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社長、降臨

2007-05-14 22:22:10 | 家作り(建物の契約後)

先週の木曜日に建物の契約をしたわけですが、
その次の日(11日)にイサットハウスの取締役である大宮社長が僕の依頼するビルダーに表敬訪問されました。

そのことは契約時に聞いていて、仕事が抜け出せたら社長の顔を見に行ってやろうと野次馬根性で考えていたんです。
で、ちょっと仕事に空きができたときに行ってきました。
大宮社長と言えば、イサットハウスで建築される施主で知らない人はいないでしょう。
氏の著書に影響されてイサットハウスを選択される方も多いはずです。
実験やその結果得られたデータによる論理的、科学的な説明が多く、説得力を持った著書です。
僕はそんな理屈にめっぽう弱かったりするんです。
男性ってそんなことないですかね?

僕が事務所をのぞくのをイチ早く気付いたハンゾー氏が立ち上がり、
“社長!この方がさっきお話した、昨日ご契約されたmercyさんです”
話に出てたのか。こっぱずかしいな。

大宮社長の第一印象として、デカいです。
おそらく身長は180㎝以上あるでしょう。
僕が170㎝弱なので見上げる感じで話さなければなりません。
一緒に写真を撮ってもらったのですが、僕よりも頭ひとつでっかいです。

大企業の社長だけあって、さすがに落ち着き払った語り口で話されます。
僕は柄にもなくちょっと焦ってしまって、うまく話すことができなかったなと後悔しています。
結構な時間を割いていただいた間、話題は色々なことに及びました。
僕の職業のこと、イサットのホームページのこと、外断熱のこと。
挙句の果てには我が家の図面まで出てきてしまいました。
やめてくれ~って思いましたね。
我が家は社長の推奨される床暖房もなければ外壁にレンガも使っていません。
ステンレス屋根さえも見送り、ガルバです。
社長は間取りを見て開口一番“床暖房はされるんですか?”。
やっぱり・・・
“いえ、経済的な事情によりできませんでした”
ほっといてくれよ。それは嫁さんからも責められてるのに。
“かなり開放的な空間にされるようですね”
“はい。外断熱の恩恵を受けようとおもって”
なんだか社長の機嫌を取ろうとする言葉に思えて、自分でも笑ってしまいます。
うれしがって名刺までアップ!

このくらいは載せてもいいですよねぇ。

ソーラーサーキットや、僕が以前魅了された地熱住宅の話も出ました。
社長は他工法は基本的に非難されてました。
予想していた通りなんですが、やはりイサットの生みの親であるだけあって
自分のところの工法が1番というプライドがギラギラですな。
まぁ、それくらいのプライドを持っていただいたほうが
施主としては安心なんですが、
他工法を悪く言うのは・・・ちょっとな。

なにはともあれ、契約の次の日に
まず会うことのない社長と会って、直接話ができたというのは
滑り出しとしては順調かと思われます。
しがない一施主にもかかわらず、
社長は丁寧に時間をかけて対応してくれはりました。
感謝です。
では。


ウリン効果でコストダウン

2007-05-13 23:07:46 | 家作り(建物の契約後)

我が家にコストダウンの嵐が吹き荒れたとき、外壁のウリンアクセントはいったん吹き飛びました。

でも実は、僕が密かにあきらめきれず復活させていたのです。
契約時にはウリンアクセントが入った額で契約したことになります。
何とかキープできたので喜んでウリンを納入してもらう予定だった業者(サンワカンパニー)に連絡しました。
“弊社のウッドデッキ用のウリンを外壁のアクセントとして使用する予定ですが、問題ないでしょうか?”
“機能としては問題ありません。が外壁との関連で事前にこれを読んでおいてください”
と紹介されたのがウリンの『アク』についての記事です。
ここなんですけどね。
http://www.sanwacompany.co.jp/wp/158.html

『アク』という表現が正確ではないでしょうが、黒いアクのようなものが出るそうなのです。
我が家の1F外壁は白の窯業系サイディングです。
バルコニーは当然2F。
ということは・・・ウリンのアクが白い外壁を流れていく危険性がかなり大きくなります。
それは困ります!

