中国西安で奮闘する大学教師Mの日々

日本人教員として中国の陝西省西安市の大学生・大学院生に対し、「日本文化・社会」や「卒業論文」などを教えています。

博論口頭試問

2012年05月07日 23時00分53秒 | Mの研究活動や成果
今日の午後14時から博論口頭試問が予定通り行われました。 
口頭試問の時間は約一時間半でした。

その間、試問委員達からの質問がありました。
そして、博論の感想や課題点・修正点などの指摘がありました。

各質問に対して私は答え、また、その回答への質問もありました。
そして、そんなやりとりはあっという間に終わりました。
当然のことながら、課題はあったものの、それなりの評価もして頂けたようでした。


最終的には修正意見が数カ所出され、今後、それを修正することとなりました。
(内容部分、論文に使用した用語、誤字脱字などを全て含む)
それは上海に戻ってから行い、指定期限には大学院へ出さないといけません。
ですので、それまで少々忙しくなりますが、何とかそこまでの勝負です。


それを無事提出後、審査員等の最終チェックを経て、博論の合否が決定します。
それが最終的に決まるのは、7月になるようです。

そこまでは気が抜けませんが、とりあえず第二関門はクリアできたということです。
(第一関門は博論の調査、執筆から提出まで)
とりあえずは一安心し、上海へ戻れます。


明日は朝9時の便で成田を立ち、上海へは昼前に到着予定です。
ゆっくりと機内で読書でもして、時間を過ごすつもりです。


日本にて・・・

2012年05月06日 00時29分30秒 | とりあえず日記
昨日の午後一時過ぎ、無事に成田に着きました。
空は晴れ渡り、久々に見るきれいな日本の上空に暫しうっとりとしました。
中国にいると、本当に日本の空の美しさが懐かしくなります。
(中国では空が基本的にいつもくすんでいますから)

平日ということもあってか、機内は客が少なくがらがらでした。
こんな国際線に乗ったのは初めてでしたが、快適でした。


機内では、色川大吉の『歴史の方法』を読み返していました。
これは、私が修士だった時、指導教官の一人Y先生が読むよう勧めてくれた一冊でした。
当時も一通り読んだのですが、何故かもう一度読みたくなったのです。
文体は比較的読みやすい為、機内でざっと再読できました。


今回はただ4泊の滞在なのですが、やはり日本に帰ってくると嬉しいです。

今日、日本の友人、先輩等と会う機会がありましたが、皆から気合いをもらいました。
それぞれ年齢はバラバラですが、社会人、院生など自分の立場で皆頑張っていました。
その中で、明治大で准教授をしているTさんは私に口頭諮問における助言をくれました。
内容はシンプルでしたが、参考にしたいと思います。

夕方、父と二人で近所の土手を一時間ほど散歩し、色々と話すことができました。
内容は将来のことや家族の様子など様々でしたが、私の博論に対する話題もありました。
母の話では、父は私の博論を仕事から帰ってきた後、常に一人で読んでいたとか。
それを事前に聞いていたので、父は散歩の機会にこれを一番伝えたいと分かりました。

アドバイスの内容よりも、こうした思いがある父には感謝の気持ちしかないです。

ギリギリで書き上げた博論で修正箇所があると予想していますが、
とにかく何があっても最後までやり抜きます!
そう思えた一日となりました。

一時帰国して家族、友人達のお蔭で確実に気持ちが以前より元気になってきています。

この「日本パワー」は恐るべきですね(笑)
さ、もう一踏ん張りして寝ようと思います。

それでは~

明日から日本へ

2012年05月03日 23時30分43秒 | とりあえず日記
<中国の大学ではどこでもバスケット人気が高いです。ほぼどの時間帯に行ってもバスケットに汗を流す大学生達が見られます。>

いやあ、無事に今週も終わりましたぁ!
数日前から頭痛が始まり、今日も偏頭痛が止まらない中、何とか最終日を終えました。
途中軽い眩暈もあり、少々疲れましたが、とにかく終わって一安心です。


そして今は、明日以降のことで頭が占領されています。
朝一で上海を立ち、日本へ到着後は月曜日の口頭試験に備えます。
また、来週以降の講義準備も日本でやらないといけません。

忙しいですが、日本の自宅に帰れることが今は嬉しいです。
やはり一番羽を伸ばして、リラックスできる場所なので。
また、大学院へ行くと久々に研究だけに気持ちを切り替えることが出来ます。
上海にいると、どうしても仕事のことばかりに気をとられてしまいますので。


