ちょびっと♪日記

映画やドラマ、好きなモノについて、日々のいろいろなことをちょびっと♪書いてます。

「エデンの東」第53話

2011-01-14 | 韓国ドラマ「エデンの東」
第53話 終わりなき悪の手



イ・ドンチョル・・・ソン・スンホン
イ・ドンウク・・・ヨン・ジョンフン
シン・ミョンフン・・・パク・ヘジン
キム・ジヒョン・・・ハン・ジヘ
クク・ヨンナン・・・イ・ヨニ

さてとうとう年を越してしまった『エデンの東』である。
年を越すってもう2回も年越してるんだけどね
ん~やっぱりソン・スンホンかっこいいわあ・・・
なんでしょうね、この人の色気は。
ちょっと顔が濃い上に鍛えてるせいか硬派のドラマ(というか暴力的?
も多いが、本当はロマンスやらせたら、今、この人の右に出る人はいない。多分。←褒めすぎ?
そう言いたくなるほど乗っている時期だと思うな、スンホン。
今のうちにバンバン良い仕事してくれぃと勝手なことを言っているおばさんですよ、あたしゃ。
そう思うと『ゴースト』のキャスティングは正解とも言えるが。
・・・・あ、いや『ゴースト』のことは忘れたいのであった。

まったく終わりなき悪の手とは何事か。
ともかくまんまとシン・テファンの裏をかいたドンチョルたち。
「偽の葬儀場を作って弔問客を案内するとはイ・ドンチョルなんとずるがしこいやつ。」
ってテファンに言われたないわな。
ジヒョンはテファンに収賄の罪を押しつけられて検察で厳しく取り調べられるのである。
知らないと主張するジヒョンはとうとう緊急逮捕されてしまうのであった。
うーん・・・ジヒョン、テファンに騙されたって正直に言ったらどうか。
逮捕されてずたずたになっているところに、ちゃっかり面会にくるミョンフン。
ジヒョンの人生を狂わせたのはミョンフンだから責任はあるな。
出生の秘密でずいぶんと苦しんだことは気の毒だけどやっぱりねぇ。
「お前は無実だ。ジヒョン、お前はここを出るんだ。
 今度こそシン・テファン会長の本性がわかっただろ?
 あの家を出て本当のお前を取り戻すんだ。」
ミョンフンに言われたくはないが、まあここは言わせてやろう。
「ひとつお願いがあるんだ。母さんと仲直りしてくれないか。」
母さんってドンチョル母のことだよね、ミョンフンはもうすっかりドンチョル一家の一員になっちゃったのか。
結局テファンに命じられてやったとミョンフンがしゃべって、ジヒョンが出てきたんだけど
それを知ったドンチョルのおかん怒る。
「もう我慢ならないよっ息子の人生を食いものにされてっ!!」
お母さん・・・あなたの息子はずいぶん前から人生を食いものにされてますが。

ヨンナンとドンチョル。
クク会長の墓前にて。
「私はもうこの世でひとりぼっち・・・」
と言うヨンナン。こんなイイ男隣に従えて何をひとりぼっちとほざくのかっ
という私情満載な意見は置いておいて。
「これからは俺が傍にいる。」
なんてクサイ台詞もびしっと決めてくるソン・スンホンなのである。
ま、今の私なら『ギルティ』の真島(玉木)に言わせたい台詞の一つではあるが。

さておかんはいよいよテファンのところに単身乗り込む。



なんでそういう無謀なことをするんだよ・・・
ドンチョルの足手まといになるじゃないか。
案の定軟禁されちゃうしさ。
ドンチョルがドンウクの邪魔をしてるなんて丸めこまれるし、おかん~っ!!
それにしてもドンチョルは手かせ足かせが多すぎる。
おかんは助けなあかんし、ヨンナンも守らなあかん。
会社の経営のこともあるし、ドンウクもなんとかしてやりたい。
もちろんミョンフンのこともあるし・・・と、一人でなにもかも背負っているのである。
この重たいドラマの主役である以上逃げられないさだめではあるが、さすがにちょっと可哀そうだ。
あっちにこっちにと奔走してるドンチョルを見てると。
ま、一人で来いと言われたもののそこは保険かけとくドンチョルなんだけど。
ドンウクに電話して知らせるんだけど、ドンチョルはどう考えても罠だから一人で行くなっとテレビに向かって叫ぶ視聴者(←私ひとり?)
でも例のカセットテープ(白)を渡すのが母を返す条件だということをドンウクに伝えても
「自分だけが正しいみたいに言うな。諸悪の根源はイ・ドンチョルの野望だ。」
とか
「僕のために犠牲になったとも思うな、僕が望んだことじゃない。
 苦労して育てた弟なのに・・・そんな考えも捨てろ。互いに身動きできなくなる。」
だってよ、ドンウク。
本当に腐っちゃったんだね、確かにあんたが望んだことじゃないにしてもさ。
結局ドンチョルはドンウクのために故郷の秀才だった人生を犠牲にしたのに。
あんた一人で大きくなったような顔するなよ。
今やテファンよりも腹が立つ男、イ・ドンウク。



