ちょびっと♪日記

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「リーガル・ハイ」 第9話

2012-07-11 | リーガル・ハイ


『リーガル・ハイ』第9話

公害問題みたいな面倒くさい依頼をこの人が受けるわけがありませんて。
実際に公害問題かどうかはまだ始めは分からないんだけどね。
田舎の村に大手企業の化学工場ができて一年程度してから、なんとなく村の人達の身体の具合が悪いという。
古美門はやる気がないもんで、黛がとりあえず独りで始めちゃうんだけど。
身体の調子が悪いって、年寄りなら多かれ少なかれありそうなことばっかりなんだけど、大丈夫なのかな?
だって心筋梗塞になったとか腰が痛いとか言われても…=公害にはならんだろう。
一応井戸水からは近頃話題になっている化学物質が検出されたんだけど、古美門の腰が重いのは村に工場を誘致したときに三木事務所で弁護士として関わってたんだって。あらら。
結局、三木にくっついてる胡散臭い女・沢地(小池栄子)が何故か古美門を説得して、やることになったんですが。
古美門は村の老人たちが『蟹食べ放題バスツアーと戦争の区別がついていない』と主張していたが、元村長の妻がなかなかの老婦人で、「闘いには最強の武器が必要」と古美門を味方につけるのであった。

まあこの手の裁判ですからね。
企業側としてはなんとしても和解しようって話になるわけで、見舞金が2千万円。
しかし古美門は11億の賠償金を求める訴訟を起していて、企業も住民を味方に取り込もうと画策するよな、うん。
その企業のお偉いさんに神保さんって、髪型違うけど、キャラもかなり違うけど『相棒』の大河内首席監察官だ。
(神保さんはあちこちのドラマにチョイ役でしょっちゅう出てるけど)
で誠意と絆なんてキレイな言葉に騙されて、和解に応じようとする老人たちにひどい言葉を浴びせた後、古美門は言う。
「これが日本の馴れ合い文化だ。誇りを取り戻すためには見たくない現実を見なければいけない、深い傷を受ける覚悟で前に進まなければならない。金がすべてではない?金しか皆さんの意気地を見せつける方法はないんです。踏みにじられた尊厳の対価を勝ち取らなければならない」

いやあ、大演説だったよ。古沢脚本万歳!
でもね、金がすべてではないよ、それだけは言いたい。金でしか尊厳と誇りを取り戻せないなんて、それこそ現代の病だと思うけどね。
ただ闘う相手が現代の病におかされてるから、それで思い知らせるしかないというのはあるでしょうね。

古美門と三木の対立、沢地が妙な動きをしていることも承知の上で次回へ続く。

いつものごとく最後は軽めにオトしてくるのだけど、内容はかなりシリアスに寄っている。
生瀬と堺と小池の冗談みたいな演技で画面上は重くならない作りにはなっているが。
これでバリバリに重かったら『相棒』になっちゃうしなあ。画面青いし。
新垣ちゃんをキャスティングしたのは、素晴らしい選択だったと思います。里見さんは…ハンチョウとダブっちゃったからね(笑)

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