村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

第13号 村上和隆の経営塾「一言」    生産や仕事のないこの時期に企業がやっておくべきこと

2009-03-14 10:04:55 | 経営管理
関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表村上和隆:(台東区立育英小学校⇒台東中学校⇒都立白鴎高校⇒東工大⇒大阪松下電器⇒京都エンゼル工業⇒ローム⇒テクノ経営⇒関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表)
※お知らせ:今後3~11月は滋賀県高島市の滋賀支所に常駐していますので掲載が減りますご容赦下さい
滋賀支所
12~3月は京都市伏見の本部事務所に常駐しています

13、

仕事が忙しい時に、会社の人が言うことは、「忙しくてとてもそんなことできません」ですね。

それだったら暇になったら、さぞかし凄くやるかというと、庵に相違して、暇だから会社も仕事も休みにしてしまうのです。
「暇な時こそ、たまには身体も頭も休養しよう」なんてことになってしまうものです。
せっかく神様がくれた貴重な暇なんです。
「暇な時こそ普段の2倍働け・3倍働け・10倍働け」ですよ
働くというのは身体を使うことだけでなく、頭を使うことも働くことの大事なことですが、暇な時こそ大いに頭を使うべきなんですよ。ところで頭は錆びていませんか?皆で、まず油さして温めて動くようにしてみて下さい。

昨年のサブプライムローン問題はある意味困ったことではありますが、見方を変えると”大変革のチャンス”ですね。

大事なことは、会社を休みなんかにせず、2~3日会社に缶詰になって、どう変革すべきかを本人や会社が真剣に議論し、明確にするかどうかです。

多分忙しい時に、いろいろと困った問題が山積しているはずなんです。
今後日本は、輸出依存が難しくなる・高齢化で国内消費は減退の一歩・人件費は相対的に高いまま・環境対応の要求・材料費や電力の値上がり・輸送コストの上昇・質の良い社員が採用できない…・等々

企業は今こそ、新製品や新サービスの開発が急務ですし、大幅な固定費削減も急務なんです、また品質の飛躍的な向上も緊急に完璧にやっておく必要があるのです。
今年は新しい変革をする会社は結果良し、従来からの消極的な姿勢のままの会社は結果悪しと更なる二極化が更に進むのは必至です。
貴方の会社が更なる二極化のどちらに入るのかが、ここ1年の会社の努力の如何にかかっていると言っても過言ではないのです。

  ①教育・訓練・勉強・資格取得
  ②機械の点検整備・改造・設備開発
  ③工場のレイアウト変更
  ④不要物の処分(半減目標)5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)
  ⑤企業情報の収集・分析のシステム化
  ⑥新製品・新技術開発
  ⑦新サービスの開発
  ⑧社内社外の輸送・梱包の改善
  ⑨業務改善・情報システムの見直し
  ⑩徹底したムダトリ
  ⑪有能な人材の採用
  ⑫社員の個別面談・社員の状況把握問題点及び改善点の明確化
  ⑬その他会社に必要なこと

まずそのために社長や幹部が幹部とスタッフ全員をひきつれて現場や全部門を細かく点検し問題をどんどん見つけだし手当たり次第改善していくことです
「ピンチはチャンス」なんです

  ①大きく変化できる
  ②苦しいときには変革せざるを得ない
  ③思いきれる
  ④真剣に考え直す
  ⑤一から出直せる
  ⑥意識改革しやすい
  ⑦社会全体がピンチの場合は勝ち組になれば得るものは大きい
  ⑧普段はできないことが出来る環境になることがある
  ⑨各自の真の実力が発揮できる
  ⑩手当たり次第ぶち壊せる
  ⑪社員の意欲を向上できる
  ⑫不要なものを一掃できる

私にも幾つかピンチの経験がありますが、ピンチを何度か体験していない人や会社の場合、へこたれてしまうことが多いのです
意外なことですが、ピンチの時に冷静に前向きな対処を着実かつ大胆に実施するという意識が無い人や会社が多いですね。平和ボケなんですね。

しかしへこたれてしまえば、ピンチは大ピンチか致命的なピンチになってしまうだけなんです
どんなときでも、良い時も悪い時も真剣勝負の会社や人が勝利を収めるのです。「やれ弱者だの、格差がどうの」と言っている場合じゃありません。
大事なことは、社長や取締役が率先して、改革を主導し、ピンチをむしろ非常に前向きに認識すること、社員にもそういう認識を植え付け発奮させることです

 ・ピンチの場合のほうがむしろ積極的になる
 ・ピンチを避けようとしない
 ・ピンチのときにこそじっくり腰を据えてチャレンジする

会社でも個人でも、自らをピンチに追い込む又はピンチが来ても動じないどころかむしろ「さあ来い」みたいな意気込みが大事です。
ピンチをピンチと認識していない人や会社、更にそれが「最大のチャンス」と認識しないで手をこまねいているだけですと、”ピンチはピンチ”でしかありません。

私の体験でも松下電器でもエンゼル工業でもロームでも最後ロームを止めたときでも、妻が病気になり死んだときでも、コンサルタントを自営して受注が減ったときも、ピンチでへこたれはしませんでした。

変わることを他人に要求する当の本人が全く変わらない、だから物事は良くならない
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村上和隆の会話塾
東京都浅草出身/京都市伏見住人の京都雑感と会話ブログ

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