霊魂の作用と脳 2007-09-25 | 論文ガイド <PA2007(16)> アメリカより ●ウィリアムズ&ロル 「霊魂の作用と脳」 霊魂の作用は右脳と左脳と分けると「右脳」においてなされるという。 ※超常的な現象を神経生理学にすぐに結び付けているようで、細かく 読む気がしない論文だった。
サイキック会議でのRNG実験 2007-09-24 | 論文ガイド <PA2007(15)> アメリカのニューメキシコ大学より ●ブライアン・ウィリアムズ 「サイキック会議でのRNG実験」 アルバカーキで開催された6日間のサイキック会議において、11の セッションでそれぞれRNGを測定した。 その結果、偏差の2乗和が仮説に反して総計で若干マイナスになった。 超心理現象が「出現」したとされる7セッションに限って集計すると 有意なマイナスになった(ただし事後分析)。
アルバカーキのフィールドRNG実験 2007-09-23 | 論文ガイド <PA2007(14)> アメリカのニューメキシコ大学より ●ブライアン・ウィリアムズ 「アルバカーキのフィールドRNG実験」 2005年12月から2006年10月までアルバカーキの300年祭が 開かれたので、そのうち11のイベントについてフィールドRNG実験を 行なった。 全体として偏差の2乗和が仮説どおりに若干プラスになったが、 有意な程度までにはならなかった。11イベントのうち6イベントでは むしろマイナスであった。イベントからRNGまでの距離に応じてプロット すると、大きな負の相関が得られたが、データが少なく有意とまでは 至らなかった。
学部学生の超心理実験を省みて 2007-09-21 | 論文ガイド <PA2007(13)> イギリスより ●キャロライン・ワット 「学部学生の超心理実験を省みて」 エジンバラ大学のケストラー記念超心理学講座で行なわれた 学部学生による96の研究を調べたところ38が超心理実験 であった。 そのうち27が超心理を仮説検定しており、うち8実験が 統計的に有意になっていた。乱数にPKをかける実験や 予感を皮膚電気伝導度で検知する実験は有意になっていない 傾向があるが、一方で、創造性のある、外向的な、瞑想経験 のある人々を対象にしたガンツフェルト実験は安定して高い スコアを呈していた。
反復性偶発的PKの心理・生理的側面 2007-09-20 | 論文ガイド <PA2007(12)> アメリカより ●ロル 「反復性偶発的PKの心理・生理的側面」 反復性偶発的PK、いわゆるポルターガイスト現象の典型的7例に ついて、ロルの調査にもとづき、その心理・生理的側面を再検討した。 心理的側面: 現象を発揮させる主体(子ども)がいて、その現象は、保護者となる 家族に対して感じる敵意や無関心に応答したかたちで発現する。 生理的側面: その主体となる人物の脳波を4人測定したところ、うち2人から現象 発揮時にてんかん様の信号が記録された。 関連⇒<PA2007(5)>
超常信奉の要因分析 2007-09-19 | 論文ガイド <PA2007(11)> イギリスより ●ロエ&ベル 「超常信奉の要因分析」 ノーサンプトン大学の学生65人に、超常信奉尺度、 不安尺度、ストレス頻度予想とストレス対応尺度に ついて回答してもらい、その結果を共分散構造解析した。 パス図を描いたところ、超常信奉がストレス要因によって、 不安を媒介したかたちで説明された。 ※うーん、一丁上がり式の論文だ。
サイコメトリー実験 2007-09-17 | 論文ガイド <PA2007(10)> アルゼンチンより ●パラ&アルギバイ 「サイコメトリー実験」 能力者であると思っている62人と、超常体験はあるが能力はないと 思っている88人にサイコメトリー実験をしてもらった。 物品4種類を2つずつ用意し、病気の人と健康な人にそれぞれ2年間 使ってもらう。被験者はその物品対からどちらが病気の人が使った ものかを当てる。偶然には4つの物品のうち2つが当たるのだが、 能力者であると思っている人は平均2.18、超常体験だけあると思って いる人は平均2.13が当たり、両者合わせて統計的に有意であった。 ※平均以上に当たる理由は、においなどの感覚情報漏洩かもしれない。 論文の記述内容からは、その可能性が否定できないように思える。
霊視体験者の特徴 2007-09-16 | 論文ガイド <PA2007(9)> アルゼンチンより ●パラ 「霊視体験者の特徴」 霊視体験者の特徴を調べるために656人の学生に 質問紙調査した。 体験者には、解離性と空想傾向、そして知覚性統合 失調が極めて多かった。性別の違いはなかった。 霊視体験が精神疾患に起因するとは、必ずしもいえない。
