中国西安で奮闘する大学教師Mの日々

日本人教員として中国の陝西省西安市の大学生・大学院生に対し、「日本文化・社会」や「卒業論文」などを教えています。

昨今の中国語(或いは、その教師)の需用の高まり

2012年08月21日 04時07分08秒 | 中国語学習の記録
私は現在、中国語を学習する立場です。
中国にいるお蔭で、自然と身につく中国語も多いのが有り難いことです。

ところで、その中国語の需用が国際社会において益々高まっているのが昨今の現状です。
この傾向は中国が経済成長を続け、国際社会での地位を強めていく限り続くはずです。
中国以外の各国はビジネスパートナー(中国)との連携という面から、中国語習得の必要性が増していくはずだからです。

実際、大和総研ホールデイングスのHPでは、

「中国から見た中国語ブーム(漢語熱)」

というタイトルで、昨今の中国熱について書かれた記事が紹介されています。

実際の記事
http://www.dir.co.jp/publicity/column/110804.html


この記事によれば、中国語教師の収入はかなり恵まれていると紹介されています。
(「例えば、米国では年収6.5-10万ドル、EUでは7万ユーロ」)
こうした職業につくのは、海外へ出た中国人留学生、華僑、或いは中国に住む海外からの留学生達が多いとのことです。
(考えようによっては、Mも最後のカテゴリーに近いのかもしれない)

また記事の内容では、海外で正式に中国語教師になるには全国の統一試験があるとか。
ただ、実際に大学などの中国語講座を担当する教員全てがこれに合格しているか不明。
いや、むしろ海外の大学院へ進学して学位を取得した後、自身の専門と中国語を教えてるような元中国人留学生も結構多いのではないか、と私は思います。

ですから、そうした数を合わせるとかなりの数の中国語教師がおり、昨今の中国語需用と共に、益々その数は急増しているわけです。

まさに、中国語を教える者にとっては売り手市場といって良いでしょう。


しかし、2008年時点では中国語教師のアルバイトの時給がせいぜい10ドルであったのが、今ではその2-3倍近くに上がっているという現在。
よって「中国語バブル」とはいえないまでも、ほぼそれに近い状況なのかもしれません。

ですから、きちんとした中国語指導が出来、かつ、自身の専門(中国に関わる何かの分野)なども持っているような中国人留学生達がもっとも最後まで必要とされる人材なのかも・・・。

そんなことを私は感じています。