おかん、ドンチョルに謝ってる。いまさら。
「私がお前を器の大きな人間に育てられず、母の恨みを晴らすために生きさせた罪。
 お前に許してもらえないと、死んでも父さんの元に行けないよ。
 シン・テファンが父さんを殺したなら天が処罰しただろうに、浅はかな母が息子たちに仇討をさせようと
 一生おろせない荷を背負わせた。もうおろそう。私らの役目じゃない。」
遅いわ。
ドンチョルもドンウクも人生がめちゃくちゃじゃないか。
ドンウクはまだ検事としての人生をやり直せるかもしれないが、ドンチョルはどうするんだよ、クク会長の後継者になんか指名されて。
命を狙われながら裏の世界で生きてかなきゃいけないっていうのに。
「ドンチョル、お前はお前、ドンウクはドンウクで自由に生きるんだ。
 恨みも憎しみも愛も情けも断ち切るんだ。」
え~っ!!ドンチョルが今までドンウクのためにどれだけしてきたのかと。
ここで泣くドンチョルだった。女のことじゃなく弟のために泣くんだよ、たまらん。
「ドンウクのことを断ち切るのはテファンへの恨みを断ち切るより辛い」
って泣くんだからほんとにもうこの男は。
が、しかし。
この家族の涙の決別の間に車に細工されたドンチョル。
ここ、ドンチョルとは思えない不用心さだ。
車の中で
「母さん、この先何をしようか。結婚でもしようか。」
「嫁になってくれる人でもいるのか?」
「そりゃいるよ。」
なんて呑気なことを言ってる場合ではない。
ブレーキに異変を気づいたドンチョル。
「シン・テファンにいっぱい喰わされた。こういう奴なんだっ」
下り坂でガードレールに車を当てつつ必死に車を止めようとするドンチョル。
間一髪であったよ。
おかんを危険な目に合わせたせいで、また自分を許せなくなるドンチョル。
「悪かったよ、もっと注意してれば・・・僕が悪かったんだ。」
それについては異論はない。だって相手はテファンだからな、油断大敵である。
「ドンチョル・・・ドンウクを憐れんでやってくれ。離れていく方が何倍も辛いだろうからね。」
とやっと母親らしいところを見せるおかんであった。

ドンチョルとおかんが助かったと聞いて、次の悪だくみを実行しようとするテファン。
カセットテープ、置いてあったんだねぇ。
「どんな劇薬も処方次第で良薬になる。これを使ってドンウクをドンチョルから完全に引き離すんだ。」
その上マカオから来たジャッキーとやらにドンチョルを裏切らせる作戦に出ようとするんだけど
そういえば一度裏切ったテファンの秘書、まだここにいるやん。
これ、ドンチョルの最大の駒になる可能性大。
なんかそんな雰囲気の表情してるし、秘書。

それにしてもすごいな、ソン・スンホン。
もう『ギルティ』でスンホンのことをうっすら忘れかけていた私を
濃い顔と演技でガガッと引き戻す勢い。
なんなんだ、この抜け出せないものすごい濃さは。
ストーリー展開はもう復讐と復讐、家族のきずなとかそういうことを行ったり来たりしているだけなのに
(この内容で大河並の回数、日本のテレビ業界では脱落者多数、途中打ち切りかも)
とにかくソン・スンホンが一人力技で持っていく。
おいおい、一人でどこに連れて行くんだ私をっ
『ギルティ』に韓国ドラマにも似た濃さを見た私だが、やっぱりこの濃さは日本のドラマにはないわあ。
スンホンの力技、一話で堪能とは、なんというドラマだろうか『エデンの東』。

