どんな大地を踏んで

遠足

　かつて　中国を背景にして　『　大地　』　という小説を書かれたアメリカの女流作家　パール・バックが　その大作の著書の中で　・・・
「　あなたは　どんな大地を踏んで育ってきたのですか。　その大地が　・・・　あなたを育て　あなた自身となるのです　」　と　・・・　書いています。

無言の大地から学ぶ

遠足



「　一鍬　一鍬　耕すより順はなく　速やかなるはなし　」

と　・・・　二宮尊徳さんは教えています。

のびた爪は切れるが ・・・ のびた鼻は切れない

遠足

「　のびた爪は切れるが　・・・　のびた鼻は切れない　」　という言葉があります。


　「　のびた鼻　」　というのは　思い上がるということでしょうね。姿勢が高くなることでしょう。

　あのような華やかな仕事　（　たとえば某歌手　某俳優のような芸能界　）　は　ひとからチヤホヤされると　・・・　すぐ高あがりをします。　・・・　傲慢になります。


　「　切れない　」　ということは　・・・　そのことになかなか気がつかないということでしょう。

わたしはわたしの ・・・

遠足



そらは

誰のものだろう。


わたしは

わたしのものだろうか。

こりないで

遠足



幾度やり損なっても　・・・　こりないで

誤りや　禍　（　わざわい　）　を

・・・　幸せにかえたいものです。

氣

遠足

　日本では　昔から気というものを大切にしております。気が散ったり　気が上がったりすることを警戒し　気を沈め　気を落ち着ける工夫をして　正気を保ち　気の狂わぬように平常の生活で訓練することを大事なこととしていました。

　現代のような騒がしい時代には　自分の気がどういう状況にあるか振りかえる機会そのものを見逃しがちですが　騒がしさのなかで自分の状態を知ることは　静かな世界にいる時よりもいっそう難しいものです。

　たいへん騒々しいもので・・・気をつけていないと私たちみんなが次第に速度を増した忙しさの中に埋没していくのでないかと感じられます。

　しかし　ひとたび目を転じて　人間の力の加わらない世界を眺めてみると　人間の身体は音もなく成長し　老化し　植物は音もなく伸びてゆき　静かに　休みなく変化しております。

なんでもないような日日

遠足



なんでもないような日日が

自分の一生を語っている日日　・・・　でもあるのだと思います。