My Laid-back Aussie Life

オーストラリア、アデレード発のオージーライフ、家族、看護などについて~

デート@Kapunda & Tanunda

2006-11-29 13:31:16 | カントリーサイド~Kapundaにて
先週、夫の来年の勤め先のKapundaにあるPGクリニックに給料の交渉ともろもろの膨大な契約に関する書類へのサインのため、2度目のKapundaへのドライブに夫について行って来た。事務的な処理がすべて終わる頃、ちょうどお昼の時間になっていたので、Kapundaから車でほんの10分で行ける、かのBarossa Valleyのどこかでランチをとることにした。帰りには、時間の余裕があれば前から訪れてみたかったRockfordワイナリーに立ち寄る予定を入れる。



ランチは、Barossa Valleyの中心地のTanundaの真ん中を走るMurray Streetに面した、ひっそりと建っている普通の年代ものの一見民家に見えるカフェレストラン、“1918”でとることに。前からBarossa Valleyの案内を見るたびに目にしたレストランの名前だ。が、何回も往復したこの通りで、今まで見かけたことがなかった。とても控えめに建っていて、しかもちょっと敷居の高そうなレストランだ。そうそう、ここはちなみに賞をいくつも取ったレストランだとか。



この名前は何処から来たのだろう…。この通りの番地ではないし。この建物が1918年に建ったからとか?



私達のテーブルから見たレストランの中の様子。結構、アンティークっぽいわりには明るく清潔な雰囲気にしている。隅から隅まで手入れが行き届いている。外のテラスにもテーブルが設けられていて、緑の多い雰囲気のある空間が楽しめそうだ。が、暑い日だったので迷わず中でテーブルをとる。



食事の前に出てきたパン。あら引きの黒胡椒とあら塩、そしてオリーブオイルが添えられており、好みによって味付けをする。私はオリーブオイル+黒胡椒。パンがとってもフレッシュで美味しかった。何処で仕入れているんだろう?聞いておけばよかった…。ちなみに料金は別途でこれで$1.5。



レストランに行くと、癖のように眺め回してしまうワインリスト。酒屋で一般に良く売っている知名度の高い手ごろなワインより、BarossaとClare Valleyのワイナリーから誰かがこだわって選んでいるような感じがした。私が頼んだのは“Langmei”のShiraz。口当たりはドライですっきり、後味にはかなりリッチなコクとわずかな上品なスパイスが感じられる。ワインの量販店では見かけたことがないワインだ。たっぷり入ったグラスで$9.2。まぁ、たまには贅沢も…。



お待ちかねのメインディッシュ。メインを見た瞬間に私達はお互い顔を合わせて“Yappy!”と同時に言っていた。こういうときに息が合うのもなんだかおかしい。私は例によってKangarooを注文。オーストラリアらしいし、家では絶対に作らないものだから、外では色々なところで試して比べてみたい。洋梨とベーコンのスライスをローストしたものにミディアム・レアのカンガルーのフィレ、そして長ネギをからっと揚げてあるものが添えられている。カンガルーの絶妙な焼き具合といい、洋梨の濃縮された甘みとローストされたとき付いた香ばしいかおり、からっと揚げてある揚げ長ネギ(?)のアクセントといい、料理もここまで来ると芸術品だ。夫は、前日にも自分で作った中華風鴨ローストをたらふく食べたくせに、またまた鴨料理を選んでいた。とうもろこしと何かの野菜(味見してみたけど芋類だと思う)のマッシュしたものに鴨の足とフィレが乗っていて、リキュールベースのソースがかかっている。これもなかなか美味しそうだった。カンガルーは$25で鴨は$28。



Murray Street。この通りはとても落ち着いていてのどかでおしゃれな通り。だカフェ・ホテル・テイクアウトショップ・お土産や・アンティークショップ・画廊などが並んでいる。この辺には、画家や陶芸家などの芸術家が多く住んでいる。ワイナリーがすぐそばにあるせいか、風が吹いた拍子にワインの香りがフワッと流れてくる…。ああ、こんな素敵な町に一度住んでみたい…。

~~~~~~~~~~~~

というけで、私達はすっかり舌もお腹も満足し、40度近いオーブンの中を歩いているような暑さの中、見渡す限りワイン用の葡萄の木畑が続くBarossa Valleyを車でかけて帰途に着いた…。次回は時間の余裕を持って、ワイナリーをいくつか訪れてみたい。