RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

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美術館行くの大好き。
買い物も大好き。
休日に全力で生きるOLの日記(笑)

奈良美智:君や僕にちょっと似ている

2012-09-18 21:30:00 | 美術
見てきました

横浜美術館

会期は2012年7月14日から2012年9月23日。

奈良さんといえば、日本を代表する現代アーティスト。
最近では24時間テレビのチャリティーTシャツのデザインを嵐の大野くんと手掛けてましたねー。
24時間テレビ、見てないけど。
目付きの悪い幼女(笑)で有名です。
「あ、見たことある!!」
な人がほとんどだと思う
そんな奈良さんの大規模個展が横浜美術館で開催ってことで会期末も近い休日、行ってきました

まずは入ってすぐに大きな作品が。


「White Ghost」
これを眺めつつチケット売り場へ……
って何!??
行列ができてる!??
横浜美術館で初めて並びました(笑)
まぁ10分弱ぐらいでしたが。
奈良さんの人気っぷりを展示前から実感したところで、早速展示室へ。

最初の展示はブロンズ像。
初挑戦、だそうです。
「真夜中の巡礼者」
私、これが一番好き
フィギュアが発売とかになったら買う!!
そして飾る!!
彫刻のためのエスキースなども展示されていました。

そうそう、今回の作品はほぼ今回の展示のために準備されたものとか。
というのも、3.11の東日本大震災をきっかけに一度リセット。
新たな作品作りへ、、ということですが、実際には描けない日々が続いたとか。
そこから生まれたのが上記のブロンズ像たち。
「もはや自分が作るものは、自分の自画像ではなく、自分や誰かの子どもや友達だと感じる。オーディエンスのもの、欲を言えば美術の歴史の中に残っていくものになっていくと思っている。自分の肉体が滅んでも、人類が存在する限りは残っていくもの。」
まさにそんな渾身の作品。
ブロンズ像には奈良さん自身の指のあとがくっきりと。
「自分の肉体が滅んでも、人類が存在する限りは残っていくもの」
こうゆうものを作れるって素晴らしいしうらやましい。

展示はその後はドローイングなど。
カンヴァスだけではなく、板に描かれたものも。
スタジオ展示もあり、見ていて楽しい。
今回の展示、見終わったあとに「疲れた~」って感じのしない展示でした。
(熱心に見なかったから、とかではなくて。)
もっともっと見たかったな~、と思える展示。
そこまで熱心なファンではないけれど、これは見てよかったと後々まで思えそうな展示です。

今回、常設にもたくさんの作品が出ていました。
常設は撮影可能。
過去の作品がズラリ、です。

「リトル・プリンス」
1988年のものです。
年代的に大学院終了後すぐの作品。
なんだか今とかなり違って、、意外。
そうそう、略歴を見ていたら、「櫃田伸也に師事」と。
えぇ~!!画風だいぶ違うや~ん、と思って家で調べたら、奈良さんのブログに「櫃田せんせい」という記事が。
読んでいてなんだか温かくなる話でした。
すごく素敵な関係が窺えました。
で、損保ジャパンに見に行った話がありまして。。
私も見に行ったよ!!!(笑)


「ランプ・フラワー・ガール」


「パンドラの箱」

うん、こういう作品がまさにイメージしている奈良作品。
今回の作品はそれよりもちょっと大人になったイメージです。
温かいまなざしをするようになったというか。
細い目で狭い世界だけを見ているのではなく、大きな目で広く見ようとしているようなイメージ。

注目はこちらの作品。

「ジュリアン」
今回の個展に展示されているどの新作よりも最近に描かれたもの、、
ってことです。
最新作、なのです。
「常設だからさらっと見て帰るかー。」
なんてことをしていたら見逃すかもしれません。

外にも作品が!!




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