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ロンドンから徒然に

旧市街散策

2009-01-22 | 旅・イベント
 出張最終日です。最後のアポイントを終えてから夕方の飛行機の時間を確認すると、前後差し引きして2時間くらいの余裕がありそうです。実はまだ昼食も取っていなかったのですが、久々に晴れて南仏らしい陽の光の中、食事で店に籠もるのももったいないので、どこか近場の町に行こうと一番早く出るバスに飛び乗りました。
 というのも、この時期はあまり本数もなく1時間に1本(これでもまだ良い方かな)なんて地域も珍しくないので、目的の町行きを待っていたら2時間なんてすぐに過ぎてしまうからです。

 で、行き先は香水の町グラースGrasseに。ところが30分くらいかと思ったバスが45分かかってしまい、逆算すると現地で30分くらいしか余裕がありません。香水工場か博物館でも見学しようかと思いましたが、そんな時間はあるはずもなく、サンドイッチ片手にあてもなく町をぶらつくことにしました。



 南仏にはどの町にも“旧市街”と呼ばれる一角があります。中世の趣を残したままの曲がりくねった狭い道を歩くと、よく言われるように本当に“時が止まった”感じがします。
 とは言え最近ではどの町も観光化が進み、両側共に土産物店なんて風景も珍しくありません。でもグラースの旧市街は比較的生活臭がそのまま残っていて素朴でした。ゆっくり歩いて途中出会った猫と遊んだりしていたら(僕はけっこう犬猫とは仲がいいのです<笑>)たちまち30分が経ってしまいました。



 予定通りの時間に着くはずの帰路のバスは、途中の停留所が往路よりも多い進路で、しかも乗り込んでくる人の多いこと!バスはずっと満員状態のまま予定の時間より30分も多くかかってしまいました。そのまま慌てて荷物をピックアップして空港へ。免税店を覘く暇さえなくゲートへ行ったらすぐに搭乗が始まりました。

 で、こうして今ロンドンです。やっぱり寒さの質が違います