調子に乗るとESPスコアが上がるか 2007-09-15 | 論文ガイド <PA2007(8)> 米ライン研究センター (ただしこの研究はチューリヒ滞在中に行なわれた) ●ジョン・パーマー 「調子に乗るとESPスコアが上がるか」 →↑←↓とランダムに方向を変える矢印を事前に予知する ESP実験を行なう。1回あたり200試行の予知を行なうの であるが、そのうちのランダムに配置された50試行のみが 真のランダムなテストであり、他の150試行は1回前の方向 に確率的に依存させている。つまりこの150試行はESPを 発揮せずともある程度予測で当たるのだ。はたして、その 予測で調子に乗って、真のテスト50試行でESPがよりよく 引き出されるかを調べた。 20人の信奉者と20人の懐疑論者で2回ずつテストした ところ、信奉者の1回目、2回目、懐疑論者のの1回目、 2回目のどの真の50試行でも平均以上の当たりが出た。 とくに懐疑論者のの1回目は、1%有意であった。調子に 乗るとESPスコアが上がるという仮説を全体として支持した。 懐疑論者で顕著なのは注目される。
交霊術と解離性障害のちがい 2007-09-13 | 論文ガイド <PA2007(7)> ブラジルより ●モレイラ=アルメイダら 「交霊術と解離性障害のちがい」 サンパウロの霊媒24人に対し解離性障害の質問項目について インタヴューし、解離性障害と診断される典型的内容と比較する。 霊媒は確かに特異的体験を報告するのであるが、解離性障害の 患者とちがって、社会的適応度が高く、精神疾患が少なく、子ども の頃の虐待経験が少なく、夢遊症や空想上の人格との対話が 少なく、境界性人格障害の兆候が少なかった。 交霊術が解離性障害の症状の表面化であるとはとうてい言えない。
遠隔透視結果の自動評価法 2007-09-12 | 論文ガイド <PA2007(6)> アメリカより ●エドウィン・メイ 「遠隔透視結果の自動評価法」 リモートヴューイングでは遠隔地に出掛けていく方法が とられていたが、実験がたいへんなうえに、結果の主観的 評価のプロセスが懐疑の対象となっていた。 http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/3-3.htm そこで、これまで40人年の手間をかけてターゲット画像を整備し、 閉鎖した部屋のコンピュータ画面にランダムに呈示される画像 を透視する簡便な方法を完成させた。 今回さらに、透視結果にあらわれる画像の特徴を、ターゲット の特徴とファジー演算させて自動評価させる方法を確立した。 正確さと信頼度の積として関連性が評価され、その値が高い とヒットとなる。これまでの主観評価と同等以上の効果がある。
反復性偶発的PKのエネルギー的側面 2007-09-11 | 論文ガイド <PA2007(5)> アメリカより ●ジョインズ&ロル 「反復性偶発的PKのエネルギー的側面」 反復性偶発的PK、いわゆるポルターガイスト現象の典型的6例に ついて、そのエネルギー的側面を再検討した。 距離におうじた減衰効果、他の電磁的現象との相関作用などが みられることから、電磁場などの物理的エネルギーがこの現象に 関与していると思われる。 ジョインズ: http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/duke.htm ロル: http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/7-4.htm
芸術家は超心理能力が高いか 2007-09-10 | 論文ガイド <PA2007(4)> イギリスより ●ニコラ・ホルト 「芸術家は超心理能力が高いか」 閉鎖された部屋に24時間映像が繰り返し流されているのを遠隔 透視し、被験者が携帯端末に感じたままを都度記録する。 実験の結果、芸術家であるかどうかは、ヒットと相関しなかった。 ただ、認知的柔軟性と独自性の項目は1%有意でヒットと相関した。 関連項目: <PA2006(27)> ●ニコラ・ホルト「自発的超心理体験の記録法」 ※ホルト女史は、これらの一連の研究で本年博士号を取得した模様
催眠の神経生理と内観 2007-09-09 | 論文ガイド <PA2007(3)> スウェーデンより ●カルディーナら 「催眠の神経生理と内観」 被験者には催眠感受性、意識状態などの質問紙に答えてもらい、 次の実験を行なう。 1)自分で腕をあげた場合と、催眠誘導で腕をあげた場合で、 脳波を比較して記録する。 2)催眠暗示をかけたあとの45分間、5分ごとの内観を聞き、 脳波を記録する。 被験者の報告する催眠感受性は、実際の催眠のかかりやすさと よく合っている。 脳波の様子は、催眠感受性と上記課題によって違いがあった。 概して、高周波のパワーは感受性の高さと相関した。 脳波の様子、内観などで明示される変性意識状態のほうが、 催眠状態という不明瞭な用語より実用的であろう。
外宇宙で念力は可能か 2007-09-08 | 論文ガイド <PA2007(2)> ロシアより ●ボルディレーヴァ 「外宇宙で念力は可能か」 ロシアで生まれた「念力の真空超流動モデル」が正しいとした 場合、外宇宙では真空超流動が働かないので、念力は起きない と考えられる。 ※このような微細な物理媒体が超能力を媒介するという理論は まず始めに、その物理媒体がなぜ人間と相互作用するのかを 説明して欲しいのだが、その説明はないようだ。