村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

122.意識して「身も心も暮らしもいつも空っぽにすること」の勧め

2007-11-15 08:11:13 | 人生
現代は、金・物・贅沢・便利・名誉・・・を求める時代です。そういう時代に生きていると常にそういうものを盛り沢山求める暮らしが身体に染み付いてしまいます。こういうことが個人だけでなく国家や地球の問題の根源にあるようです。
 ①部屋が物で一杯になっている
 ②あーしたい・こーしたい頭の中が、沢山の欲・得で詰まっている
 ③便秘して、おなかに沢山糞が詰まっている
 ④肺の空気を出し切れずに悪い空気がいつも肺に残っている
 ⑤小ぽけな、悪い知恵が沢山頭に詰まっている
 ⑥金や贅沢な家や家具や電気製品を沢山持っている
 ⑦朝から夜遅くまで仕事して、いつも仕事のことが頭から離れない
 ⑧食べ過ぎて肥満になっている
 ⑨既成概念で凝り固まっている
 ⑩得体の知れない小ぽっけな友達と日々まみれている
 ⑪自慢・自信・エゴ・自意識を持ち過ぎる
 ⑫便利過ぎる
 ⑬豊か過ぎる
 ⑭ドタバタし過ぎる
 ⑮恥じの意識が強すぎる
 ⑯他人を異常に怖がる、避ける
 ⑰物事をあまりに複雑にしてしまう
 ⑱化粧・衣服・装飾品・・・自分を飾り過ぎる
 ⑲他人に対して、既成観念を持って相対する
 ⑳次々に不平・不満を抱く、口にする
以上のように、タンスの引き出しに衣服が沢山入っていて、もう入らないような状況が、まだまだ沢山あります。
空の反対は有又は満又は色・・・ですが、我々は日常有・色・満・・・を求めていますが、空(空っぽ)を求めることを忘れているのです。
タンスの引き出しの例のように、新しいものが入り込む余地がなくなっているのです。
空(空っぽ)というものを追求することは、欲張りな人間が最も苦手とすることです。その浅ましき考えや行動が、「糞を身体に・ごみを家に溜め込む」ような愚かしいことを平気でやってしまうことになるのです。

ひたすら沢山のもので満たそうとする又は知らぬ間に満たしてしまうと、次のような結果をもたらすことになるのです。
 ①腐敗
 ②悪化
 ③停滞
 ④病気
 ⑤失敗
 ⑥損害
 ⑦悩み
 ⑧無駄
 ⑨面倒
 ⑩矛盾
 ⑪争い
 ⑫苦痛
しかし、あさましき人間にも救いがあるすれば、そういう行為によって自分の生き方や暮らし方を大いに悔い・改めようという叡智を持っているということです。ですから徹底的に欲張りで失敗や苦痛を味わうほうが案外早道かもしれません。人間の浅ましい行いも、そういう意味では空や仏性に気づく方便なのかもしれません。
例えば、家の中が片付かず掃除もされず、物で溢れており、どこに何があるかわからない状況に暮らして、失敗や多くの悪い状況を体験してみることで、そういうことの愚かさに気づくのであれば、それも神仏の導きになるのです。

呼吸では吸うことより吐く方が大事だと言います。しかし多くの人は、ひたすら吸っていて、吐き出そうとはしていません。そうすると肺に汚い空気が残り肺が心臓にきれいな酸素を供給できず、肺も心臓も血管も弱り病気になるのだそうです。
食べ過ぎて便秘する人が多いのですが、食べることより大事なことは、汗・尿・大便を毎日、定期的にきちんと出すことです。最近は汗をかかない人や便秘の人が増えていますが、病気の元になるのです。
どんどん衣服や物を買って捨てることをしませんから部屋は使わないガラクタでいっぱいになってしまうのです。心も同様で、心も無用なもの・害なもので溢れているのです。
出す・出す・出す⇒空っぽにしておく
身体も・心も・暮らしも空っぽにすることを心掛けましょう。
[空」などというと、いかにも難しいように思えますが、要するに最初は意識して「空っぽ」にしてみることです。空っぽにすることでその効果をしっかり知ることです。そうすると自由で・明るく・何でも受け入れられる広い心と身体になってきます。
村上和隆の人生

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