中国西安で奮闘する大学教師Mの日々

日本人教員として中国の陝西省西安市の大学生・大学院生に対し、「日本文化・社会」や「卒業論文」などを教えています。

自身の大学院修了式によせて(上海からの思い)

2012年09月28日 03時33分11秒 | Mの研究活動や成果
中国では中秋節、国慶節が重なり、大型連休に入ろうとしています。
私は27日(木)で全ての仕事が終わり、10月7日(日)まで休暇となります。
その間、食事会や外出予定があるものの、後は自身の研究をする予定です。

これは私も暮らす大学構内の留学生や外国人教師の為の寮。
各国から来ている留学生を迎えるのぼりがつけられています。





さて本日、9月28日(金)は私が所属する大学院の博士課程修了式が実施されます。
私は上海にいる為、残念ながら修了式は欠席することにしました。
出席は出来ませんが、やはり無事に修了式当日を迎えられたことは嬉しく思います。

そして、この日を無事に迎えられたのは、多くの支えや協力があったからこそです。
さらに、厳しい意見や批判を下さった方々の存在も私にはなくてはならないものでした。
そうした人達全てに改めて感謝する日にしたいと思っています。
本当にありがとうございました。


なお、私は博士課程の時期、7割は中国で、3割は日本で過ごしました。
大半を中国で生活する中で、多くの中国人と出会い、刺激をもらい、自分の世界観も随分影響を受けました。
そうしたことから、自身の研究課題も中国に来る前と比べ、随分と方向性が変わっていく結果となりました。
狭い研究室でほそぼそと研究生活を送っていては、恐らく、自身の研究も現在の形になっていないはずです。

ですから私にとっては、中国へ来られたことは本当に大きな意味を持ちました。
そして、私はこの国に来られたことを本当に有難かったと思っています。
もちろん、何事も全て上手くやってこられたわけではなく失敗もあったのですが…
それでも、やはり中国という国、そして中国人と交わる機会を持てたことは幸せでした。
中国の皆さん、心より感謝致します。

なお、中国生活でまとめた研究成果の一つを、12月の同時代史学会の全国大会にて発表する機会を得ました。

http://www.geocities.jp/doujidaisigakkai/annual_meetings/2012.html#summary

もし関心のある方は、是非会場の千葉大学までお越しください。
皆様の御来場をお待ちしております。


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