電源開発北海道・本州間電力連系設備(北本連系)の本州側海底ケーブル出発点、佐井ケーブルヘッドです(関連記事)。
近づくルートが見つからず、海側から望遠で捉えるにとどまりました。白い建物に高圧ケーブル引き込み用の大きな穴が開いているはずですが、鉄塔側のため確認できません。建物が3つあるのは+250kV系統、-250kV系統、予備系統の3本を引き込むためのようです。他に帰線がありますが、これはGNDに相当するので建物を経由していないと思われます。
ケーブルヘッドから地下に入って海底に向かう送電線が埋設されています。
海に近づくと崖が現れます。
ケーブルも崖に沿って引き下ろされています。
「北本」と書かれた標石がありました。
崖を下りるケーブルの進行方向の海です。ケーブルの気配はなく、沖合いまで地下に潜っているようです。
少し右にブイが浮かんでいます。北海道側の古川ケーブルヘッドは右方向にあるため、もしかしたら海底ケーブルの位置を示すものかもしれません。
(取材日:2015/8/8@北海道下北郡佐井村)
ケーブルヘッドは、通常の送電線でも萌えますね。「何処の変電所に行くんだろう…。」と妄想を膨らませながら…。
いい画像を見せていただきました。本州と北海道を結ぶ送電線が、海に沈んでいくとは…。
送電線。追いかけると、面白いですね。
かつて、変電所内で作業していた、Nagawa2000でした。