おんなだって、やればできる

やってやれないことはない

路、たづたづし!

2008-08-14 00:28:15 | Weblog
夕闇は
路たづたづし
月待ちて
行かせわが背子
その間にも見む
       万葉集709
いま、読み終わった、「たづたづし」という松本清張の短編小説の冒頭に、この歌がある。
たづたづし というのは、たどたどしくて、路が分からないということ。

日本語のなんと、やわらかくて、うつくしいことか。

わたしたちは、母国語を、もっと大切にしなければ、いかんのと
ちがうやろか。

今日は、ご先祖様が、無事かえってこられるよう
迎え火を焚く日。

じいちゃんの初盆だ。

少年は
少年とねむる
うす青き
水仙の葉の
ごとくならびて
        葛原 妙子

小学6年生の、孫がわたしの背を、越したいまでも、
わたしの、横で寝ている。

水仙の葉の、清らかさと、生命力が、少年の姿と
ダブルマッチングしていて、さわやかな歌となっている。

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