夕闇は
路たづたづし
月待ちて
行かせわが背子
その間にも見む
万葉集709
いま、読み終わった、「たづたづし」という松本清張の短編小説の冒頭に、この歌がある。
たづたづし というのは、たどたどしくて、路が分からないということ。
日本語のなんと、やわらかくて、うつくしいことか。
わたしたちは、母国語を、もっと大切にしなければ、いかんのと
ちがうやろか。
今日は、ご先祖様が、無事かえってこられるよう
迎え火を焚く日。
じいちゃんの初盆だ。
少年は
少年とねむる
うす青き
水仙の葉の
ごとくならびて
葛原 妙子
小学6年生の、孫がわたしの背を、越したいまでも、
わたしの、横で寝ている。
水仙の葉の、清らかさと、生命力が、少年の姿と
ダブルマッチングしていて、さわやかな歌となっている。
路たづたづし
月待ちて
行かせわが背子
その間にも見む
万葉集709
いま、読み終わった、「たづたづし」という松本清張の短編小説の冒頭に、この歌がある。
たづたづし というのは、たどたどしくて、路が分からないということ。
日本語のなんと、やわらかくて、うつくしいことか。
わたしたちは、母国語を、もっと大切にしなければ、いかんのと
ちがうやろか。
今日は、ご先祖様が、無事かえってこられるよう
迎え火を焚く日。
じいちゃんの初盆だ。
少年は
少年とねむる
うす青き
水仙の葉の
ごとくならびて
葛原 妙子
小学6年生の、孫がわたしの背を、越したいまでも、
わたしの、横で寝ている。
水仙の葉の、清らかさと、生命力が、少年の姿と
ダブルマッチングしていて、さわやかな歌となっている。