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超心理マニアのためのブログ

マット・イシカワによる超能力研究の文献ガイド

霊媒と会席者間の話題転換の会話分析

2007-07-02 | 論文ガイド
<PA2006(22)>

英ヨーク大学より
●ロビン・ウーフィット「霊媒と会席者間の話題転換の会話分析」

<PA2003(20)>の続き
霊媒と会席者間の会話記録から、霊視内容が当たらないときに、
気まずい雰囲気を回避する話題転換戦略が、霊媒と会席者の双方
に見られる。


ガンツフェルト応答の不確実さの記録

2007-07-01 | 論文ガイド
<PA2006(21)>

英ヨーク大学より
●ロビン・ウーフィット「ガンツフェルト応答の不確実さの記録」

<PA2003(19)>の続き
ガンツフェルト実験における実験者と被験者の間の会話記録を、
あとで正確に分析するため、不確実さを言外に含んだトーンでの
応答の場合、それを明示的に記録することの意義を主張し、その
方法を提案している。


場の記憶が実験の再現性に与える影響

2007-06-30 | 論文ガイド
<PA2006(20)>

米ニューメキシコより
●ブライアン・ウィリアムズ&ウィリアム・ロル
「場の記憶が実験の再現性に与える影響」

ポルターガイスト研究で有名なロル(読書ガイド49)は、
物理的な場が記憶を担うという原理で、超心理現象を考察
している。この論文では、超心理実験が繰り返されるうちに
再現性が低下していくプロセスを、実験室の場の記憶で説明
できる可能性を議論している。

※実験を繰り返すうちに情報が混ざって識別しにくくなる
 ということか。

北米原住民のまじないパウワウ時の乱数変化

2007-06-29 | 論文ガイド
<PA2006(19)>

米ニューメキシコ大学より
●ブライアン・ウィリアムズ
「北米原住民のまじないパウワウ時の乱数変化」

第22回全米パウワウ大会で乱数変化を測定した。
2日の会期中にわたり測定したが、変化は見られなかった。

※変化がみられず、残念である。
 この論文では、蛭川&石川の「ねぶた祭り」での測定
 <PA2004(32)>が引用されている。

超能力発揮の遠隔補助

2007-06-28 | 論文ガイド
<PA2006(18)>

エジンバラ大学より。
●キャロライン・ワット&クリスティン・フレーザー&
 アレクサンドラ・ホプキンソン 「超能力発揮の遠隔補助」

かねてより、瞑想の遠隔補助の実験が行なわれてきた。この実験
では、ロウソクに意識を集中する瞑想家の意識集中を、補助者が
遠隔から補助したりしなかったりするタイミングと、瞑想家が意識
集中が続くか途切れるかのタイミングが相関すると報告されている。

今回の実験では、ESPゲームにおける超能力発揮を遠隔補助する。
72人で実験したところ、補助によるESPスコアの増加はみられ
なかった。しかし、女性は非補助時よりも補助時にスコアが高く、
男性はぎゃくに補助時よりも非補助時にスコアが高い(p=0.02)。
女性が男性よりも補助することを望むことと関係があるかもしれない。

ただ、過去の類似した3実験でこのような男女差があったかどうかを
分析したところ、安定した結果は得られなかった。

エクソシストの対象となった憑依現象の調査

2007-06-26 | 論文ガイド
<PA2006(17)>

メキシコより。
●セルジオ・アントニオ・ルエダ
 「エクソシストの対象となった憑依現象の調査」

1949年にワシントンDC近郊のマウント・レーニエで報告された
「エクソシスト」の対象となった憑依事例を詳細に記録の調査をした。
このような事例は、悪魔の仕業と誇張や歪曲されるのがつねだが、
医学的・生理学的な現象、現象の演出、ポルターガイスト現象の
可能性も含めて分析したところ、医学的・生理学的な現象であると
するのがもっとも妥当という結論になった。

夢テレパシー実験での送り手の影響(2)

2007-06-25 | 論文ガイド
<PA2006(16)>

イギリスのノーサンプトン大学より。
●クリス・ロエ&サイモン・シャーウッド&ルイ・ファレル&ルイ・サヴァ
 &イアン・バーカー 「夢テレパシー実験での送り手の影響(2)」

<PA2005(23)>の続き:
参加者は夢日記をつけて、夢のなかで自宅からターゲットを遠隔透視する。
ターゲットの部屋には送り手がいない場合といる場合があるが、参加者に
送り手がいるかいないを言っておきながら、コインを投げて「いるかいないか」
をあとで決定する場合がある。

40人に対して行なったが、送り手がいる場合が30%、いない場合が35%で
どちらも有意なスコアだった。送り手がいない場合のほうが当たりやす
かったが、その場合、ビデオを夜間長時間流し続けたためかもしれない。
また送り手がいると思っているときと、いないと思っているときの差は
みられなかった。

ガンツフェルトの受け手が乱数発生器(2)

2007-06-24 | 論文ガイド
<PA2006(15)>

イギリスのノーザンプトンの大学より。
●クリス・ロエ&ニコラ・ホルト
 「ガンツフェルトの受け手が乱数発生器(2)」

<PA2005(6)>の続き:
ガンツフェルト実験で、受け手を人間でなく、応答文のストックから
乱数によってランダムに選定する自動システムを受け手とした。
この乱数を、(A)乱数表を使う場合、(B)ソフトによる擬似乱数
の場合、(C)真正物理乱数の場合の条件設定し、また、送り手の
人間の性格を調べ、それぞれ実験した。さまざまな測定変数で分散
分析した。

