ミホんち

2005年から書いてきた「ミホんち」
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今週の一冊

2011-01-18 22:23:00 | 本の話
  寒い、シリーズ

 おっちゃんの指先がパックンしてました。え?なんで?お風呂入るのは水仕事って言わんやろ。

 *** 今週の一押さない ***

 「トロワ」 石田衣良 佐藤江梨子 唯川恵
 三人による連作。あまり噛み合ってるとも思えない。作詞家の響樹は、ひと回り年上の女性実業家季理子と8年の付き合いを続けていた。そこに登場する若き歌手の卵エリカ。絡み合う嫉妬と野心と複雑な三角関係、という話。

 生活者のカケラもない登場人物がグチャグチャと混乱する話だね。そして最後は別れて成田からパリへ旅立つ。まあね、背筋を伸ばして歩き始めるのは搭乗ゲートじゃないと絵にはならんな。ショッピングカート引きずって○キョウに油の安売りを買いに走るんじゃダメなんやな。

 1500円出して買ったら怒る。

 *** 他には ***

 「葡萄物語」 林真理子
 たった12年前なのに、もうすでに古さを感じるのは携帯電話が今ほど誰でも彼でもではなかったから。携帯電話ほど生活を一変させたものはないだろな。特に恋愛部門において。

 「ツバメ記念日」「僕たちのミシシッピ・リバー」 重松清
 産経新聞に連載されたものを春・夏と単行本に。秋・冬編も出てた。最初はいつもの重松ワールドに、ちょっと涙しそうになったりしてたけど、さすがに24編はきつい。老いた親とか、古くからの友達とか、そうそう何度もジョーカー切られても。

 「現代の貧困」 岩田正美
 「貧困ビジネス」 門倉貴史
 どちらも新書。でも岩田新書の方が読み応えあり。門倉新書は事例を挙げるに留まり、自分の思考を整理して述べるところまで及ばず。

 あとは料理の本を二冊。今年は、4年やめてたオレンジページでも買うかいな。やっぱ料理に、ちったあ変化がなきゃ。
 

コメント
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