不老愚 助光 れいん坊

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久能山東照宮

2010-10-17 14:46:44 | 文学・歴史


 静岡久能山東照宮が国宝に指定されました。此のニュースを聞いた時に私は「アレッ!?!」と思いました。と言いますのは、久能山東照宮はもうとっくに国宝になって居るものだと思って居ましたから、「今更何故だろう?」と正直なところの思いでした。
 徳川家康が没した時遺言をして、「徳川幕府を倒すものは必ず西からやって来る。其れを私が防ぐから、私が死んだら遺骸に甲冑を着せて、西に向かって埋葬せよ」と言う有名な話が有ります。
 その遺言どおり 討幕の薩長軍が西からやって来た訳ですが、流石の<東照大権現家康>も防ぎ切れず、遂に徳川幕府も260年の歴史に幕を降ろしたのです。
 家康は 元和二年四月十七年74歳で、鯛の天麩羅にあたって死んだ、と俗に言われて居ますが、実は、鯛の天麩羅を食べたのは一月二十四日の夕食です。そして亡くなったのが四月十七日ですから、食あたりにしては時間が掛かり過ぎです。だから家康の死因に就いては諸説が有ります。「謀殺説」「胃癌死説」「事故死説」などが未だに有りますが、地元には其れを裏付ける文書は残って居ません。無類の大食漢で、女好きの家康ですから、いずれも可能性が有りますが、胃癌が死因と言うのが穏当な所でしょう。
 さて この久能山東照宮ですが、地元静岡市の宣伝下手の所為で、やっと国宝に指定されました。


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