RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

お菓子好き。F1好き。
美術館行くの大好き。
買い物も大好き。
休日に全力で生きるOLの日記(笑)

北斎とリヴィエール 三十六景の競演

2011-09-21 21:30:00 | 美術
見てきました

ニューオータニ美術館

会期は2011年9月3日から2011年10月10日。

葛飾北斎「冨嶽三十六景」全46点
アンリ・リヴィエール「エッフェル塔三十六景」全36点
同時に見れちゃうこの展示。
東西三十六景の競演です。

えっ!?
「冨嶽三十六景」なのに全46点!??
三十六景が好評だったため10点追加で制作されたそう。

そしてもうひとつの三十六景、「エッフェル塔三十六景」はアンリ・リヴィエールという日本美術大好きなフランス人によって制作されました。
浮世絵から色彩や構図、題材、表現方法を学び、木版画の制作方法を独学で研究。
まさにフランスの浮世絵師。

「冨嶽三十六景」は今までも何度か見てるから……
って思ったけど、一度に全て見るのは初かな……!?
覚えてない~
それより気になる「エッフェル塔三十六景」
お、おしゃれ~
色とか素敵。
構図とかよくよく見てると確かに浮世絵っぽいけど。
初めて見たけど素敵すぎる、ツボすぎる。
オサレなキャフェとかの壁に飾ってありそう(笑)

特に気に入ったのは「虹」
幻想的で色も素敵。
あ、これは「時の魔術」って作品のもので、「エッフェル塔三十六景」ではないんだけど……。
全てよかったってことで。



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犬塚勉展 - 純粋なる静寂-

2011-09-20 21:30:00 | 美術
見てきました

日本橋高島屋

会期は2011年9月7日から2011年9月26日。

さて。
私、この方初めてなのですが。
素晴らしかったの一言。
おすすめです。
こうやって素敵な作家さんを見つけると嬉しくなりますな~

犬塚勉(1949~1988)
川崎に生まれ、奥多摩に住み、美術教師を勤めながら学校の美術準備室をアトリエに作品を描き続けました。
その特徴はスーパーリアリズムとも呼ばれる写真と見紛うほどの精緻な描写。
自然を愛し自然に溶け込んだ画家。
自然の息吹を全身全霊で感じとって描きたい、その一心で山に登り続けます。
目に見えないもの土の匂いまでも生涯追い求め。
登山技術を独学で身につけ、年に10回以上登頂したといいます。
「暗く深き渓谷の入り口」を制作している際、
"水が描けない、もう一度水を見てくる"
そう言って谷川岳へ。
そこで天候悪化により遭難。
帰らぬ人となりました。
享年38歳。
若すぎる。

今回、約110点の展示。
写実だとばかり思っていたら。
自画像から始まり、かなりカラフルな作品も多く。
仏画を描いていたことも。
ここからどのようにして写真のような写実風景画に変化していったのか、わくわくしながら見ていけました。

そして、突然現れる美しい自然。
すごく素敵です。
「日本のワイエス」
なんて記述も見たのですが。
ワイエスよりも好きだな。
ワイエスも好きだけど。
漂う空気や静かな森に木々の葉が風で動く小さな音が聞こえてきそうで。
自然も生きているってことをこんなにも輝いて表現できるのだな、と。

彼は草の葉、山、岩などの何気ない自然に感動し、何度も足を運び。
野や山に溶け込んで全身全霊、命を超えて描きます。
「私は自然になりたい」と。

若くして亡くなった作家さんの作品を見終えるときはちょっと感傷的になります。
今回も。
今年は練馬区立美術館で「磯江毅」展を見ましたが。
同じ写実で早くに亡くなったってことが被って。
磯江毅のときも書きましたが。
"もっと見たかった"
絶筆となってしまった「暗く深き渓谷の入口」も完成したところが見たかった。

ちょっと逸れるのですが。
息子さん、次男の方が私と同じ年ってことが気になりました。
同じく若くしてなくなった有元利夫のご子息も確か同じ年だった気が……。
ほんと、関係ないですが、年譜見てたら気になって。

