不老愚 助光 れいん坊

嘘、誤魔化し、怠慢を憤り、愛情、親切、思いやり、を喜び感動を記事にしています。

東京大空襲

2013-03-09 16:00:45 | 文学・歴史


 間も無く3.11大震災から2年になります。テレビを始め、マスコミは此の災害を忘れない と 特集番組を流して大騒ぎです。
 勿論 忘れてはいけない事は充分承知して居ます。然し 日本人としてもっと忘れてはいけない大被害を蒙った「3.10東京大空襲」があります。
 1945年 3月10日 午前0時7分 アメリカ空軍 B29爆撃機279機が、1,300発の高性能焼夷弾を1,783トン満載して東京上空に来襲しました。
 1発で6トンと言う破壊力のある焼夷弾を、高度10,000メートルの上空から、高性能レーダーに依る正確な爆撃攻撃で、都心の密集地に1,300発が無駄なく投下されたのです。
 0時7分の爆撃開始から2時37分の終了まで、2時間30分の間に東京の街は殆どが焦土と化しました。
 後に残ったのは、死屍累々たる屍の山で、正確には数える事さえで出来無くて、凡そ10万人とも、15万人とも言われて居ます。其の人達は、まったく無抵抗の民間人・女、子供、老人達でした。
 3.11大震災の犠牲者は12,000人と言われます。が此れは天災に依るものです。然し 東京大空襲の犠牲者は、其の10倍に登るものです。然も これは天災ではなく、<人間に依る、明らかな殺意を持った、無抵抗な人間に対する大量殺人>です。
 此の事に対して 戦後の日本の歴代政府は、一言の抗議も、何もして居ません。此れでは日本がアメリカ人に舐められても当然です。以前 アメリカ人から言われました。「何故 日本の政府は、此の大空襲に対して、何も言わないのだ。不思議でしょうがない。中国も、韓国も言うべき事は言って居るのに・・・」まさに其の通りです。みんな忘れてしまったのでしょうか?


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