「相棒season9 元日スペシャル」

2011-01-11 | ドラマ「相棒」



録画してあったんですが、『ギルティ』にはまりすぎて後回しになってた。
やっと見ました。
映画未見の身で、今「相棒」について語っていいのかとは思うんだけど
耳の発作があるので映画館はツライ。
見た人たちの意見を聞くと、DVDで見れば?とのことだし
そういうことで。

今回は復讐もの。
交通事故で息子を亡くした母親が、息子を殺した男に爆弾で復讐するシーンから始まる。
母親役に南果歩。
復讐された男の妻役に白石美帆。
最初から犯人が視聴者や読者に分かっていて、主人公がその犯人を追いつめていくという手法は
ミステリーでは既に使い古された手法でもあり、極めて「相棒」的でもあるからまあいい。
だって右京さん、いっつも犯人初めの方に分かってるし、
こっちも「あ、右京さんこの人疑ってるな。」って感じだし。
だからミステリー部分に新鮮さはあまりない。
私は母親だからか、犯人を復讐に駆り立てた決定的な動機も割と早くに分かってしまった。
それにミステリーを解くカギになるシーンが結構わざとらしく配置されているので
ミステリーとしての期待感は殆どなかったと言っていい。

しかし特筆すべき点が。

石野真子が無駄遣いされていた。

いやそうじゃなかった
確かに無駄遣いされていたけど。

神戸尊が右京さんに逆らったのだ。
これはかつて小野田官房長(岸部一徳)が神戸に言ったセリフに由来する新展開と見る。

「杉下右京の正義は時に暴走するよ。」

神戸が自分なりの正義を貫くために、右京の正義に逆らうというシーンが出てくる。
なるほど、この展開は右京&亀山コンビでは考えられない。
亀山はひたすら右京さんの言いなりだったけど、神戸は最初からそうじゃなかったわけだし。
『相棒』に緊張感が増すな、これは。←本当にそういう意図で新展開なら。
右京も神戸には初めから「君は君の仕事をしてくれていいんですよ。」とよく言っていた。
神戸が本当の意味で特命係の一員になって、そういう話は無くなったんだと思ってたけど
実は残ってたんだね。今はそういうことにしとく。

映画の宣伝で盛んに
『あなたの正義を問う』
と正義を問われまくった私なわけだが、(でも見てないから本当は問われてない
これからは本当の正義とは何か?みたいな路線でいくのか?
それ、なんか『相棒』としては最終章みたいな予感がするのだけど。
だって多分答えなんか出ない。
真実を追求することが正義なんて答えは、正解とは言えないだろう。
でも杉下右京の正義の向かう先はいつも真実の追求だから。
そこで終わらせないためのツールとしての「相棒」神戸尊だったのか?

まあキャストのテコ入れにはマンネリ打開とか事務所の事情とか
いろいろ大人の事情ってやつがあったんだろう。
テレビ朝日のドル箱でもある『相棒』を視聴者に見続けさせるためには
そういう方法も必要だったろうが、脚本家や監督、プロデューサーは
新しい相棒に役割を与えていかなきゃいけないわけである。
その結果「正義」なんて大上段に構えてる割に曖昧なものが出てきてしまったのだとしたら
先行き不安なのは私だけだろうか。

そりゃまあ『相棒』だっていつかは終わりが来るんだけど。
その終わりが素敵だといいなあと思うくらいは許してほしい。

今は終わりのことよりも、新展開、緊張感の増す『相棒』に期待することにしようか。

抜け出せない私

2011-01-06 | その他ドラマ
『ギルティ』の真島刑事からまだ抜け出せない私。



いい加減『エデンの東』のレビューを最後まで終わらせようと書きかけたものの
また『ギルティ』リピート見してしまった。
それも玉木と菅野のシーンばっかり





菅野ちゃんは復讐するときの野上芽衣子の方がなんか美しくて
普段の芽衣子は可愛い感じ←いつもの菅野ちゃんみたいな。
で、玉木演じる真島刑事が、最初は可愛い方の芽衣子に惹かれるんだけど
彼女の影の部分に気付いてもそっちにも惹かれていってしまうのよ~
真島も後輩を死なせてしまったという過去があるから、同じ心の闇を持つ者同士惹かれあってしまったのか。
芽衣子が自分の復讐とは別に真島のために人を殺し、真島もまた芽衣子を守るために悪人を殺してしまう。
そんな愛し方、切なすぎる。



