人形つかい

いつも失敗したと思うのが、フィギュアをオークションで落としたとき。
ミニカーとかミニチュアものが昔から好きで、懐かしいミニカーなどは落としてもじゃまにならないのだが、
たとえば昔落としたものでいくと、スタートレックのドクターマッコイ、宇宙家族ロビンソンのドクタースミス、
アポロ11号のアームストロング船長など。みんな箱入れると30センチ以上になり、邪魔くさくて仕方ない。
物置に入れておくともう二度と開くことはないだろう。
その中でこれはと今でも思うのが、フランクリン・ルーズベルトのフィギュア。車椅子つきで、ギブスも付けられている。
当時のアメリカ国民のたぶん大多数の人間はルーズベルトが下半身不随だったと知らなかったのではと思う。
自分もこれを買うまで知らなかった。車椅子姿の写真を撮られることをひどく嫌っていたので、数枚しか写真が残っていないというし、
当然ニュース映画でも立っているか座っているかしか撮らせなかったと思うので、本人を見なければ当時は知りようがない。
最長四期も大統領を務めたルーズベルトの足は動かなかったと国民が知ったのはいつなんだろう。