不老愚 助光 れいん坊

嘘、誤魔化し、怠慢を憤り、愛情、親切、思いやり、を喜び感動を記事にしています。

怨念?

2012-10-30 19:05:05 | 文学・歴史

 <怨念>と言うものが本当に有るのでしょうか 御近所にお住まいのAさんは、四年ほど前に家を新築されて引っ越して来られました。その前にその土地は別の人が立派な家を構えて、かなり派手な生活をして居られましたが、其の家の御主人が不幸にも病気で亡くなりますと、後は坂道を転がり落ちて行くが如くで、御主人の経営して居た会社は倒産、そして其の奥様も病気で亡くなり、息子夫婦も何処かに行って仕舞いました。風の便りに 夜逃げをして東京へ行ったとか聞きましたが、其の広い土地・屋敷は銀行の手に亘り、間も無く解体されて整地されて仕舞いました。
 其の跡地をAさんが購入して家を新築されて入居して来たのです。そして其れから暫くすると、其の家のお爺ちゃんが病気で亡くなりました。更に お嫁さんが病気になり、余りにも不幸が続きますので色んな噂が立ちまして、御近所の奥様達の口づてに、あの家の前の住人の<怨念>が祟って居るとか、その前の住人の<怨念>が・・・と 他人の口に戸は建てられませんから、段々エスカレートして行きました。
 そもそも此の地域には 鎌倉時代 幕府創建の立役者 梶原景時が、仲間の讒訴に逢い、この土地で無念の最期をむかえた と言う話が伝えられて居ます。 だから 梶原景時の<怨念>まで話が言って仕舞いました。偶然とは言え恐ろしい話です。


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