今朝、頑張って起きて、フィギアの男子シングルを観た。
オリンピックには魔物が棲む、と言われている。
多分、その場に立ってみないと、その興奮と緊張は分からないかも。
しかし、羽生君が緊張しているのは、伝わっていた。
こけるわ。と思わず言ったわたしだけど、ほんとはこけて欲しくないのである。
4回転サルコウを失敗して、もうひとつ簡単なジャンプも失敗したのである。
ショートプログラムのようなキレがない。
あーあ。金は駄目だったか。とほんとにそう思った。
しかし、思わぬ脚本が用意されていた。マイケルチャンの緊張は知らなかったけど、
やっぱり金メダルを意識すると、緊張してしまうんだ。
マイケルチャンも本来の滑りではない。なんか、嬉しいけど、気の毒な気さえした。
羽生が金をとれるかも知れない。
人の失敗を喜んでしまうけど、ほんとにチャンも可哀想だった。
複雑だよ、ここは。
でも、やったーと叫んでしまった。
オリンピックの金メダルが魔物なんだろうね。
目の前で展開した物語に酔った気分だった。
荒川静香を思い出させてくれるイナバウワーを羽生がやるとは思わなかった。
トリノの荒川静香はほんとに女王みたいだった。
勝負は時の運、とほんとにそう思う。
良かった良かった。
高橋の演技も観ていて気持よかった。
町田はほんとに残念だった。うまくいけば、銅はとれたかもしれない。
後は女子のシングルにどんな物語が出来るのか、楽しみである。
それにしても、前回、目標どーり金メダルをとったキムヨナは、どんなにタフな精神の持ち主なんだろう。