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ロンドンから徒然に

オー・ラ・ラ!

2009-01-21 | 旅・イベント
 フランス語は“世界で一番美しい言語”なんて言われますが、電車やレストランで隣に座った人がお喋りだと、けっこううるさいです。
 いや、普通に喋ってくれるんだったらそんなに問題はないんですが(というより、本当に美しい言葉だと認めますが)もう息つく暇もないくらいけたたましくやられるとたまりません。というのが、“息つく暇がない”というのはあながち嘘ではなく、彼らは息を吸いながら発音してしまうのです(いや、本当ですって!)

 その時によく出る言葉が「Oh l à là !」 見た目通りに「オー・ラ・ラ!」という音になります。「おやまぁ」みたいな意味の感嘆詞なんですが、これって他の国の人も同じように感じる典型的なフランス語の言い回しなのか、イギリス人もフランス人のことを茶化す時にこの「Oh là là !」の言い回しを真似します。



 外国語を喋ろうと思ったら、その国の人に“なりきる”のが一番なんですが、そうなるとフランス語を喋るためには、この「Oh là là !」が出てくるようにならなければなりません(笑)
 で、今回の旅での僕の「Oh là là !」はホテルで起きました。

 こちらに着いた初日、ホテルにチェック・インしてすぐに仕事に出かけたので帰ってきたのは遅くなりました。早速その日打ち合わせをしたところのホームページを調べたり、メールを出しておこうとパソコンを立ち上げました。ところがどうしてもネットに接続できません。「Oh là là !」です。
 フロントに尋ねたら、部屋によって無線の届き方が異なるらしく、ロビーまで持っておりたら通じるのです。それでは困るとクレームを付けたら、予約したものより広くて綺麗な最上階の部屋に代えてくれました。まぁ、こんな嬉しい驚きには「Oh là là !」は使わないのでしょう。

 ところが、やっと通じたネットで一仕事した後、別の難点に気付きました。シャワーを浴びようとバスルームに入ると、窓の向こうから別荘らしき部屋の人間の姿が見えるのです。ということは、裸になっているこちらの姿は向こうから丸見え?
 翌朝再度確認すると、向かいにある別荘だけでなく、小学校のグラウンドからこちらが丸見えなのです。まさしく「Oh là là !」の極地でした。



 どうやってしのいだか?秘密です(笑)