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国宝 源氏物語絵巻に挑む -東京藝術大学現状模写-

2011-09-15 21:30:00 | 美術
見てきました

東京藝術大学大学美術館

会期は2011年9月9日から2011年9月25日。

東京藝術大学では横山大観が在学時より絵画技術習得の一環として古典研究模写をしているそうです。
って、大観在学時……
なんか色々すごい。
その古典研究模写ですが現在も続いていて。
平成15年からは正規カリキュラムとして7年間にわたって国宝「源氏物語絵巻」の現状模写に取り組んできたそうです。
修了制作の一環として修士課程在席の大学院生ほか、画家として活躍する卒業生を含む56人が参加。
作品は東京藝術大学、徳川美術館、五島美術館にそれぞれ収蔵されました。

今回は「源氏物語絵巻」現状模写の全てを一挙公開する初めての機会。
さらにさらに。
徳川美術館所蔵の国宝「源氏物語絵巻」のうち「柏木(一)」「宿木(三)」の全場面が特別公開!!
これ、例年一場面のみの公開に限定しているものなんです。
一度に見れちゃうなんて。
もう、これが見たくて見たくて。

あ。
気になることが。
「現状模写」って何ぞや。
作品の現在の状況を目に見えるとおりに写すことを目的としてるそうな。
「現状模写」の手法には、定められたものはなく、制作者の創意工夫で表現をし、色彩を選ぶ……
そうです。
「現状」だから剥げちゃったりしたところまで忠実に模写されています。
国宝目当てで行ったけど、思ったより模写が凄くて。
「どちらが国宝でしょう」
って並べられたら答える自信が……。

実際に使われた道具や手法も紹介されていて。
なかなか興味深い展示でした。



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