最後はロミオとジュリエット形式なんで後味悪いことこの上なし。
真島は芽衣子に破滅させられたのかなあ?
でも芽衣子に出会って心の闇から抜け出せて、本当は救われたんじゃないのかと思うと
あのラストで納得なのかどうか。
でも芽衣子なしで真島の人生なんて有り得なかったのかもしれないけど。

しかし玉木宏はいい役者になってきたなあ。
やっぱり俳優さんは20代後半からぐっと良くなる人がいい。
セリフの扱いとか発声とか、まだ粗いと感じるところもあるんですが。
玉木宏ってセリフのあとに少し息の音がもれるのが気になってたんだけど
今回は役にはまってたのか、却って良かった。
玉木自身が面白い系でちょっとハズした人なので、こういうシリアスをばっちりかましてくれるとなんかビックリする。
男前だからキマるっていうのはもちろんあるでしょうが。
ちょっとロン毛のぼさぼさパーマにひげ面っつーのが日本人離れして見えて
ドラマの雰囲気にぴったりだったし。
色気が出てきたっつーんですかね、こういうの。

女優さんでもそういう時期があると思うんですけど、女性は30過ぎるとヒロインとして扱われにくい空気があるから厳しい。
菅野ちゃんとか深津ちゃんとか、若い時から活躍してて最近すごく良くなった女優さんは多いんだけどなあ。
綾瀬はるかもこれから良くなりそうな気配を感じるし。

それはともかく今回は真島に完全ノックアウト状態の私。
うむぅ~私の中で千秋先輩を超えるとは何事かっ!!

ドラマ自体は原作がないオリジナル(関西テレビは結構やるね、コレ)で、脚本が迷走してた。
ホンが最終回まで上がってないのに役作りするのは大変だろうなあ。
韓国ドラマでは今も日常茶飯事ですが
全11話1クール3か月なんだから脚本くらい最後まで書いておいてあげて欲しかった。
その分役者の力量が問われて、結果そこそこの数字も出て私もハマったので良かったのか?
関西では最終回17%越え、ジャニーズキャストなしでこの数字は結構すごい。
なのに関西テレビ制作だからフジテレビでは冷遇されてるらしい・・・
でも私はここに書き残しておくぞ。

『ギルティ』恐るべし。

ドラマのスジが迷走しても数字を取る(関東では途中10%割りかけたそうですが)なんて、今回のキャストには感服である。
あ、でも横山めぐみはいらんかった、正直。
横山めぐみが出てくるたびに昼メロの香りが漂ってくるんだよ~
あの独特の色気出しまくりの口調と鼻にかかった声もイライラするし。
わざとなのかなんなのか・・・他の人でも良かっただろうに。

こうして書いているとまた真島と芽衣子に会いたくなってしまう私。
もうビョーキである。

とりあえず菅野と玉木の次回作には期待する。
ちなみに玉木は春の2夜連続ドラマ『砂の器』主演と来年の大河ドラマで源義朝役が決まっている。←また死ぬ役じゃん
源義朝と言えば加藤雅也がすごくはまってた記憶あるなあ。
なんとなくココ、同じ系列みたいな気がするので、きっとはまるね。

『ギルティ』について語っているとキリがないが、
実際のところ情感あふれる演技に関しては、韓国俳優にははるかに及ばない。
日本のドラマとしては近頃稀にみる情熱的で強引な展開だったと思うが、
韓国ドラマの足元にも及ばない。いや、脛くらいまでは来たかもしれんが。膝まではいってないな。
(韓国ドラマが良いと言っているわけではないが、
 韓国ドラマはある意味突き抜けているので、
 もう口をポカーンとあけて見てしまう妙な勢いがある。)
泣きのシーンでそれは感じた。
日本の俳優さんで泣きのシーンをかっこよくキレイに決める人って本当に少ないのだ。
玉木宏も頑張ってたけど、泣きのところはキツそうだった。
(それもまたイイのかもしれないが。)
でも韓国の俳優さんは本当にキレイに泣く。
泣けばいいってもんじゃないけど、国民性の違いかなあ。
逆にさらっとしてたり理性的だったりする演技は日本人がいいし。
結局好みの問題?そのときの気分ではまれたりはまれなかったりするんでしょうね。
とりあえずサントラ借りようと思ったら、DISCAS在庫僅かって
予約リスト1位に入れといたけど、いつ来るやら

2010秋ドラマ総決算(私見)