作品、本当にどれも素晴らしかった。
こんな素敵な出会いがある
だから美術展巡りがやめられないのです。



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波動を感じる 横山大観展

2011-09-19 21:30:00 | 美術
見てきました

ディスカバリーミュージアム

会期は2011年9月1日から2011年9月30日。


なんて、なんてカッコイイ名前(笑)
ディスカバリーミュージアム。

場所は。
羽田空港の中
空港内初の美術館です。

美術館行ったら他の美術展のチラシもくまなくチェックしているのですが。
東京藝術大学大学美術館行ったときにこんなハガキが。

「横山大観展」
おぉ~、大観見たいかも。
で、どこよ!??
え、羽田空港!??
飛行機見れるじゃん!!
ってことは飛行機の写真撮れるじゃん!!
わぉ、趣味兼ねまくり!!
とのことで来たのです(笑)

無料です。
館内はソファが多くゆったりした雰囲気。
飛行機で出発前にくつろぐ場としては最高ではないか!!
フラッシュ焚かなければ撮影も可。


下村観山「春日の朝」


木村武山「蔦紅葉図」

えっと。
横山大観展なのに。
大観、うまく撮れませんでした(´Д`)

今回の目玉は30年ぶりに公開されるという襖。
横山大観「薄に舫船図襖」
うん、楽しい。
穏やかな情景に心安らぐ~。


私もどこかいつもと違うところで心安らぐことをしたいものです。



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空の旅

2011-09-18 21:30:00 | カメラ
今日は羽田空港に来ました
第2ターミナル。

河童は……
さすがに恥ずかしくて出せない!!



飛行機撮影★


楽しす


いい天気ですな~。
空の青も、海の青も鮮やか。
雲かわいい。


3連休の真ん中なので人いないかな~って思ったけど。
たくさんいました。
みんなどこ行くのかしら。
うらやましす。


2階建て。
まわりの飛行機より大きかった~

どこか行きたいな~



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名物刀剣 宝物の日本刀

2011-09-16 21:30:00 | 美術
見てきました

根津美術館

会期は2011年8月27日から2011年9月25日。

信長が、
秀吉が、
家康が、愛した名刀。

このキャッチコピー惹かれる。

さて。
今回は刀です。
あんまり見たことないかな。
「正宗」ぐらいは知っているけど。
トーハクの総合展で見るぐらいで。
で、海外の方が楽しそうに写真撮ってるって印象しかないのですが。

日本刀は「武士の魂」
刀剣は武士にとって最も大切な道具でした。
織田信長・豊臣秀吉・徳川家康らも「名物刀剣」を手中に収めることに意を尽くします。
今回は約50展。
内、国宝9件、重要文化財22件、重要美術品は3件とかなり豪華。
個人蔵も多くて。
国宝がある家ってどんな家なんでしょう……。
鉄製だから錆びること考えると管理が難しいだろうなー、とか考えて見てました(笑)

「太刀 銘 三条」
国宝です。
もう美しい以外のなにものでもない。
「短刀 銘 左/築州住」
こちらも国宝。
秀吉が持っていたそうで。
もうねー。
刀って美しいのね。
刃の輝き、スタイリッシュなシルエット。
こうゆうの見せられたら人が刀剣にはまるの分かるよ。

個人的には
「短刀 銘 吉光」
「短刀 銘 貞宗」
あたりが。
細身でスタイリッシュで持ち歩くなら(!?)こんな感じがいい
(現代社会では銃刀法違反です)
かっこいい。

展示の仕方もかっこよかった。
透明な台に置かれて、光の当たり方もドラマチック。
美しさが存分に堪能できる。

刀に興味、あまりなかったんだけど。
あんなにも芸術的で美しいものとは……。
かなりおすすめです



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国宝 源氏物語絵巻に挑む -東京藝術大学現状模写-

2011-09-15 21:30:00 | 美術
見てきました

東京藝術大学大学美術館

会期は2011年9月9日から2011年9月25日。

東京藝術大学では横山大観が在学時より絵画技術習得の一環として古典研究模写をしているそうです。
って、大観在学時……
なんか色々すごい。
その古典研究模写ですが現在も続いていて。
平成15年からは正規カリキュラムとして7年間にわたって国宝「源氏物語絵巻」の現状模写に取り組んできたそうです。
修了制作の一環として修士課程在席の大学院生ほか、画家として活躍する卒業生を含む56人が参加。
作品は東京藝術大学、徳川美術館、五島美術館にそれぞれ収蔵されました。

