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ロンドンから徒然に

Stars & Stripes

2009-01-29 | 旅・イベント
 今朝午前6時過ぎにロンドンに戻ってきました。午後から早速仕事にかかったものの、“東への移動の方が辛い”時差ボケはかなり重症で、眠気と戦いながらの一日になりました。
 NYが(寒さはともかくとして)天気に恵まれた分、ロンドンでは行きも帰りも雨で、スーツケースを転がすのが大変でした。
 
 それにしても景色はやっぱり全然違いますね。でも、お互いにある意味綺麗だと思います。
 ロンドンではタウンハウスのように棟続きのビルが多いので、必然的に外観の統一性は保たれます。NYでは高さや形の違う高層ビルが建ち並ぶ分ちぐはぐになると思いきや、グレーの色の均質性のせいか、思ったよりも見た目のバランスが取れているように思います。
 
 外観の差を挙げていくときりがないのでしょうが、思い当たる風景の違いは国旗の多さ。日本だと祝日か何かと勘違いするくらいあちこちで見かけます。
 この星条旗Stars & Stripes、赤と白の横縞が独立当時の13の入植地を表し、白い星は州の数を表すというのはよく知られている話ですが、では星が今のデザインの数(50州)になったのはいつだか分かりますか?




 これはハワイが州に昇格した1960年のことです。
 そしてその翌年にそのハワイ州で生まれたバラク・オバマが今年アメリカ合衆国の大統領になりました。ずっと国旗を統一の象徴に掲げてきた、様々な民族のるつぼであるアメリカが、黒人を自分たちの代表として選んだわけです。
 オバマ氏が国旗のように精神の拠り所になる政治を行えるよう祈っています。