かづさふるさと紀行

ふるさと「加津佐」の今をあなたに。

南島原・田んぼと石橋の原風景

2011年08月31日 | 日記

                                                         

今日は、8月31日  水曜日 天候は晴れ。
8月も今日で終わりと思いきや、真夏日のような天気。暑い、暑い! 部屋の中にいても、汗が噴き出してきます。
 時刻は、午後1時半。南島原市北有馬町の「面無橋」に来ています。島原半島の中でも、「石橋」が一番多く点在
している町です。
  中でも、この「面無橋」は、自然石のアーチ橋としては、日本でも、ここ1基しかないと、説明版には書かれて
有ります。見た目は、自然石だけで、すぐに壊れそうな印象を受けますが、江戸期に構築されてから、今まで
当時の姿をそのまま保っています。大雨が降れば、すぐに流されそうな橋に見えますが、先人の石工の知恵と技術が
この橋には施されているんでしょうね。その工夫が「せき落し」と言って、水が早く流れる工法がとられているとか。
 橋に立って、辺りを見回すと、青々とした田んぼが広がっています。昔の人も、この橋の上を行来していたんでしょうね。
決して裕福とは言えない生活の中で、朝早く起きて、この橋を通り、暗くなるまで田んぼで農作業に精を出し、疲れた体で
またこの橋を通って家路につかれていたのが目に浮かぶようです。
  その当時は大家族、どんな生活が営まれていたんでしょうか。父親を筆頭にして、家訓めいたものが家々にあって
それで秩序がたもたれていたのかも知れませんね。それと同時に家族社会の絆が深かったのでしょう。耐えることも
子どもたちには、しつけられていたのでしょう。
  何だか、風景の「原風景」が家族の「原風景」になってしまったみたいです。
帰ろうとしたら、赤トンボが、かなり飛んでいました。秋の涼しさまで、しばらく我慢、我慢。


              

                      今日、8月31日 午後1時頃の前浜海水浴場です。
                 海水浴客の姿が数人見えます。