全体の有意な正答率は得られなかったが、送り手の性格の安定性と
乱数発生機構の変動性が相関した。性格の安定性が高い人は、(B)
と(C)で高スコア、低い人はぎゃくに(A)で高スコアであった。
また、分散分析で、念じ方とフィードバックの間に有意な交互作用が
あった。送念に楽しく取り組む人は、即時フィードバックで高い
スコア、遅れたフィードバックで低いスコアであった。

皮膚電気伝導度に現れる遠隔的影響

2007-06-22 | 論文ガイド
<PA2006(14)>

ノエティックサイエンス研のラディンら8名の共同研究。
●「皮膚電気伝導度に現れる遠隔的影響」

2つの部屋に送り手と受け手を隔離して、ランダムに決まる
10秒間、受け手の皮膚電気伝導度に遠隔的影響を与えようと、
送り手が努力する。

36組の送り手と受け手のペアについて実験した。
(1)受け手が癌患者で、送り手は3か月間遠隔的影響の訓練を
  受けた者(12組)。
(2)受け手が癌患者で、送り手はこれから遠隔的影響の訓練を
  受ける者(10組)。
(3)双方とも通常の健常者の比較群(14組)。

実験の結果、該当の10秒間にあたる皮膚電気伝導度の上昇が
有意に見られた(z=3.9, p=0.00009)。(1)-(3)の違いは
有意にはなかったが、(3)、(2)、(1)の順に上昇のピーク
は大きくなっていった。

脳波に見られる予感効果

2007-06-21 | 論文ガイド
<PA2006(13)>

ノエティックサイエンス研のラディンと、
アムステルダム大学のローバックの共同研究。
●「脳波に見られる予感効果」

ボタンを押して4秒後に、ライトが点灯するかしないかがランダムに
決められる課題において、脳波(SCP)を測定したところ、
13名の女性では、ライト点灯の直前に、点灯しないときよりも
有意(z=2.72)に電位の上昇が見られた。7名の男性では、
ライト点灯の直前に、点灯しないときよりもやや電位の下降
(z=-1.64)が見られた。(男性の場合、点灯刺激に対していったん
電位が下降する傾向があるようだ)




ワークショップでの乱数の特異的変化

2007-06-17 | 論文ガイド
<PA2006(12)>

ノエティックサイエンス研のラディンと、
モンロー研のアットワーターの共同研究。
●「ワークショップでの乱数の特異的変化」

モンロー研では、6日間のワークショップの中で、1日12時間も
バイノラールリズムを参加者全員で共同体験するコースが行なわれる。
(ゲートウエイ・ヴォイエージのコースである)

12のワークショップの間、モンロー研に設置した2種類の乱数発生器
は、z=3.27で有意な偏りを示した。数百mから数kmはなれたところに
設置した比較対照の乱数発生器はz=-6.47で、きわめて特異的な偏りの
減少が見られた。これまでの傾向性を裏付けた結果である。

サイコマンテウム

2007-06-16 | 論文ガイド
<PA2006(11)>

アルゼンチンのブエノスアイレスより。
●パラ&ヴィラヌーヴァ 「サイコマンテウム」

レイモンド・ムーディは、鏡を見つめることで誘導されるサイコマンテウム
という心霊の発揮されやすい精神状態を提案した。

130人についてサイコマンテウムをおこなった場合と、行なわない場合で
超能力実験の結果を比較したところ、前者はp=0.02のスコアが見られた。
両者のあいだに有意な差異はみられなかった。


特異的期待効果

2007-06-15 | 論文ガイド
<PA2006(10)>

スイスのチューリッヒより。
●ジョン・パーマー 「特異的期待効果」

コンピュータの画面に上下左右の4方向の矢印が出るのを次々と
当てるタスク。指定するとすぐにフィードバックが出で、100回
が1セットになっている。被験者は、ランダムな1セットを行なった
あとに、秘密の仕掛けのある2セットを行なう。このセットでは、
前に出現した矢印の方向に対して、それぞれ右(左)90度回転が
左(右)90度回転よりも出やすくなっている。

その回転方向を察知したような応答の回数を調べて指標にしたところ、
セットの前半部では懐疑論者が高く、後半部では逆に信奉者が高かった。
この指標は、予感実験にも通じる「特異的期待効果」とみなせる。
後半部では合理的な推論でつきとめられたと考えられるので、前半部で
高い懐疑論者のほうがPSIを発揮したと考えられる。ヒツジ=ヤギ
効果とは一見反対の結果となった。

※ジョン・パーマーは、この夏カナダで開かれるPA2007の
大会長をつとめる。

地球意識プロジェクトにおける年明けの特異現象

2007-06-10 | 論文ガイド
<PA2006(9)>

アメリカのプリンストンより。
●ロジャー・ネルソン 「地球意識プロジェクトにおける年明けの特異現象」

地球全体約60箇所に設置されている乱数発生器が呈する乱数値の分散が、
各地区のタイムゾーンで年明けになる数分間に低下することが指摘されている。

今回、過去8年間(8回の年明け)についてメタ分析したところ、p=0.026で
有意であることがわかった。

http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/3-7.htm

仮想現実技術のテレパシー研究への応用(続)

2007-06-09 | 論文ガイド
<PA2006(8)>

イギリスのマンチェスター大学などより。
●クレイグ・ミュレイら 「仮想現実技術のテレパシー研究への応用」

<PA2005(22)>
没入型の仮想現実技術がテレパシー研究へ応用できそうである。
送り手と受け手が同様の、ヘッドマウントディスプレーとグローブを
つけて、送り手が仮想の品物を動かすときの印象を受け手が感じ取る
実験などが想定できる。

⇒このシステムの完成度が増したという報告。