HOBNOBlog

ロンドンから徒然に

バブルな夢の跡

2009-01-24 | 旅・イベント
 NYに着きました。やはり日本からのフライトに比べると随分早く感じます。それに、昨日の時差ボケの話の続きをするなら、西へ向かう旅の方が回復しやすいらしいので(本当かな?)ロンドンからの方が東京からよりも楽かもしれません。

 空港からのタクシー越しに見える、世界貿易センターのないマンハッタンの風景に未だに違和感があります。僕にしてからがそうなので、NYに住む人たちの受けた精神的な傷はやっぱり相当大きいんだろうと思います。

 仕事のある方向へ向かうとロックフェラー・センターRockefeller Centerにぶつかりました。ここは正式にはいくつものビルの複合体なのですが、やはり有名なのは一番大きなGEビルディングでしょう。70階建てで、高さが259mもあります。
 冬には半地下のプラザがアイス・スケート・リンクとして親しまれています。何となくこれが冬のNYの風物詩のような気さえします。



 1939年に建てられた、言わば“アメリカの誇り”を三菱地所が2,200億円で買い上げたのが1989年のことです。日本のバブルの象徴みたいなものでしたが、その後の崩壊はご存じの通り。そして今はアメリカが同じような苦しみ方をしています。

 そしてアメリカが選択したのがオバマ大統領。さてこの先本当にCHANGE!が待っているかどうかはともかくとしても、少なくとも期待を持てる分だけアメリカ国民は幸せなのかもしれません。日本のこの閉塞感はどうしたら打開できるのでしょう。

 書店ではオバマのみならず夫人のミッシェルの本まで並んでいました。