On Me」「Set Me Free」)を聴いてましたので、このアルバムでのランスフォード名義の曲では「Please Don't Feel Too Bad」、カヴァー曲では「A-Nitty Gritty/B-Somethings Got A Hold On Me」、「It's in Her Kiss」(このヴァージョンで初めて聴いたんですよ)がお気に入りです。
ホリーズはどうしてもグレアム・ナッシュがいたということで語られることが多いですが、モスコさんと同じくアラン・クラークのヴォーカルあってこそホリーズなんだと最近つくづく思うようになりました。(ほんといいヴォーカリストですよね)
ありがとうございます!イェイ!
やっぱり1曲目、いいですよね~♪
BYRDさんが聴いてはったというSee For Milesの『Not The Hits Again』、調べてみましたが、こんなのがあったんですね~。知りませんでした。高2の時にアナログで、っていうのがいいですね。兄さん、サスガっす!
ここら辺のバンドはやっぱりBYRDさん的なイメージが強いですね
私も高校くらいの時から聴き始めたのですが、このデジパックが出るまでテイチクから出たCDのベスト盤のみ持ってて、それをずーっと聴いていました。だから長い間シングル曲、それも10曲ちょいしか知りませんでした。それでも大好きでした!
あとは以前お話させてもらった『映像年鑑』シリーズでの動くホリーズ!これがまた魅力的でしたよね~!
アラン・クラークって曲も作るし、声もいいのに、全然好かれてない(評価されてない)っぽいですよね。なんだかThe Whoのロジャーが少しダブったりします。
ホントこの人あってのホリーズなのに、もっとアラン・クラークを愛しましょう、みなさま(笑)
BYRDさんも同じこと思ってたと知れてウレシイです
しかもバタフライ以外借りて焼いたやつ。
友人にホリーズマニアがいまして、多分全作持ってるんじゃないかと。新作も買ってましたしね。
俺が購入に踏み切れないのはそのせいとは思いたくないですが。。汗
そういえばエヴァリーの英国録音のバックを担当したのはホリーズでしたね。「Two Yanks In England」で聴けます。
お友達にホリーズマニアがいるなんて、イイですね。私は70年代のものは未聴だったんですが、ジュディ・シルさんのカバー演ってるって知って、興味津々になってきました。
新作も出てるんですね。現役?
>そういえばエヴァリーの英国録音のバックを担当したのはホリーズでしたね。「Two Yanks In England」で聴けます。
えーっ!そうだったんですか!「Two Yanks In England」ってバック、ホリーズだったんですか!!
ひょえ~、知りませんでした~
そりゃあますます聴きたくなるってもんですね!ホリーズってこう見えて(どう見えて?)演奏能力も高いんですよね~。わぁ。憧れのエヴァリーズと演れて、ホリーズ、嬉しかったろうなぁ。
あ、エヴァリーズと言えばビートンソウルとロックンソウルの2in1、買いました!めちゃカッコイイっす!
初期ビートルズのような「Please Don't Feel Too Bad」「Come On Home」が個人的には一番好きですね。
ホリーズは当時のこの手のグループの中でも一番ビートルズに近いサウンドだったので評価が低めなのでしょうね。
>このアルバムは彼らのすぐれたオリジナル曲がたくさん聴けるアルバムなので大好きです。
そうです、そうなのです。私が記事で言いたかったことを簡潔に表して下さいました(^^;)
BYRDさんも「Please Don't Feel Too Bad」をお好きなナンバーと書かれてましたね
「Come On Home」とそれから後2曲、アルバム後半のオリジナル連続攻撃が、私も好きです(笑)
あ!「Come On Home」は今聴いているのですが、何となくスワンさんがお好きなのが分かる気がします!ちょっとGSっぽい(って短絡すぎてすみませんっ)テイストもあって!
しかし、ホントにビートルズに近いサウンドですよねぇ。ビートルズ好きにはホント楽しい聴き方が出来るというか。でもパロディじゃないし、同時代の本物な訳で。シビレます