今回は「源氏物語絵巻」現状模写の全てを一挙公開する初めての機会。
さらにさらに。
徳川美術館所蔵の国宝「源氏物語絵巻」のうち「柏木(一)」「宿木(三)」の全場面が特別公開!!
これ、例年一場面のみの公開に限定しているものなんです。
一度に見れちゃうなんて。
もう、これが見たくて見たくて。

あ。
気になることが。
「現状模写」って何ぞや。
作品の現在の状況を目に見えるとおりに写すことを目的としてるそうな。
「現状模写」の手法には、定められたものはなく、制作者の創意工夫で表現をし、色彩を選ぶ……
そうです。
「現状」だから剥げちゃったりしたところまで忠実に模写されています。
国宝目当てで行ったけど、思ったより模写が凄くて。
「どちらが国宝でしょう」
って並べられたら答える自信が……。

実際に使われた道具や手法も紹介されていて。
なかなか興味深い展示でした。



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気がつくと、彼からのメールを。

2011-09-14 22:30:00 | 日常
うんうん、
つい何度も見ちゃうよね。



「やさしさが減りました。なぜですか。」

(´;ω;`)

こっちが聞きたい。

あの頃は優しかったのに、って見返しちゃうよね。
優しいメールが懐かしいよね。
なんだろ、この刺さる感じ。

「真価が問われるお年頃」で落とされて。
「復活LOVE」でちょっと上がって。
「最近、優しさが減っている」で突き放された。

はぁぁぁぁぁ~。
もうダメ……。



"まさかとは思いますが、この「彼氏」とは、あなたの想像上の存在にすぎないのではないでしょうか"

そうだった。
私にはそもそも彼氏がいなかった(笑)
メールくれる人がいないのに見返すも何もないわ。

ま、想像でね。
多分、マンネリなんだろうね。
ちょっと飽きてきてるのかもよ、優しさ減ってるって。

うん。

このチョコ、量考えると\84って高いわ~。
ま、どっちかっていうとチョコがおまけだしね。


明日は普通に美術館の話。



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ネイル

2011-09-14 21:30:00 | ネイル
変えました。

落ち着いたかんじに。
前回、石いっぱいのせたし。
ラメラメさせたし。
色も濃かったし。

20日は展示会の受付なのです。
あ、受付って名前だけど実際は頂いた名刺をひたすらパソコンに打ち込むという作業。
笑ってパンフレットを渡す仕事ではないのです……。
渡すこともするけどさ。

4年に1度の国際展。
展示会自体は16日(金)から。
今日から海外事業所の営業さんも来ていて。
社内はにぎやかです。
各地域の情報交換したり、工場見学行ったりとするようです。
海外の取引先も展示会には来るらしい……。

なので。
人受けのいいかんじにしようかと。
パンフレット渡すときに手元目立つし。
パソコン使っても見えるだろうから。
シンプルでピンクとか使ったらとりあえずOKかな、と。

ピンクのフレンチにゴールドのライン
ポイントでストーン。
「恋愛運上がりそうだね~」とはネイリストさんの意見
うん。
上がったらいいね。
本当にね。
ネイルで上がるならずっとピンクにするよ。
今、下がってるからもう上がるしかないよね。
多分一番下だと思うよ。
なんか迷走中。

いつ「復活LOVE」なんだよ。

シンプルすぎて物足りないな。



ランキングも上がったらいいな
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明代陶磁の魅力

2011-09-13 21:30:00 | 美術
見てきました

畠山記念館

会期は2011年7月30日から2011年9月19日。

いつも白金台駅から歩いているのですが。
暑い~
まだまだ暑い。
徒歩10分弱はけっこうな距離だよ。

住宅街を抜け。
畠山記念館は木々が涼しそうです。
ってセミの鳴き声で暑苦しい

今回は陶器。
最近、陶器とかガラス多いな。
今回は中国の焼き物のなかでも華やかな明代陶磁です。
茶人に好まれた茶の湯の器から壷や瓶などの鑑賞陶磁まで、景徳鎮中心です。

