『息もできない夏』第1話
谷崎 玲 - 武井咲
樹山 龍一郎 - 江口洋介
谷崎 麻央 - 小芝風花
谷崎 葉子 - 木村佳乃
谷崎 啓介 - 神尾佑
谷崎 香緒里 - 浅田美代子
井川 さつき - 原幹恵
西川 純 - 清水一希
安倍川 衣里 - 橋本麗香
草野 広太 - 中村蒼
洋菓子店でバイトとして働く谷崎玲(武井)が正社員になるために住民票記載証明書を取りにいく、というところからストーリーは始まる。
ていうかびっくりするわ。木村佳乃がお母さん役!武井咲と並んでも姉妹にしか見えないの。まあ木村佳乃も立派にお母さんなわけなんだけどさ、ちょっと子ども役が大人過ぎるでしょ。
浅田美代子がおばあちゃん役だよ!!
しかもばあちゃん、最初から割と露骨に妹・麻央の方を可愛がってんだ。
あ、妹さんだけが血繋がってんだ…て分かるよな、もうここで。
なんか嫁姑問題もありそうだし。
区役所の臨時職員役・樹山(江口)がそれを受け付けるも、調べたところ母と妹は住民登録されているが、玲の住民票がなくて、それを知らされた玲は、区役所のミスなどではないのか調査してくれるよう樹山に頼む。
樹山は元新聞記者で、辞めるきっかけとなった過去を背負って生きていて、そんな樹山と自分の戸籍がないと知らされた玲が関わっていく。
「それでも親なの?苦しめるために私を産んだの?」
この台詞もなあ…親にとっては痛すぎると思う。母親が父親と結婚する前に別のひとと結婚していて、それが理由で法的に父親の戸籍には入れられなかったという。
これ軽い気持ちで見始めたけど、重い~…
確かに300日問題で戸籍がない人たちがいるというのは知っていたけれども、台詞として
「出生届が出されていなければ死亡届も出せない。戸籍がないってことは存在していないのと同じことなんだ!」
って言っちゃうのはちょっとキツイ…。
でも戸籍がないとパスポートも取れないし、正社員にもなれない、家も借りられない。
保険証もなければ運転免許証も取れないわけで、これはほんとに厳しい現実ではある。
でも全部が偽物だったんじゃないよ、これまでもこれからも、誰も奪わないしきちんと在ったんだって言ってあげたい。
「わたしの存在なんて最初から何もなかった」なんてことはないんだって。
そして要潤が出てる!この人、カツゼツ悪いし作りもんみたいな顔だし、どんな役者さんになるのかと思ってたけど、意外と安定してきてる。カツゼツは相変わらず良くはないけど、いろんな役にきちんとチャレンジしてきたんだなあと思わせる感じだ(ものすごく上から目線でスミマセン)
あと北大路欣也さん出てる。濱田マリも出てるけど、この人全然途切れずに何かに出てる。スゴイ。
なかなか豪華なキャスティングだ。
でも、主演の武井咲の声が、声だけが苦手なのよ…キンキンくるんだよねえ。うーん。
気になるから見続けることにするけど。