旅行であちこちに行っていると、どこがお薦めですかとよく訊かれます。別に旅行に限ったことではないですが、こういった質問は本当に相手のことをよく知らないと答えられないものですよね。無難な場所にしておく手はありますが、多分満足度も無難なところで終わってしまうでしょう。
その意味で(外してしまうと大変ですが)案外ハマる人は病み付きになりそうなのがインドです。
着いた時から漂うカレーの臭い、むせ返るほどの湿度、原色のサリー、車が止まる度に取り囲まれる物乞い...etc. きっと生理的に受け入れられない人はホテルから外に出ることさえイヤでしょうし、あのエネルギーに魅せられた人はリピーターになってしまうのでしょう。
ということで、インド行きは誰にでも薦めるというわけにはいかないかもしれませんが、インドをテーマにしたこの映画なら、多分誰もが素晴らしいと思ってくれるでしょう。
アメリカでは既に大ヒットし、様々な映画賞の候補にも名を連ねている『スラムドッグ・ミリオネア Slumdog Millionaire』が今日イギリスで封切られました。
本職は外交官だというインド人の作家(名前は忘れました)が書いた『Q &A』という小説が原作なのですが、この本は日本でも『僕と1ルピーの神様』という邦題で出版されています。これがまた非常に面白い!読み始めるときっと止まらなくなります。
それほどの原作を『トレインスポッティングTrainspotting』のイギリス人監督ダニー・ボイルDanny Boyleが手がけたのですから、弥が上にも興味を惹かれます。
例によって、日本でまだ上映されていない映画の話なのでストーリーは書きませんが、ムンバイのスラム街出身の子供達のサクセス・ストーリーです。もっと言ってしまえば、かつてハリウッド映画が得意としたはずの“おとぎ話”であり、“ラヴ・ストーリー”です。しかし、インドの抱える諸問題(貧困、宗教対立、人身売買、etc.)がきちんと盛り込まれ、それでもなお、暗く落ち込むことなくエネルギーに満ちあふれているところが凄い!
原作よりは大分話が省略されていますが、あの躍動感のためにはむしろ成功したシナリオでしょう。“ボリウッド映画”を遊んだラストも心憎い演出です(エンディングでは席を立たないで下さい)
テロで暗い話題ばかりを発信した昨年のムンバイですが、今年はこの映画が明るい話題を提供してくれればいいですね。
その意味で(外してしまうと大変ですが)案外ハマる人は病み付きになりそうなのがインドです。
着いた時から漂うカレーの臭い、むせ返るほどの湿度、原色のサリー、車が止まる度に取り囲まれる物乞い...etc. きっと生理的に受け入れられない人はホテルから外に出ることさえイヤでしょうし、あのエネルギーに魅せられた人はリピーターになってしまうのでしょう。
ということで、インド行きは誰にでも薦めるというわけにはいかないかもしれませんが、インドをテーマにしたこの映画なら、多分誰もが素晴らしいと思ってくれるでしょう。
アメリカでは既に大ヒットし、様々な映画賞の候補にも名を連ねている『スラムドッグ・ミリオネア Slumdog Millionaire』が今日イギリスで封切られました。
本職は外交官だというインド人の作家(名前は忘れました)が書いた『Q &A』という小説が原作なのですが、この本は日本でも『僕と1ルピーの神様』という邦題で出版されています。これがまた非常に面白い!読み始めるときっと止まらなくなります。
それほどの原作を『トレインスポッティングTrainspotting』のイギリス人監督ダニー・ボイルDanny Boyleが手がけたのですから、弥が上にも興味を惹かれます。
例によって、日本でまだ上映されていない映画の話なのでストーリーは書きませんが、ムンバイのスラム街出身の子供達のサクセス・ストーリーです。もっと言ってしまえば、かつてハリウッド映画が得意としたはずの“おとぎ話”であり、“ラヴ・ストーリー”です。しかし、インドの抱える諸問題(貧困、宗教対立、人身売買、etc.)がきちんと盛り込まれ、それでもなお、暗く落ち込むことなくエネルギーに満ちあふれているところが凄い!
原作よりは大分話が省略されていますが、あの躍動感のためにはむしろ成功したシナリオでしょう。“ボリウッド映画”を遊んだラストも心憎い演出です(エンディングでは席を立たないで下さい)
テロで暗い話題ばかりを発信した昨年のムンバイですが、今年はこの映画が明るい話題を提供してくれればいいですね。