2011-01-03 | その他ドラマ

えーっと。
基本的にはまった順にいこうかなと。

まず『相棒』
映画がクリスマスに公開されたため、本編の時系列を動かすという荒行に出てくれた。
おかげで訳が分からなくなってしまった・・・
今もう一回見直して整理中なのだが、映画を未見のためまだよく分からないです。
でももう相棒だけは別格なので、一番に。

『ギルティ~悪魔と契約した女~』
今回の一番HITかと。
ミステリーとしては破綻している部分も多く評価は低いが
恋愛ものと考えれば(ラストシーンから見てもそう考えるべきかと)かなり高評価。
キスシーンの一つもないのに主人公二人が惹かれていく様がよく表現されていて、
かといって淡白ではなく情熱的なのである。
最近ちょっと草食系というかさっぱりしたドラマが多いような気もするので
すごくドキドキさせられました。
この二人いつ恋愛関係に入るの~?と思いきや・・・
途中で突然男が女の名前の呼び方を変えていたので、あのあたりに恋愛関係に入ったというサインがあったのかもしれん・・・
玉木が菅野ちゃんを完全に愛しちゃったってサインが。
どこや?どこなんや?
と見なおそうと思っている自分がいるのであった。
しかし玉木宏。
見返せば見返すほどかっこいいっ
セクシ~惚れたよ、オイラ
鹿やってた人と同一人物とは思えないわ~

『流れ星』
期待を上回ってくれたので良かったです。
40男の“無駄な男前”竹野内豊を堪能いたしました。
(実際は決して無駄な男前ではないと断言するが)
ストーリーもシンプルにおさまってくれて良かったかな。
最後の方のすれ違いの連続にはちょっとイライラしたけど韓国ドラマのレベルではないから○。
しかし淡白な恋愛ドラマではあった。

『スペック』
敢えてここらへん。
見始めたとき「はぁ~?そういう話やったん?」ってがっかりしたんですが
(超能力がどうとか・・・っつー話だったんですがね)
結構はまれたんですよね。
私は超能力とか占いとかまったく信じない方ですが、ドラマとしては評価できる感じです。
ただところどころ細かいエピソードというか、パロディめいたものが入ってくるのが
なんだか面倒な感じがして。
好きな方にはそれが面白いんでしょうけど・・・
でも最後の左手を見たときに全部許してしまえた私。
面白かったです。

『パーフェクト・リポート』
ここでいいのか?・・・いいのかな。
悪くはなかったんですよね。視聴率はイマイチだったそうですが。
題材は良かったのでもう少し掘り下げて欲しかったし、そうなると韓国ドラマ並の時間が必要になるんで無理という・・・
ちょっと風呂敷広げ過ぎたんじゃないかとは思います。
あとなんとなくちょっと古い香りがしたような気がするのは気のせいか?
いろいろあってばらばらだったチームが一致団結っていうのは、昭和の香りかスポ根かという気がしないでもないかなあ。
だけど、今みたいな殺伐とした時代だからこそ、という見かたもある。

『ナサケの女』
大いに期待したんですがね。
武田鉄也の女装にまず拒否感・・・女装して説教たれるな、うっとおしいっ
米倉ドラマは基本的に好きだけど、今回は残念な結果でした。
もうちょっと威勢よくても良かったかなあ。いっそ。
「脱税するやつは日本の道路歩くな」には同意するけど、来週どうなるの?ワクワクという単純な期待感の少ないドラマでした。
基本的に前半は一話完結の形をとっていただけに、視聴者離れを起こしたかもしれませんね。
私は最後まで見ましたが、↑のセリフとエンディングのドリカムの歌に合わせて
踊る米倉がすげ~・・・という感想。
とりあえずエンディングだけは絶対見ていたってなんだそりゃ。
いや、この人器用な人だわ・・努力の人なのかもしれんが。

『黄金の豚』
ナサケの~と同位くらいですが、キャスティングのマンネリ感から一段落としました。
篠原と大泉じゃハケンの品格ですから。
それと篠原、もう少ししっとりした感じの役に挑戦してみてはどうだろうか。
さばさばした役はもう満腹した。
ラスト3話くらいは結構引き込まれるところもあって、事件も総理がらみだし・・・という盛り上げはあったんですが、こちらも基本的に一話完結スタイルだったせいで
「あ、今週見逃しちゃった・・いっか~」的な感じになってしまった。
ラブ路線もなかったこともないんだけど、最近の篠原ドラマにありがちな中途半端な感じで終わっちゃったし。
大泉と大真面目にキスシーンとかされても、まあこっちも目のやり場に困るだろうけど。

