超心理マニアのためのブログ

マット・イシカワによる超能力研究の文献ガイド

タロットカード占いの評価

2007-03-20 | 論文ガイド
<PA2004(39)>

イギリスのロンドン大学から。
●イタイ・イヴツァン&クリストファー・フレンチ
 「タロットカード占いの評価」

占いされる人に、本当の占いとウソの占いを見せて、どの程度当たって
いるかを、評価してもらう実験をした。もし懐疑論者が言うように、
バーナム効果で占いが当たっていると考えられるのであれば、信じて
いる人は、信じていない人よりも、本当の占いとウソの占いともに
評点が高いだろう。

占いされる人は30人、占いされる人は占い師の事前の指示どおり、
タロットカードを並べてから部屋を出て行く、実験者がとなりにウソの
カード配置を乱数で作る。占い師が入ってきて、両方をリーディング
する。その両方を占いされる人が評定する。結果は、信じる人が
確かに高い評定をしたので、バーナム効果が支持された。信じる人は
ウソの占いのほうがニセの占いよりもやや高い評価だった。信じない
人は、逆の傾向だった。

バーナム効果:
http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/6-6.htm