学生達に口頭試験のことは特に話していないのですが、励ましの電話やメールをくれました。
中には、

「先生、私にお土産は~?」

とねだってくる学生もいて苦笑しました…。
ま、この位の能天気な学生がいた方がいいのかもしれませんが。


帰国準備も出来たので、あとは少し論文でも読んで寝ようと思っています。

久々の日本での家のご飯が一番の楽しみです!
そして、シャワーでなくお風呂にゆっくりつかりたいです。

そう考えるだけで、今から楽しみです。
それでは~


労働節休暇も終わり

2012年05月01日 22時28分06秒 | とりあえず日記
今日で労働節の連休も終わりです。
この間、ほぼ自宅に籠りきりでした。
授業準備、博論の読み直し、他の論文を読むなどなど。

なんだかあっという間に時間が過ぎてしました。


明日、明後日と大学で授業を終えた後、金曜朝早く上海をたちます。
博論口頭試問で日本へ一時帰国する為で、8日には上海に戻ります。

上海という恵まれた環境だからこそ、簡単に一時帰国もできます。
そして、私の授業をまとめて同じ曜日に集めてくれた大学側の厚意にも感謝を。
これは今の職場環境だからこそ、できることだと思っています。
また、いつも元気をくれる学生達にも精神的に助けられています。

最近、私の授業中のジェスチャーが大きい為か、それを真似る学生達が結構います(笑)
個人的にこれをされると、親近感を持たれているのを感じるので嬉しいです。


今、仕事と博論執筆と試験が並行してできる環境に感謝しかないです。
大学の先生方、学生の皆、本当にありがとうございます。


さて、明日夜は、明後日の授業が朝一で郊外のキャンパスである為、そちらに泊まります。
(郊外キャンパス内には、そうした教員の為に教員宿舎があり、無料で利用可能)
そして、木曜日授業後、その日の夜の日本語コーナーを終えてから帰宅する予定です。

帰ったら、ゆっくりビールでも飲みながら、少し論文を読もうと思っています。
皆さんはどんな休暇を過ごしたのでしょうか?

ともかく明日からまた其々通常の生活が始まります!
リフレッシュした気分で、また明日から頑張っていきましょう!!






日本から進出してきた新たなラーメン屋

2012年05月01日 01時46分25秒 | 中国でのグルメ
先日、浦東に2011年7月に出来たラーメン屋「屯ちん」へ行ってきました。
屯ちんは日本の東京池袋に本店を持つ、豚骨系ラーメンの名店です。

私の日本の自宅近くにも蕨店(支店)があり、高校時代から何度も足を運んでいます。
ちなみに、上海の支店の場所は、上海環球金融中心(SWFC)B1レストラン街内にあります。

屯ちんの上海店の場所
http://tonchin.foodex.ne.jp/shanghai.html

この存在は前から知っていて、ずっと「行こう、行こう!」と思いつつ、先延ばしになっていました。
浦東新区のSWFC内にある店なので、ビジネスマンが多く、外国人も結構見られました。
着いた時間は18時近かったと思いますが、帰る頃には行列もできてきました。


店内は所謂、綺麗めで落ち着いた雰囲気で、感じも良かったです。
肝心のラーメンは、所謂、日本で出されているものと基本的に同じでした。

値段は一杯30~40元(約390~520円)でした。
日本から進出している味千ラーメンが一杯15~20元程度だったので少し割高です。
(中国でポピュラーな牛肉ラーメンなどは一杯6元程度)
実際、平均所得が日本よりも低い中国ではこの値段は高いはずです。
恐らく、浦東新区で働く、在住の人々向けにつくられた店でしょう。

この値段設定では、上海のどの地域でも受ける保証はないはずですから。


でも、私にとってラーメンの味は大変美味しかったです!
(もちろん、高校の頃から食べなれていることもあるでしょうが)
魚介が練りこまれた固めの麺に、豚骨スープが良くあっていました。
スープも残さずほとんど全て食べてしまいましたね(苦笑)

それと、サイドメニューがやたらと充実していて違和感を感じました(笑)
日本では、目当てのラーメンだけを食べにいく客が多く、サイドメニューはそれほどないのが普通です。
実際に、それらのサイドメニューを頼んでいた中国人客は多かったです。


ちなみに、その店の前には今度、日本からくる「花まるうどん」が出店予定だとか。
その先には、パスタのチェーン店である「華屋与兵衛」も支店を出していました。
このように、上海でも日本の外食チェーンがしのぎを削って顧客を争っています。

日本で飽和状態になった外食産業が海外の各地へあふれ出ているとの印象を私は持ちました。
中国では市場規模がとてつもなく大きいので、成功すれば大きな利益を手に入れられます。
そうした機会を求めて、日本だけでは得られない利益をもとめて各外食チェーンが続々と上海へ進出しています。

上海では、日本からのラーメンチェーンは味千ラーメンがもっとも有名です。
ですが、この味にみんなが満足しているとは私はどうも思えません。
ですから、次に変わるようなラーメンチェーンが進出に成功すれば大きな利益を上げられると思います。
(ま、そんな簡単にはいかないのでしょうが・・・)

上海という国際都市で、ラーメン激戦区の日本からどんなチェーン店が今後進出してくるのか楽しみにしています。