明代・景徳鎮といえば先日、出光美術館でも見ていますが。

チラシにも使われている「五彩魚藻文壺」
色鮮やかで華やか。
また重文「染付龍濤文天球瓶」は景徳鎮官窯の名品だけあってシルエットも色も美しい。

絵も土佐光起筆「鶉図」や狩野養信筆「瀑布図」あたりがすごくよかった。
特に瀑布図。

こじんまりとしていますが落ち着いていいもの見れました。

もうすぐ紅葉するのかな
そしたらまた来なくちゃ。



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あこがれのヴェネチアン・グラス -時を超え、海を越えて

2011-09-12 21:30:00 | 美術
見てきました

サントリー美術館

会期は2011年8月10日から2011年10月10日。

開館50周年記念展の第3弾!!
第1弾第2弾行ったら招待券を頂いたのでそれを使ってみてきました。
美術館代が馬鹿にならないのでこうゆう企画は嬉しい

サントリーといえば美しいガラスの所蔵で知られていますが。
和ガラスのイメージがあったので。
ヴェネチアン・グラスは意外。
"あこがれの"とありますが、私にとってもあこがれです。
イタリア、ヴェネチア行ったときに欲しくて欲しくて。
あの深い色と細工に惚れ惚れ。
母親と「いいよね、いいよね」て見てたけど。
高額なことと割れ物を持って帰る恐怖に怯え買うことはありませんでした。
う~。
欲しい。

さて。
繊細で優雅なヴェネチアン・グラス。
東京都庭園美術館で開催中の「皇帝の愛したガラス」展でも見ましたが。
その芸術性は1450年頃に開発された無色透明のガラス「クリスタッロ」の誕生と、都市経済の繁栄を背景にあります。
古代ローマ時代のローマン・グラスの発明にその起源を発するともいわれていますが。

1921年にはヴェネチア共和国の保護政策、
「ガラス製造業者および工人・助手、家族等のすべてをムラノ島に移住させ、島外に脱出する者には死罪を課す」
こんなのが発令されます。
島外に逃げる者は厳しく罰し功績を挙げたものには手厚い褒章を与えるというもの。
元々原材料や燃料を自国で産出できない土地柄であったため、ヴェネチアン・グラスの技術が原材料の豊富な国々に漏れ、コピー製品が作られることを恐れたための政策とのこと。
いや、恐いがな(οдО;)
保護対象はガラス製造の工程であって、職人ではないんですね。
ただ狭い島の中に工房が密集したため、技術の向上から様々な名品が生まれます。

でも、逃げ出す人はやっぱりいたようで。
各地に散らばり技術を伝え、他の地方でヴェネチア様式のグラスが作られることに。

今回の展示では最盛期ともいわれるルネサンス期の作品から、影響を受けたヨーロッパや日本のガラス、さらには現代グラス・アートまで約150点が見れちゃいます。

「クラウンステム・ゴブレット」
階段降りてすぐのところにあったんだけど。
私の中のNO.1です。
もう一目見て惹かれ。
どこから見ても素敵でした。

現代アートもおもしろかった
「こ、これもヴェネチアングラスでいいの!??」
な作品もありましたが。
ガラスの可能性を感じる作品ばかり。
デイル・チフーリ「海の形」
すごく好き
幻想的で波や貝を連想させる柔らかな曲線。
美しい。
江波冨士子「雨のち虹」
こうゆうのも好きなんだよ~
この作家を知れたってことが嬉しい。

今回、構成も素晴らしかった~って思います。
見せ方が美しい!!
幻想的でライトの当たり方もキレイ
細かい細工もキラキラと輝いて見えます。
「ダイヤモンドポイント彫り脚付鉢」
なんかは写る影まで美しくて。
ガラスのアートな面が全面に出ていてよくあるガラス展示とは一味違った感じです。
作品も美しいけどそれがより映える、ってかんじでした。
最高です。



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