『息もできない夏』第6話
谷崎 玲 - 武井咲
樹山 龍一郎 - 江口洋介
谷崎 麻央 - 小芝風花
谷崎 葉子 - 木村佳乃
谷崎 啓介 - 神尾佑
谷崎 香緒里 - 浅田美代子
井川 さつき - 原幹恵
西川 純 - 清水一希
安倍川 衣里 - 橋本麗香
草野 広太 - 中村蒼
片岡 亜佐美 - 霧島れいか
ちょっと中だるみ期の6話という印象。
鮎川(要)の本意がまだはっきりしないまま、ただ葉子に会いたかっただけだと北大路じゃないわ、葉子の父に言う。
ただ玲が葉子の娘だと知って近づいたこと、それを通じて葉子に会いたかったという。
鮎川は玲が無戸籍であることを知らなかったが、ひょんなことから知ることになる。
一方今まで見守るだけだった葉子の父・夏目は、鮎川が葉子と玲に近づいていることを知り、とうとう玲に自分の素性を打ち明け、裁判にかかる費用を援助したいと申し出る。
葉子はもう夏目に会うなと玲に言い、裁判をするより今まで通り戸籍をとる手続きを進めようと話す。
どうもこのあたり、裁判になると困る事情がありそう。
鮎川の反応を見る限り出生の事情、ということだろう。玲は谷崎の娘ではなく鮎川の娘である可能性が高いってことか?
家族であるということを他人に認めてもらう必要があるのか…ていう樹山の言葉は深いよね、傷ついたから言える言葉なんだろうなと思う。
そのへんからも樹山の過去に興味がわいてくるわけである。
しかしここの家族は問題が多過ぎるな…谷崎の母ともなんか微妙な関係だし、夏目と葉子の関係も複雑だ。
でも「家族だもん、嫌いになるわけない」はちょっと浅い。
家族だからこそ憎しみが深くなることもある。愛憎ていうくらいだからなあ。
まあこちらは和解できそうで良かったんだけども。
そこに、ダダーン!!鮎川登場だッ!
「玲ちゃん、君には知る権利がある。君は俺の子だ」
あーやっぱりー?えらい引っ張ったな。率直に申し上げますが玲が鮎川の子は計算が合わない感じがします。
要潤ていくつだ?18の子どもがいてもいいというほどの歳?30代前半だと思うのだけどなあ…
こういうのも割とドラマに入り込めない理由になっちゃったりするからねぇ。
ところでこれって実際に難しい社会問題でもあるけど、戸籍が自分が自分であるという存在理由になるというのは少し解釈が薄っぺらい気がする。
自分が自分という存在だというのは戸籍があろうがなかろうが関係ない。でも今の日本の制度では戸籍がないと社会生活ができないということで、根本的に人の存在することと社会生活とを同じに考えるのは却って問題をこじらせるような気がするんだけど…。うーん。
ところで玲の台詞に「次第に…」という言葉が出てきたんだけど、18歳の女の子が次第に、って使わないよなー。
脚本に書いてある台詞だったからなんだろうが、引っかかるくらいだからやっぱり違和感があったんだと思う。
そういうところ、現場で臨機応変に変えたりしないもんなんだろうか。