ちょびっと♪日記

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『リッチマン、プアウーマン』 第8話

2012-10-01 | リッチマン、プアウーマン


『リッチマン、プアウーマン』 第8話

夢も希望もお金も失って弱った惚れた男を見るってのはなあ…
女ってのは基本的にそういうのは見ないふりができないんである。
まあ昨今はそうでもないのかもしれませんがね、案外。
弱っててどうしようもない男なんかとっとと見限って、はい、次。という人生の選択もないわけではない。

でもねぇ…やっぱり。
何もかも身ぐるみ剥がれた男のために自分の就職も投げ出して、仕事のパートナーとしてついていくってのは、もう女として究極の幸せ、のような気がするのは少し病んでいるのかもしませんな。

日向は朝比奈に追い出されたんだけど、一部の社員を引き抜いてパーソナルファイル事業だけで新会社を設立するつもりだった。
しかし先回りした朝比奈が大手と提携してパーソナルファイルをネクストイノベーションの事業として、記者発表してしまう。
まさに「俺がここまで来れたのは朝比奈がいたからだ」と日向が言った瞬間に、それがテレビで放送されてそしてご本人登場である。
パーソナルファイル事業が日向のものではなくなった以上、社員たちは当然誰もついていかない。
一人でご苦労さん、とばかりに追い出される日向を追った真琴は
「今の俺はお前には見られたくない」
と一度は日向に拒まれるが、今度はそれにめげずに追いかけて、とうとうバイク二人乗り達成である。
そしてパートナーの位置をキープである。やるな真琴。
だいたい「今の俺をお前に見られたくない」っての、それ告白ですわねえ…
この二人の場合どちらも鈍いから気が付いてないようだが、それは告白である。

そして朝比奈。
あんたもほんとは日向が一番大切だったんじゃないの?
大切で羨ましくて、憧れて、それが行き過ぎて憎しみになってしまったのではないのか。
二番手に甘んじている自分を卑下して、でも二番手なのは日向がいるから、日向がいなければ自分が一番でいられる、なんて本当はそんなものは幻想だって分かってるんでしょうにねぇ。
二番手、なんじゃなくて、ブレーンとして一番能力を発揮できる、では満足できないのが男性の野心というものなのだろうかね。

まあこのクーデターの結末をどう締めくくるのか、という点でもなかなか興味深いドラマである。
それと新しくここから始めるっていう日向と真琴が、一体なにをやらかすのかも興味深いね。
もう8話、あとは畳みかけるように見せてくれるはずである。