好みの問題なのですが、私としては秋ドラマはこんな感じでした。
下位2作は事件性を期待していたのにイマイチで評価が低くなりました。
まったく期待していなかった『ギルティ』にはまってしまった私。
事件性も恋愛も期待せず、ただ役者目当てで見ただけだったので(ま、殆ど役者目当てで見てるわけですが)意外や意外でした。
これは『曲がり角の彼女』の再来だわ。しばらく玉木宏と菅野ちゃんを探してしまうわ。
でもどんなに探しても『ギルティ』の真島刑事と野上芽衣子に出会えることはないのかと思うだけで切ないのだった。

そんな余韻に浸っている間にもう冬ドラマが始まる~・・・
今回はそんなに見たいドラマはなさそうだけど、要潤がまた出るから「LADY」は見るかな。
期待せずに見ようっと。
あと映画『アマルフィ』見たので織田祐二のヤツは見る。外交官の。

『ギルティ~悪魔と契約した女~』

2011-01-01 | その他ドラマ

あけましておめでとうございます。

今更ですが『ギルティ』いっき見しました。
関西テレビ制作ということで、当たりはずれがはっきりしている枠ではあるんですが。
今回は当たりだったのではないかと。

まあ正直ミステリーとしては微妙。
復讐部分も突っ込みどころ満載だし。
でも玉木宏が「刑事ものではありません」と言っていた通りではある。
玉木宏、最初髪ボサボサだしひげだし、やさぐれた刑事だしで、
もうどうしたろうかと思うたんですが。
ひげは見慣れると似合ってて素敵ですが・・・
ひどいっ千秋先輩(のだめカンタービレ)と違い過ぎるっ
鹿男はもちろん、ラブシャッフル(これは大ハズレだったが)とも違うっ
そしてギルティ枠スポンサーのNECのCMとも違い過ぎる・・・
私は玉木宏の笑顔が大好きなので、笑顔封印の『ギルティ』にはまれるか
正直不安だったんですが・・・
(本当に笑顔完全封印状態でしたよ。。。)

ばっちりはまりました。
かっこ良過ぎるだろう玉木。
やさぐれてようとも。ボサボサだろうとも。
(でもそのボサボサ髪型、微妙に今の自分の髪型に似ている・・・)
菅野美穂もキイナのときより良い。
菅野は演技力には定評があると思うし、地味な存在なのかもしれないけど私は好きだ。
今回は役柄上オシャレな菅野ちゃんはあまり見られなかったが、
復讐に生きる女だけど、罪悪感と憎しみの狭間で揺れる気持ちを上手く表現していたと思う。
それもこれも玉木に出会っちゃったから・・・というのがまた切ない。
常に眉間に皺を寄せて過去と戦っている玉木演じる真島刑事と家族殺しの罪を着せられ冤罪の罪を着せらたまま服役して、殺された家族のために復讐しようとする芽衣子の恋模様が本当に切なく描かれている。
これはもうミステリーの名を借りた恋愛ドラマだと理解することにした。

そう思って見てみると切なくて哀し過ぎるストーリーなんだけど
玉木と菅野のシーンを見るたび、ひとときの幸せに浸りたくなってしまう。
ううう・・

菅野は若い。若くてかわいいが実は玉木より3歳年上。
ドラマ上もひとつ年上という設定になっている。
ふと考えると玉木は少し年上の女優さんとの恋愛キャスティングが案外多い。
要潤もそういえばそうか・・・実年齢よりしっかりして見えるせいかね。
とはいえ玉木ももう男30ではあるのですが。(ラジオで自分で言うてはった)
春に玉木主演の特別ドラマ松本清張の「砂の器」が放送される予定ですが
こちらのキャスティングも恋人役は中谷美紀、年上だ。
まあ恋愛メインの話ではないですがね。

それにしてもジャーナリスト役の唐沢がちょっとキャスティングとしては大物過ぎ。
完全に玉木を食ってしまった部分があって。
いつの間に唐沢はこんなに存在感のある俳優になっていたのかと驚くほどである。

『流れ星』の竹野内が淡々とした感じだった分、『ギルティ』の玉木のストイックなのに情熱的とな演技が際立った。
どっちも好きだけど・・・私的には『ギルティ』かな~
ストーリーはハッピーエンドがいいけど、主演の二人は『ギルティ』に軍配が上がった感がある。
飽くまで私の中でだけど。