実際の2F外壁はもう少し黒です

しかもこのアクが結構黒いんですよ。
絶対困ります。
事前に聞いておいてよかった。
施主が建材を探すのは、こういう危険性が伴うんですね。
ビルダーが闇雲に色々な建材を採用しない理由がわかります。
こんなことがあって、結局ウリンはあきらめることにしました。
アクのことを聞くと残念でもなんでもなく、キッパリとあきらめることができました。

ウリンなし。

で、この副産物としてコストが下がったのです。
約223,500円(税別)のコストダウンです。
これは大きいですよ。
これからコンセントやスイッチの数を調整していく上で、コストアップが見込まれます。
それを前提として契約してはいるのですが、
このダウン分だけですべて吸収できるのではないかと思われるくらいの破壊力です。
いやぁ、よかったよかった。
と、脳天気に喜んでいいものかどうかわかりませんが、
建物の機能を落とさずにコストが下がったのはいいことです。
さて、この下がったコストで何を入れようかな。
では。


建築請負契約成立です

2007-05-11 22:40:25 | 家作り(建物の契約後)

昨晩は子どもと一緒に寝てしまったので記録するのが遅くなってしまいました。
昨日、ちょっと仕事を遅刻することにして、イサットハウスと建物建築の請負契約を行ってきました。

 

4月に店長(僕の依頼するイサットは大きな建設会社の1部門)が移動されたため、新店長とは初めての顔合わせとなりました。
想像していたとおり、店長はイサットハウスの建物についての知識がほとんどなく、ハンゾー氏や僕に色々教えてもらいながら話すことになりました。
さながら、新店長の勉強会です。僕が気密の必要性や結露発生のメカニズムを説明するという逆転現象。まぁいいんですけど。
人柄はよく、なかなか楽しくお話しすることができました。
見積に若干の修正点があったため、最終的には2,287万円(税込)からのディスカウント依頼スタートです。前回見積よりもスタート地点が高くなってしまいました。
僕は特に交渉しようとかは考えてなかったので、素直にこちらが2,250万円(税込)でお願いしたい旨を伝えました。
それと、構造見学会や完成見学会やお宅訪問会には全面的に協力させていただくことと、
イサットハウスの施工実績(宣伝効果も含めて)にアメリカンブラックウォルナットの無垢フローリングが加わることの意味、
さらにはウォルナットの特性や歴史的背景まで調子に乗って熱弁してしまいました。
店長はウォルナットには敏感に反応され、興味を示されました。イッシッシ。

ウォルナットのお陰かどうかわからないですが、店長は英断されました。
“そこまでこだわって建てられるおうちなら、こちらもおっしゃる値段で協力させていただきます”
横でハンゾー氏が目を丸くしながら“いいんですか!?”と突っ込みを入れられましたが、僕は構わず
“ありがとうござます!”
契約成立です。
約37万円の値引きで契約できることになりました。
ハウスメーカーなんかの値引きから考えると、かなり少ない額です。2%いかない値引きですから。
でも僕は満足しています。
こだわって建てる家に協力する、という言葉がよかった。
施主を喜ばせる言葉ですね。

それからは粛々と契約作業が進みました。
実は、実印を押すのは初めてだったので、緊張するかなとか思っていたのですが
店長の一言で気持ちよく押すことができました。
驚いたのは契約解除による違約金がない、ということです。
契約解除までにかかった実費、例えば基礎まで完成していれば基礎を作るのにかかった金額を支払えば契約が解除できるのです。
もっと言うと、明日僕が契約解除を申し出れば違約金なるものは発生しません。
客との信用関係だけで成り立った契約です。
いまどき田舎の工務店でもこんな契約はないんじゃないかと。
びっくりさせてもらいました。

さて、これであとは設備を最終的に決定することが大きな山ですかね。
細かな決定事項はたくさんあると思いますが、今までに比べたら屁でもないでしょう。

ところで、これまでこのブログは僕自身の個人的な記録というスタンスで、好き勝手なことを独り言のように書いていました。
読み手のことを無視した長文羅列ブログだったのですが、本日、契約を済ませたことにより、本格的な家作りブログにしていいだろうと判断して、
読んでいただいている方々のことを考えたブログにしたいと思います。
これまでたくさんの方々のブログの情報を元に、参考にさせていただいたことは数え切れません。
僕もそんな風に誰かの役に立ちたいなと。

長文癖は治らないかもですが、端的にわかりやすい表現を心がけていきたいと思います。
今まで読みにくい、自己満足長文ブログにお付き合いいただいた方々、ありがとうございました。視力を低下させたかも知れません(笑)。
今後ともよろしくお願いします。
では。