そりまちまみのブログ

全国英語通訳案内士・反町真弓の日記です☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

隅田川ささーっとあるいてみた 〜2022.04

2022-04-18 | 旅行

下見のついでに隅田川ウォーク。


1693年創建の蔵前神社は、勧進大相撲の開催地の一つで、例えば、1757年からの70年間に23回開催されたのだそう。19世紀の江戸時代には、大きな石を奉納する「力持ちの技芸」を披露する神事も行われ、相撲との関係大。

また、古代落語「元犬」の舞台として、元犬の像が奉納建立されている

 
 
榧寺は浄土宗の寺院でご本尊は阿弥陀如来。1575年頃草庵として創始、1955に増上寺中興開山の観智国師が開山。江戸時代、境内にあった榧の木が寺宝を守り榧寺と呼ばれるようになった。榧の木はもとはといえば樹齢1000年の大きな榧。18世紀に火事で焼けたが、その木で作られた秋葉大権現像が震災や戦争の大火からご本尊、縁起絵巻などを守ったといわれる。今の本堂は1959年再建。三葉葵の御紋は開山の観智国師が徳川家康の葬儀を執り行ったことに関係しているのだろうか。
1922年、養母の非情な児童虐待で命を絶たれた10歳の少女、初。当時の住職が遺骨を引き取り供養したお初地蔵。
昔も今も変わらず繰り返していることが。。とてもかなしい。


 

さて、蔵前といえば玩具問屋。

江戸時代、浅草寺への参拝客向けに今戸焼の人形や木製のおもちゃを扱うお店が連なったことがはじまり。

人形の久月や、バンダイなども蔵前からはじまった。

今はバーやカフェなどもあちこちあって、なかなか魅力的。はしご酒なんかしたら、おしゃれに楽しそう。




 

ここはもともと、1724年創業玩具メーカー老舗の増田屋本社があったところ。

実物の10倍の大きさという3mの巨大(ブリキ)ロボットはマイティ8。

1950年代には海外へも輸出。昭和な感じが自分にはなつかしい!

どんどんオシャレに変身している蔵前の、昔と今を結びつけている気がする。


 

厩橋際公衆トイレ。1991年といえばバブル時代、橋の補修工事をしたときにこのデザインになったという。いいね


 

駒形橋からのこの景色。ザ・浅草。


そばには駒形堂。

浅草寺の御本尊、聖観世音菩薩が628年隅田川にご示現し祀られた場所。もともと草堂だったが、942年、平公雅によって、浅草寺の堂塔伽藍とともに建立。もともと川のほうを向いていた。以前には川の船着場があったので、参拝客はまずこのお堂にお詣りしてから浅草寺を参拝したという。

団体ツアーでは特に立ち寄るには遠いが、隅田川に立ち寄るならばあえて訪れたいなあ。

関東大震災などで焼けたりしており、現在のお堂は2003年に再建。


夕暮れの雷門通り。


このまま浅草寺に突入したいが、もう18:00だし、家で約束があるのでタイムオーバー。

これから、帰り道を利用して、実際のツアー行程を作成する予定。

 

ゲストの年齢や構成、行きたいところの情報も何もなく、時間もないときの下見は、押さえたいところを漠然と、さーっと回って確認するしか出来ない。

今日みたところに全く行かないかもしれないし、行くかもしれない。

なんといっても、コロナ禍で外国人旅行者の入国がNGとなり、団体ツアーは全滅し、2年前の5月に最後のプライベートツアーをして以来のお仕事。

このギャップが行程作りにはかえって新鮮で、白い紙にはじめて色をつけていくような、そんなワクワク感もあるな 

 

 
コメント
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