And Li Po also died drunk

勝手に好きな音楽、映画、本を書き連ねる。

エルロック・ショルメスとウイルソン

2014-08-07 00:06:28 | 日記
推理小説を夢中で読んだのが高校生の時、小学生のときに絵の入ったルパンを全巻読んだので、
もともとそういう系統が好きだったと思う。
やはりアガサ・クリスティから始まった。2冊目でアクロイドを読んだものだから本当にたまげた。
最初にびっくりするようなの読んだから、のめり込んだというのもある。クリスティの有名どこ、エラリー・クイーン、ヴァンダイン、
ディクスン・カー、クロフツなど読んでポー、チェスタトンへと。
みんなそうだと思うのだが、何冊も読んでいくと、召使いとかふと出てくる人物など犯人でないとすぐわかるようになる。
身近にいてまったく疑われもしない人物。トリックも現実の世界とはかけ離れたものとわかると興味も薄れてくる。
今でもすごいと思うのが、作品名は出さないが、隣にいた目撃者が犯人、死体が消えたのはバラバラにして周りの人間に運び出させた、
頭と胴体が切り離されたわけは別人だったとか今でも覚えているものもある。当然犯人捜しは飽きてくるので、次が清張。
トリックではなく、動機など心理的なものを読ませるのが面白くなってきたが「点と線」の東京駅のトリックはすごかった。
でも本だとわかりづらく映画でなるほどと思った。映画で観て面白くて、本を片っ端から読んだのが高木彬光。
「白昼の死角」は厚い本だが読むのはあっという間。推理小説はほとんど手元にないが、清張と高木彬光は何冊か残してある。
アガサ・クリスティも1冊だけ買い直したのだが、なぜかというと西脇順三郎が訳していたから。それは全集には入れられないよなあ。