かづさふるさと紀行

ふるさと「加津佐」の今をあなたに。

青空と冷たい寒気に戸惑うー南島原・加津佐

2015年03月10日 | 日記



今日は、3月10日 火曜日 天候は晴れ。
数日前からの春めいた天気とは、打って変わって、冬に逆戻りしたかのような
冷たさを感じる一日になりました。冷たい風に、体温が奪われていくような感覚
を覚えます。

冷たさとは裏腹に、空には青空が広がっています。天候が一定しないのは、冬
から春へと向かう気象変化でしょうか。テレビからは、全国的に荒天気の画面が
放映されています。加津佐も、少しだけ、春が遠のいた今日の冷たさです。

昨日は、「長崎のキリスト教伝統と未来」をテーマとした長崎県と上智大学連携
シンポジウムに参加してきました。4人の専門研究家の先生から、個別発表
がありました。
    1、九州キリシタン全般から見た長崎の位置について
        川村信三(上智大学キリシタン文庫所長・文学部史学科教授)
    2、キリシタンの復興時の長崎:信徒発見150年
        レンゾ・デ・ルカ(日本二十六聖人記念館館長)
    3、世界遺産「長崎の教会群」について
        柿森和年(阿古木隠れキリシタンの里)
    4、サンタ・マリアのご像はどこ?
        片岡瑠美子(長崎純心大学 学長)

紙の資料ではなくて、パワーポイントを使用しての説明でしたが、断片的なことは
わかるのですが、知識として理解できたかというと、心もとないものでした。
それでも、興味を持って参加しただけに、学びの知的な興奮を覚えましたよ。

 

講義を受けた後、世界遺産推薦記念特別展「聖母が見守った奇跡」が開催されて
いる長崎歴史文化博物館へと足を運びました。貴重なキリシタン関係資料の展示
を前にすると、数時間前に講義を受けた内容の意味が、理解できました。

           

展示内容も「長崎とキリスト教をつないだ人物と歴史をたどる」「弾圧から信徒
発見へ」「長崎県内各地の特色ある信仰のかたち」と分けて展示してあり、内容
文も、わかりやすく紹介されています。

今日も、ポールを使ってのウォーキング。冷たい風が吹く中、早足で歩きだすと、
体がポカポカと温まってきます。国道の歩道からは、水月橋のバス停の向こうに
前浜と女島が見えています。上の写真がそうです。

               

加津佐の春は、すこし足踏み状態になりましたが、気長に春を待つとしましょうか。