ちょびっと♪日記

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「ハンチョウ~警視庁安積班~」 第9話

2012-07-03 | 「ハンチョウ」

母親の生命と子どもの生命、どちらかしか選べないとしたらどちらを選ぶか。
どちらの生命が重いのか選べ、かあ。

というわけで『ハンチョウ~警視庁安積班~』 第9話

真山管理官(高島礼子)に依頼されてイタズラ電話の犯人を捜査することになった安積班。
イタズラ電話は医師にばかりかけられており、
「柊議員と自分の子どもの生命、どちらかを選べ」
というものだった。
どのケースも実際に誘拐されてはおらず子どもも議員も無事だったが、捜査を進めるうちに一人の医師がかつて柊議員の心臓の緊急オペの際に手術中だった患者(子ども)の手術を離れ、議員のオペに移るようにと院長に指示され、子どもの手術は失敗して亡くなっていたことが分かる。
院長も殺害されており、当時の子どもの患者の家族が気にかかるハンチョウ。
院長を殺し、当時の担当医を刺した男はやはりその父親だったわけだが、その直後に例の電話がかかってくる。
刺された医師の妻と子どもの生命、どちらが重いのかお前が選べと突きつけられる、代理で電話に出ちゃったハンチョウ。
母親は子どもの後を追っていて、そのたった1人の肉親の弟が犯人のようである。

安積はね
「どちらの生命も選べない。本当に生命に重さの違いなどないんだ。俺はどちらも選ばない」
と言う。安積らしい答だなあ、と思う。でも正しさってのは時々誰かを追い詰めるから。
「ならお前はどちらを選ぶんだ?お前に選べるのか?」
と犯人に問いかける安積。犯人が本当に悪い人ではなくて復讐、だから通じて良かったね。
パナソニックシアターだもん、説教くささと分かりやすい正しさがないとね、と斜めに見てしまう私は汚れた大人なのね、きっと。

でも最後に手術に失敗して亡くなった子どもが手術前に担当医師にメッセージを残していて、ここ泣いてしまった。
ああもうなんて分かりやすい~と思うけどこれは泣くだろう。
手術前に死を覚悟した子どものメッセージなんて。
そして何よりもこのメッセージをなぜもっと早く両親に聞かせてあげなかったのか。
母親がこれを聞いていたら死ななかったかもしれないじゃないか~!!
自分の行いの弁解にしたくないと思ってメッセージを保管していたらしいが。それこそが判断ミスだろう。

妻と子どもが溺れていたらどちらを助けるか、とか、自分の子どもが二人溺れていたらどちらを助けるかていう生命の究極の選択っていうのは、よく語られる話なんだけど、ほんとにどちらも選べないものだと思う。
わたしか子どもかなら絶対に子どもを助けて欲しいけどさ、ほんっとうのほんとうはその場になってみなければわからないわけで。
結局人間は偽善と欺瞞に満ちていて、それでも正しさと真実を求めているんじゃないのかなあ。
「救おうとする前にどっちかひとりしか救えないと決めつけることが間違ってる」が正解、なんだろうか。

そして木曜日の子どもの件ですがね。なんかややこしいことになってる。
公安出てくると話が見えなくなっちゃうんですよねえ…
んー。最近刑事ドラマで公安が悪者っぽく出てくるの、よく見かけるけど公安だって頑張ってるんじゃないのかと。
いやまあよく知らないわけですが。よく知らないものは警戒するもんだしね、人間って。

ハンチョウシーズン5も9話まで来ましたが、小澤さんの存在感はやっぱり半端ない。
この人を準主役含む脇で使うのは難しいなあ…。福士は小澤と組んでるわけだが、自分のキャラを理解してよく演じてるなあという印象。女子は…まあ紅一点なんで。

ハンチョウ、12話まであるのか、ちょっと長くないか?

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