アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

重症アルツで亡くなった父の記録と現在100歳の母と高齢者みるきーの記録。

トイレが風呂にみえるらしい

2006-01-24 22:27:27 | 介護


最近、父ジェンギンスをみていて

もう、お気楽に日記に書く気力もなくなるくらい

限界を感じてきた。

私の限界というより、母の限界だな。



深夜の付き添いは重労働だ。

でも、一生連れ添うべき夫婦だから

いくら、施設があるとはいえ、捨てることはしてはならないという考えがある。



いくら、家族の生活があるとはいっても、

尊敬するべき親を見放すことは、たいそうに

辛いのだ。



しかし、



限界が来ていると感じ、

自分自身はある年齢でこの世を去る決心が固まった。

自分の密葬の予約のことや、献体そしてさまざまな臓器の提供や、支払いいっさい・・・準備には相当の時間がかかると思われ、人に迷惑のかからない死に方なんか全然無いと思われ、

さまざまな考えをしていたら、眠れなくなって

そしたら、階下が夜中に騒々しい。



ジェンの声も、スーの声もきこえるし、穏やかじゃない。

寝たかと思えば、又聞こえる。



わたしは、寝ていないのに

苦しんでいたので降りていかなかった。



朝聞くと、



ジェンギンスがトイレに起きたので、誘導したけれどトイレをお風呂だと言い張って、

服を脱ぎだしたと言う。

そして、便器に手を入れたら冷たくて

『 水じゃないか!』と怒りだして、

さらに、トイレかなにかを探すけれど

見つからず、玄関でしそうになるをの

母は止めて、

そのうち、トイレには行かず眠ったが

再び起き上がって、なんとかトイレを済ませたらしい。



朝起きたら、玄関に飾ってある置物が

グチャグチャになっていた。



どんな、騒動があったのかと思われた。



しかし、

大学病院からのバップフォーの尿意を我慢する薬は効果が有るらしい。

飲んで2日目から夜中に起きる回数が減ったと

母は喜んでいる。



しかしだ、

どうも、夜中に異常行動があるように

思われる。

これは、副作用症状だ。



薬は長期にわたって

沢山飲んでいるから

飲み合わせが悪いに違いない。



バップフォーは飲ませたいので

どうか、異常行動が治まってほしい。





肝臓のウルソ2錠

気管支拡張剤 1

痰きり 一日2回

ハルナール 1

バップフォー 10㎎×2

尿量調節 一日2回



この10錠を飲んでいる。

9月から飲み続けている。



バップフォーが加わってから

夜中がおかしいんだな~

精神異常がある。



==========



今日も、一日見ていて

もう、終わりだな~と思った。



そしたら、夜私たち家族に

丁寧に頭を下げて挨拶するし

恐縮して足をそろえてお行儀よくしてるし。



あああ~~かわいそうなおじいさんに

変身しちゃったよ。



時々、かわいそうないいおじいさんに戻るから

家族は吹っ切れないんだ。



神様は人を、うまい具合に

おつくりになったものだと思う。



父は昨日デイサービスに行く途中で

凍結した雪に滑って転んだ。

不覚にも、わたしが父のそばに行こうとした

1メートル前で転ばれた。

でも、無事だった。

母が氷の上で支えていた。

大事故になるところだった。



今日は、氷道を避けたので

バス停まで10分の道のりを

1分で着いた。 横断歩道を渡らないと

近いのだ。



夜、スーザンが風呂に入っている間に

スーザンの引き出しを開けて、スリッパをしまったり

下着を取り出したり、床に散らかっているものを

押し込んでいました。

『 ばあちゃんに怒られるよ~』と言ってもきこえないらしい。

スーザンが風呂から上がってきて、

激怒するかと思ったら、『 よしよし 』って感じで

無事済んだ。





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