<超心理学と懐疑論者たち(8-4)>
第8章:懐疑論者たちの研究
(4)究極の批判
1955年ミネソタ大学のジョージ・プライスが、『サイエンス』に
次のように発表した。数々の厳格なESP実験と緻密な議論により、
懐疑論者に残された道は、無視することだけである。… もはや、
常識に反した真に革命的なことを信じるか、研究者にインチキや
でっちあげがあったと信じるか、しか選択肢がない状況だ。実際、
どっちが合理的だろうか。
それから50年たって、また厳格な自動実験と統計学者にお墨付きを
もらった分析の前で、懐疑論者たちは選択を迫られている。代表格の
レイ・ハイマンは次のように言う。超心理がもし実在するとなると、
デカルトやニュートンの時代から今日まで文明を支えてきた、科学の
根本原理をすっかり改訂しなければならない。相対論や量子論とも
折り合いがつかない世界の存在を、超心理学者は主張しているのだ。
超心理の実在は科学理論と本当に折り合いがつかないのか、次章
からは、その点を考えていく。
第8章:懐疑論者たちの研究
(4)究極の批判
1955年ミネソタ大学のジョージ・プライスが、『サイエンス』に
次のように発表した。数々の厳格なESP実験と緻密な議論により、
懐疑論者に残された道は、無視することだけである。… もはや、
常識に反した真に革命的なことを信じるか、研究者にインチキや
でっちあげがあったと信じるか、しか選択肢がない状況だ。実際、
どっちが合理的だろうか。
それから50年たって、また厳格な自動実験と統計学者にお墨付きを
もらった分析の前で、懐疑論者たちは選択を迫られている。代表格の
レイ・ハイマンは次のように言う。超心理がもし実在するとなると、
デカルトやニュートンの時代から今日まで文明を支えてきた、科学の
根本原理をすっかり改訂しなければならない。相対論や量子論とも
折り合いがつかない世界の存在を、超心理学者は主張しているのだ。
超心理の実在は科学理論と本当に折り合いがつかないのか、次章
からは、その点を考えていく。